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設計図書の見方解説

2.仕上げ表

仕上げ表は、共用部と専有部に分けて記載されるのが一般的。
ここでは専有部の見方を解説しましょう。玄関から水周りまで、居室ごとに床、壁、天井の順番になっていて、どこにどの様なものが使われるのかが分かります。

各居室で使われる床材の遮音等級、手すり下地の範囲、建材のシックハウス対策の確認をしておきましょう。まずは床から。

直床工法でフローリング仕上げなら、通常ここに軽量衝撃音の等級(LL値)が記載されています。仕上げがカーペットの場合は記載されていません。

軽量床衝撃音(LL)
椅子の移動音、物の落下音など
遮音等級 重量床衝撃音(LH)
人の走り回り、飛び跳ねなど
ほとんど聞こえない L-40 遠くから聞こえる感じ
小さく聞こえる L-45 聞こえるが気にならない
聞こえる L-50 小さく聞こえる
発生者が気になる L-55 聞こえる
かなり気になる L-60 よく聞こえる
うるさい L-65 かなり気になる
※日本建築学会の「建築物の遮音性能基準と設計指針」に基づき作成

前述のとおり、軽量衝撃音でLL45等級が一般的な数値。
玄関や廊下、トイレなどに将来用の手すり下地対策が施されているか、右側の備考欄に記載されていることが多いので、一緒にチェックしてください。
このページの下部には特記事項が記載されています。フローリングや収納キャビネット、下地で使われる合板のシックハウス対策について記載されているのです。
平成15年7月1日から等級の呼称が変わり、現在はF★★★★(フォースター)F★★★(スリースター)と呼ばれるようになりました。星の数を数字で表してF4、F3などと記載されていることも。
床下や天井裏の材料として使われるならF★★★(スリースター)でも問題ありませんが、これからのマンションは、すべてF★★★★(フォースター)の建材が使われることが常識となるでしょう。

3.断面図

意匠の図面の中にも、建物を輪切りにした「断面図」という図面があります。
ここでは、2 ボーリング調査図(または土質柱状図)での地下水位をチェックします。地面から何m掘ったところで地下水が出てきたか、憶えていますか? 断面図の1階GLからその数値にラインを引いたつもりで眺めてみます。
そのライン上には、建物のどんな施設があるでしょう? 
地下ピットと呼ばれる施設なら問題はありませんが、駐車場やトランクルーム、特に1階の住戸がある場合などは、嫌悪感を憶える人も多いもの。低層住戸を検討していて、湿気などが気になる人はきちんと確認しておきましょう。このチェックは先に説明した構造の軸組み図でも可能。ではなぜ意匠の断面図でチェックするのかというと、意匠の図面には、その空間が何の部屋なのかが記載されているため。軸組み図には梁や壁の記号はあるものの、居室のタイプや駐車場、トランクルームなどの記載がなくてわかりづらいのです。断面図は、敷地に高低差があったり、「地下室マンション」と呼ばれる斜面を切り崩して建てるマンションの場合、検討している部屋が図面上では何階になるのかが理解できる図面でもあります。断面図のチェックはこれだけで大丈夫。


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