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冬は閉めてもいい?マンションの給気口(換気口)の使い方

2014年12月18日

株式会社さくら事務所

冬は閉めてもいい?マンションの給気口(換気口)の使い方

マンション住まい方ガイド

写真:アフロ

写真:アフロ

こんにちは。さくら事務所ホームインスペクター・一級建築士の辻 優子です。

マンションのリビングや寝室の壁にある「給気口(換気口)」ですが、冬になると「隙間風が寒いから給気口を閉めている」という話をよく耳にします。(給気口は、物件により天井に取り付けられていたり、機械を通して外気を取り入れているケースもあります。)

小さいとはいえ、屋外の冷たい空気が給気口から室内にダイレクトに流入。寒さ対策で閉めたいという気持ち、よくわかります。

『給気口は閉めていいの?ダメなの?』

正確な情報を知らない方のために、ここでは、マンションの給気口の設置目的と、冬でもうまく使いこなす方法をご紹介します。

換気効率を優先するなら開けておく

写真:アフロ

写真:アフロ

新築マンションの引き渡し前に行われる「内覧会」などでは、売主不動産会社や施工会社から「給気口は台風などのとき以外は閉めないでください」と説明されることが多いもの。その理由は、平成15年7月以降、給気口が「シックハウス対策」の一環として建築基準法に基づき設置されているから。換気扇で室内の空気を排出する分、外から空気を取り入れられるように取り付けられています。

給気口を閉めれば、外から空気が取り入れられない分、機械による空気排出の効率も下がります。

給気口を閉めてはいけないの?

法律上は「常時開けておく」とされており、化学物質や湿気の排出のためにも原則として給気口は閉めないでおきたいものですが、それが短時間であれば、シックハウスをすぐに引き起こしたり、家にカビが発生するなど、生活上大きな支障が出るほどの影響は出にくいでしょう。

「ベッド脇に給気口があり、夜中に冷気を感じて寒い」というときなどは、夜中だけ一部の給気口を閉めてみても良いかもしれません。(再度開けるのをお忘れなく)

また、給気口は換気効率を良くするためのものですから、朝昼晩とこまめに窓を開けて空気を入れ替えているご家庭の場合は、十分な換気が行われ給気口の開閉は生活に影響しないこともあります。

給気口を閉めると起きうることとは

給気口を閉めてレンジフードや浴室換気扇などを使用すると、外気をなんとか補給しようと空気が引っ張られ、窓やドアに圧力がかかります。マンションの玄関ドアは防火用に鋼製(スチール製)になっていてただですら重いところ、空気の圧力でさらに力を入れて押さないとなかなか開かなくなります。

また、換気効率が低下することで、窓ガラスの結露が多くなる場合もあります。(冬でもカビが発生することがあるため、結露がひどいときは換気をおすすめします)

窓やドアが開けづらい、結露が気になるときは、給気口をしっかり開けて換気効率の向上を心掛けましょう。

給気口を開けているのに換気されていないことも

「うちは給気口を全部開けているけど、いつも窓からピューと音がする」なんていうときは、フィルターが汚れて換気効率が下がっている可能性があります。給気口のフタを外してみてください。

車の交通量が多い地域はもちろん、少ない地域でも、排気ガスや砂、ホコリなどは含まれているもの。フィルターが取り付けられている製品では、汚れでフィルターが目詰まりし、空気が通りにくくなることがあります。
BEFORE:汚れが付着して真っ黒なフィルター

BEFORE:汚れが付着して真っ黒なフィルター

AFTER:水洗いして目詰まりを改善

AFTER:水洗いして目詰まりを改善

見た目にちょっと黒くなっていたら、取扱い説明書に従って水洗いしてみましょう。乾かして再度設置すると、換気効率が向上する可能性があります。


室内の空気を入れ替えるため、基本的に給気口は常に開けておくもの。ですが、寒い時期、冷気を感じたくないときだけ一時的にフタを閉めても大きな問題は起こりにくいでしょう。

そのまま忘れて閉めっぱなしにしたり、フィルターの目詰まりを放置したりせず、給気口をうまく活用して寒い季節でも室内をしっかり換気しましょう!

株式会社さくら事務所
ホームインスペクター 辻 優子

最終更新日:2016年11月28日


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