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目黒インテリアストリートで住まいのアイデアを発見【前編】

2017年12月15日

アチュー・ワークス

目黒インテリアストリートで住まいのアイデアを発見【前編】

インテリアのコツをプロに訊く

目黒インテリアストリートで住まいのアイデアを発見【前編】

「karf」1階/味のあるディスプレイは、国内外、買い付けなどの際に少しずつ集められたもの。


インテリアのツゥな人たちが足繁く訪れるという目黒通り周辺には、約40もの小規模なインテリアショップが並び、目黒インテリアストリートとも呼ばれています。事実、これだけのインテリアショップが軒を連ねるのは、世界的にも類を見ないのだそう。その様子は、人の顔が見えるインテリアの商店街さながら。中でも個性的なショップを訪ね、住まいづくりの参考になるアイデアやコーディネイトのポイントを2回にわたって教わります。

トータルインテリアの提案をしてくれる「karf」

まず最初に伺ったのは、大鳥神社交差点からすぐの「karf(カーフ)」。時間を掛けてリノベーションした古いビルまるごとがショップとなっています。店内には、経年変化を感じられる素材をベースに、オリジナル家具、国内外からセレクトした照明、ラグ、インドアグリーンが配され、「オールドモダンスタイル」と表現されるように普遍的でありながら、どこか懐かしさを感じる独自の世界感が漂います。トータルインテリアの提案を行う「karf」では、店内のコーディネイトを実例に、リアルな住まいで活用できるインテリアアイデアについて伺います。


●素材でバランスを取るコーディネイトに挑戦

オーク材の家具をメインに、明るめの色合いでアクティブな雰囲気を醸し出すコーディネイト。そのポイントは、ずばり素材の組み合わせ。色でコーディネイトをコントロールするのではなく、素材のバランスを調整することで、穏やかなアクティブさを演出しています。具体的には、レザー(ソファ)で落ち着きを表現し、スチール(ダイニングテーブルの脚やスタンドライト)をアクセントに、ガラス(ダイニングのライト)で軽やかさを演出する…といった具合です。色はインテリアを構成するにあたって大切なファクターですが、同時になかなか扱いが難しいもの。素材をベースにしたコーディネイトはバランスが取りやすく、ビギナーさんにもおすすめです。

造り付けのオープンラックには、趣味のアイテムを並べるなどして、魅せる収納を。来客時には「カメラ、お好きなんですか?」なんて、会話のきっかけにもなりそう。1Pチェアにさらりとあしらったファーは、これからの季節に採り入れたい素材。素材で季節感を表現することで体感温度もアップ。


●家具の配置から考えるコミュニケーションのかたち

一方こちらは、ウォールナット素材をメインに、優しさとぬくもりを感じるコーディネイト。ここでの一番のポイントは、センターテーブル横に配した1Pチェアです。平日の夜、家事に忙しい奥さまが合間の僅かな時間に座ることで、ご主人とのちょっとした会話をインテリアから仕掛けようというもの。よくよく考えてみれば、平日の夜にソファでしっかり寛ぐ時間はあまりないかも知れないな…ダイニングで向き合って話すとちょっと重いよね…なんて、この1Pチェアの威力を感じます。同時にイームズなどのアイコンとなるモノを選ぶことで、空間のアクセントとしての役割も担います。

素材感を合わせたダイニングテーブル上と壁面デスクのライトが、さりげなく空間の統一感をコントロールしています。

1920年代のアメリカが薫る「POINT NO.39」

次に訪れるのは、「POINT NO.39(ポイントナンバー39)」。1920年代、古き良き時代のアメリカを思わせるヴィンテージ家具や照明器具がところせましと並ぶその雰囲気に、インテリア欲求を掻きたてられます。

「POINT NO.39」が扱う照明器具は、独自にアメリカから仕入れてきたヴィンテージとオリジナル。ヴィンテージは、オーナーの「古いものを大切にしながら、長く使えるように」という想いから、その機能的な部分はメンテナンス済みというのが有難い。古き良き時代のデザインはそのままに、現代の住まいにフィットします。


●小さなパーツの素材にもこだわる

ヴィンテージ家具が好きな方におすすめしたいのが、ソケットなどの細かなパーツに真鍮(しんちゅう)を使用した照明器具。照明器具のパーツは、白かシルバーが一般的ですが、この小さなパーツの色によって、空間全体のイメージをじゃましてしまうこともしばしば。真鍮は経年変化によって味わいが出る素材ですから、ヴィンテージ家具との相性もばっちり。この小さなパーツにこだわることで空間全体の雰囲気が整います。

真鍮は、環境によって赤茶けたり黒っぽくなったりと経年変化にも違いが出る素材。その変化も楽しみのひとつ。


●照明器具と光源は別々に考える

白熱球やLED、ハロゲンと光源の種類もさまざま。灯りの色や雰囲気も光源の種類によって変わります。購入した照明器具にすでに電球が付いている場合でも、灯して生活する中で違和感を覚えたら、光源を見直してみるといいかもしれません。「照明器具と光源は必ずしもセットではない」と心得て、用途やシーンによって自分好みの光源を探すのも楽しそうです。

光源によって、光り方や色合い、雰囲気はぐっと変わります。 


●不揃いの家具を個性として楽しむ

ヴィンテージ家具は、当然ながら古い家具。テーブルやチェア、ブックシェルフなど、古い家具で色味やデザインを統一することは至難の業ですから、思い切ってその違いを楽しむと自分らしい空間ができあがります。一見チグハグに見えがちでも、選ぶのは自分自身。自分という好みのフィルターを通して選ばれたものたちには、どこか統一された雰囲気の共通点があるはず。「POINT NO.39」の店内奥にも、個性的な家具たちで構成された喫茶店が存在します。揃いすぎていない愛おしさが実感できる空間です。

「POINT NO.39」の奥に併設された「SUNAO COFFEE」では、挽き立ての豆をハンドドリップで淹れていただけます。ヴィンテージ家具とコーヒーの香りは相性がいいですね。 

リペアの可能性を教えてくれる「Fizz Repair Works vise」

目黒通りから柿の木坂方面に1本入った環七沿いには、インテリア業界の人たちにも頼りにされる「Fizz Repair Works(フィズ リペアワークス)」が運営する家具修理専門店「vise(バイス)」が。一般的にインテリアを楽しむと言えば、家具や雑貨をコーディネイトするというイメージがありますが、「その先にある生活の中で発生する修繕の喜びを提案したい」とオープンされたショップです。ここでは「修繕」を知ることで、インテリアの可能性がいかに広がるか?を教えていただきましょう。


●ファブリック生地の張替で、チェアのイメージをチェンジ

「どこかに不備があるわけでは無いけれど、インテリアの雰囲気をチェンジしたい!」そんな時に思い出して欲しいのが、生地の張替えです。新しい家具を購入するのもいいですが、チェアの張り地を替えるだけでもインテリアはぐっと見違えます。もちろん、座面が傷んできた際のリフレッシュにも有効です。ダイニングセットのチェアに、家族がそれぞれ選んだ生地を張って、全てのチェアを柄違い・色違いにするのもおすすめ。チェアだけでなくソファなどにも応用できます。

同じチェアで座面の生地を張り替えたら、こんなにイメージが変わりました。 

余った張り地は、フレームに施したり、やクッション、サシェなどにして活用すれば、インテリアの統一感にも一役買います。 


●修繕で見違える! 実例をご紹介

実際に生活していると、家具がダメージを受けるのは経年変化として当然のこと。経年変化は愛すべき味わいがあると同時に、使う本人が気になり始めたら修繕のタイミングかも知れません。修繕を繰り返しながら、愛着を持って長く家具を使い続けるライフスタイルって、素敵だと思いませんか?ここからは、実際に「Fizz Repair Works vise」に持ち込まれた、家具の修繕例を見せていただきましょう。

全てのレザーを張り替えたパーソナルチェア。まるで新品のような輝きを取りもどしながら、さらなる愛着を生み出す一脚に。

輪染みがついてしまった無垢のテーブル天板も、表面を削って仕上げをかけることで艶やかに蘇りました。うっかりの汚れは多くの方の悩みですよね。

ところどころ塗装がはげて、まだらになったライティングビューローは、剥離と塗装、仕上げでこの通り。これからさらに長く活躍してくれそうです。

 
(取材・文:宮下菜歩/soretona、撮影:小野さやか)


最終更新日:2018年08月30日

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