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憧れの「海暮らし、山暮らし」その道の先人を訪ねて【海編】

2018年02月07日

アチュー・ワークス

憧れの「海暮らし、山暮らし」その道の先人を訪ねて【海編】

移住者のリアルな暮らし(2)

憧れの「海暮らし、山暮らし」その道の先人を訪ねて【海編】

誰もが憧れる海と山での田舎暮らし。実際にその暮らしぶりを覗いて、その魅力を紐解いてみましょう。山編はこちら。

憧れの「海暮らし、山暮らし」その道の先人を訪ねて【山編】


海はそのゆったりした空気感から、なんとなく身近に感じるという人も多いと思います。とくに今回の神奈川県・茅ヶ崎市なら、東京駅まで電車で約1時間と都心までも通勤圏内。場所によっては、仕事を変えず移住することも可能です。DJの河合桂馬さんの暮らしを覗いてみると、やはり、ゆるやかなライフスタイルを送っていました。

日本各地の野外イベントを飛び回る河合さん

湘南を代表するスポットとして有名な神奈川県・茅ヶ崎。江ノ島が近いこともあって、賑やかな場所だと思う人も少なくないと思いますが、人の少ない広いビーチがあったり、個人商店が並んでいたりと、街は落ち着いていて比較的コンパクト。湘南の中でも独特のゆるい空気が流れているのが茅ヶ崎です。海暮らし編ではこの街に2011年から住んでいる、 DJの河合桂馬さんを訪ねました。

右が河合桂馬さん。左は奥様の千穂さん。海まで徒歩3分のご自宅にお邪魔しました。余計なものがない、ミニマルな暮らしぶりが印象的。


パレルショップの店長や大手商社の広報などを経て、2015年からフリーのDJとして活躍されている河合さん。一口にDJと言っても河合さんの場合は少し特殊で、全国各地の野外イベントを中心に活動。「GREENROOM FESTIVAL」や「GOOUT CAMP」など、海や山といったアウトドアがメインのフィールドです。その分、地方でのイベントも多く、家を空けることも多いといいます。


「平日は車中泊しながら移動して、週末にイベントに出演してっていうのがよくあるサイクルです。この間は岡山まで、のんびり下道で行きました。妻も同行するんですが、各地の温泉に入ったりできるので、意外と楽しいんですよ。そんなことが重なった先月は、家に10日しか帰れませんでしたけど(笑)」

移動に使っているバンの車内は、車中泊仕様にDIY。ソーラーパネルも天井に積んでいて、家電もバッチリ使用可能。

2階の仕事部屋。天井が高く、陽光がたっぷりと差し込む開放的な空間。

週末の仕事のために、平日はゆったり過ごして身体のメンテナンス

そういった野外イベントは広い山の中で行われることが多いため、実は、週末は山で過ごすことが多いのだそう。ならば、山に住もうとは思わなかったのでしょうか?


「実はサーフィンしないけど登山はするくらい、山も好きなんですよ。でも、引っ越してきた当初はまだ会社にも勤めていて。日本橋まで通っていたんですが、通勤は1時間くらいで、家の近くに自然があって、と条件を考えたときに現実的だったのが茅ヶ崎だったんです。縁もゆかりもない場所ですが、初めて降り立った時になぜか『ここだ!』と思っちゃったんですよね」

フィーリングで決めた茅ヶ崎。住んでからはじめたというヨガは、いまでは日課。

奥様はヨガのインストラクターで、自宅のスタジオやこのビーチでレッスンを開いているのだとか。

ヨガ終わりにはお散歩しながら帰るのが定番。人気のカレー店などが立ち並ぶ「一中通り」は奥様のお気に入りの道。


河合さんにとっての山は、いわば仕事の場所。それだけに、落ち着いた海の街の雰囲気と波長が合ったのかもしれません。


「最近はDJと一緒にMCもやらせてもらうことが多くなってきているのですが、MCって、自分の気を出すのでとても疲れるんです。なので、平日は僕にとって、週末のためにエネルギーを蓄える時間。事務仕事は適度にこなしつつ、ヨガをしたりして身体を整えるのも大切なことなんです。だからゆったり過ごせる茅ヶ崎に住んでよかったなと思いますね」

海暮らしにデメリットはあるの?

海暮らし歴は今年で6年目になる河合さん。生活する上でのデメリットも気になるところですが「実はそんなに思い浮かばないんですよねー……」と首を傾げます。終電が早いとか、湿気が多くてカビやすいとか、そういう細かいことはあっても、街と近い茅ヶ崎では、不便は少ないのかもしれません。でも、暮らしや仕事の面では変化があったそうです。

最寄りの海岸、サザンビーチの目の前のカフェもくつろげる場所のひとつ。「冬でも日が当たっていれば温かいんです。澄んだ空気が気持ちいいし、冬は海も青くてきれいなんですよ」と河合さん。

毎日、最高のサンセットに出会えるのも魅力のひとつ。


「都心からちょっと離れただけですけど、価値観は大きく変わりました。遊びにお金をかけなくても、海でヨガをしたり、海を眺めながらビール飲んだりしているだけで気持ちいいので、ものに対する執着もなくなってきましたね。消費することでストレスを発散するのではなくて、自然と触れ合ったりとか、自分の時間を持つことの豊かさにちょっとずつシフトしています。別に派手な生活じゃなくても、毎日をのんびり暮らしていければいいかな、と」


仕事の面でも、例えばDJではゆったりした曲や自然の音を取り入れるようになったり。都会とはまた違った視点で向き合うことで、視野が広がったといいます。そもそも、フリーランスのDJになることを後押ししたのも、この街の影響が大きかったとか。


「東京にいたら、月曜日から金曜日までちゃんと会社に通って、頑張らなきゃいけない、焦らなきゃいけない。そういうところってあると思うんです。でも、この街って、フリーランスで生活している人が多いんですよ。だから平日の昼間にサーフィンしたり釣りしたりしている人たちがたくさんいて、知り合いにもそういう人たちが多いので、『あ、これでも良いんだな』って先入観を取り払ってくれたんだと思います。いつも時間がゆったり流れていて、オープンな雰囲気なんです。そういう開放的なところが、海のよさなのかなと思いますね」


(取材・文:石井良/Hi-bit、撮影:田川智彦)


最終更新日:2018年08月30日

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