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(写真:アフロ)
ナチュラルな香りで、掃除がはかどる
香りによってリラックスできたり、気持ちが落ち着いたり、逆にゲンナリした気分になったり…人の気持ちと香りの関係は奥が深く、その効果は多くの人が経験したことがあるでしょう。中でも、自然の花や木、葉がつくり出した芳香物質を取り出したアロマオイル(精油)は、そのナチュラルな香りで多くの人々を惹きつけます。
また、アロマオイルの中には、抗菌や消臭、油脂溶解などの作用が期待できるものも多く、香りだけでなく掃除に役立つものも。今回は、洗面所やトイレ、キッチンなど、日常的な掃除の際におすすめのアロマオイルをピックアップします。
自然の恩恵に感謝して、軽やかなお掃除タイムを楽しみましょう。文末には、お手軽なルームスプレーのつくり方などもご紹介します。
※アロマオイルは油分ですので、シミになる可能性があります。ファブリックなどに使用する際は、目立たない部分で試してから使用した方がいいでしょう。お肌が弱い人は、使用時にゴム手袋をはめるなどしてください。また、妊娠中には不向きとされるものもあるので、妊婦さんは専門家のアドバイスのもとご使用ください。
●お風呂・トイレの日常的な掃除に
(写真:アフロ)
カルキ汚れや湯あか、トイレ便器の汚れにおすすめしたいのが、クエン酸スプレー。酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れを中和して落とします。スプレーをして、ブラシやスポンジで汚れを落としたら、水で洗い流してください。
※塩素系洗剤との併用は厳禁です。
※大理石やアイアン素材には使用しないでください。
【クエン酸スプレー】
●材料
●作り方
●窓・鏡の皮脂汚れや油汚れに
(ペイレスイメージズ/アフロ)
窓や鏡の皮脂汚れ。普段はほとんど気に留めていなくても、気がついてしまうと気になって仕方ないもの。そんな汚れに役立つのが、柑橘系の精油に含まれるリモネンの油を溶かす働きを利用したエタノールスプレーです。
使い方も、スプレーした後、乾いた布で拭き取るだけと、とっても簡単。爽やかな香りでピカピカに仕上がります。
【エタノールスプレー】
●材料
●作り方
●茶渋落としや蛇口のくもりに
(ペイレスイメージズ/アフロ)
知らず知らずのうちに付いてしまった茶渋やガラス製品のくもりには、こちら。アルカリ性の重曹を使ったクリーナーで、酸性の汚れを中和し、細かな粒は研磨剤の役割を果たします。このほか、蛇口のくもりや鍋のこげ付きにも使えます。
※木材や研磨剤で剥がれてしまう塗装には向きませんので、ご注意を。
【重曹のクリーナー】
●材料
・オレンジ精油 7滴
・ティートリー精油 5滴
・重曹 大さじ5
●作り方 & 使い方
使用する際に、水(大さじ2~3程度)を加えてペースト状に。スポンジなどに含ませて汚れをとったら、水拭きか水洗いを。
●排水口のニオイに
(写真:アフロ)
家庭での掃除では、なかなか奥まで行き届かないのが排水口。ニオイが気になったら、重曹にクエン酸を混ぜたときに発生する泡の力を借りて、すっきりさせましょう。嫌なニオイを気にすることなく、お料理をする気分も軽やかになりそう。
【排水口そうじ】
●材料
●作り方 & 使い方
排水口に(1)をまぶし、(2)を流し入れる。数分たったら熱めのお湯をかけて流す。
掃除以外にもお役立ち!ニオイのお悩みにアロマが効く
ここまで、掃除に役立つアロマオイル(精油)をご紹介してきましたが、アロマオイルの真骨頂は、なんといっても香りそのもの。ここからは、日常的に香りを楽しむため方法をご紹介します。
●シューズクローゼットをさわやかに
(ペイレスイメージズ/アフロ)
日頃からお掃除していても、扉を開けた瞬間にむわっとニオイが立ちこめるシューズクローゼット。悪臭の正体は、靴の中に染みこんだ汗などのニオイや、靴底についた汚れです。重曹と精油を使い、消臭と芳香を同時に行うことで、家族やお客様を迎える玄関のニオイ問題もクリアに。
【玄関のにおい対策】
●材料
●作り方 & 使い方
※ティートリー、タイム、ペパーミント、レモングラスなどもおすすめです。
●ルームスプレーがあれば、一瞬でいい香り
(写真:アフロ)
お部屋をいい匂いにする方法は数あれど、スプレーなどで直接的に香りを噴霧するのが手軽で簡単。お気に入りのルームスプレーをつくっておけば、気分転換だけでなく、急な来客の時にも活用できます。
【ルームスプレー】
●材料
●つくりかた & 使い方
※精油が肌に合わない場合もありますので、空間に向けて噴霧してください。
●トイレ芳香の鉄則は、さりげなく自然に
(写真:アフロ)
一般的に小さな個室であるトイレは、いい香り・嫌なニオイともに、こもりやすく、芳香剤の種類にも気を配りたいもの。アロマオイルを使用した香りなら、自然に香らせることができます。さらに、さりげなさを演出するなら、トイレットペーパーを利用するのがおすすめです。
その方法は、ペーパーホルダーにセットされたものとストック分も含め、トイレ内にあるトイレットペーパーの断面部分(芯の穴が見えている面)に、上記のルームスプレーをシュッシュと数プッシュ。ペーパーを巻き取るたびに、柔らかな香りが漂います。
「気持ちいい」と感じられる香りが、一番の香り!
(写真:アフロ)
一般的にアロマオイルの効果は、リラックスにはラベンダーやカモミール、気分をスッキリさせるにはペパーミントやローズマリー、満ち足りた気分にはスイートオレンジやローズなどと謳われています。
だけど、香りの効果は、自分が「いい香り!」と感じられることが一番の基準となります。楽しみながらお好みの精油を探してみてください。また、同じ香りを嗅いでいると、鼻が香りに慣れてくるので、空間ごとに香りを変えるのもおすすめです。ベッドルームにはこれ、リビングにはこれ、トイレにはこれと使い分けることで、香りを感じやすくなりますよ。
(文:宮下菜歩/soretona)
最終更新日:2018年03月13日
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