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FLAT HOUSEを探しに行こう!(2)平屋探しに持ってい...

2018年05月11日

アチュー・ワークス

FLAT HOUSEを探しに行こう!(2)平屋探しに持っていきたいアイテム

FLAT HOUSEに住む#9

FLAT HOUSEを探しに行こう!(2)平屋探しに持っていきたいアイテム

《心構え》

FLAT HOUSE探しは一般の物件と違い、アシで探す作業の連続となる。安価でコンディションの良い物件を探すともなれば一朝一夕にというわけにはいかない。時間と忍耐を要することを覚悟しておこう。なんて書くと大仰だが、まあ、いい物件探しをライフワーク化したら良いのだ。散歩の口実にFLAT HOUSE探しを加え、悠々閑々にのんびり物色しよう。


犬も歩けば棒に当たる、人も歩けば空き平屋… 古い平屋探しは「こんなところにあったのか!」という驚きを見つけに行くことでもある。


しかし、大至急良い物件に出会いたいという向きもあるだろう。そういう人にはあると便利なものをいくつか紹介しよう。

《FLAT HOUSE探しのアイテム》

●マイカーとフォルディングバイク

このふたつがあると圧倒的に出会う平屋の数が増える。愛車にフォルディングバイク(折りたたみ自転車)を載せ、リーズナブルなパーキングに駐車したらそこから自転車で再発進する。これもひとつの「パーク・アンド・ライド」だ。同じ時間で徒歩の何倍もの面積が散策できるだろう。オートバイも悪くはないが、昨今は数分の路上駐車もままならないし、何よりヘルメットの脱ぎ被りが面倒である。その点自転車はヘルメット規制もなく進入禁止などもないのでストレスフリー。そして自動車も小さな車種が好ましい。大きい車は駐車場探しに苦労するからだ。因みに筆者は、中長距離はキャンパーで、近距離移動は軽自動車でと使い分けているのだが、後者は誰もが避ける奥の停めにくい駐車枠にも難なく入庫でき、道幅の狭い場所にあることの多い平屋を探すのにも重宝する。その上、価格も車検も税金も安い軽自動車はジツにスバラシイ車種である。



開けて出して、さあ物色開始。昨今ではめっきり見かけなくなった3ドアハッチバック軽自動車は、直方体型ばかりの今の車両に比べるとジツにスタイリッシュ。コンパクトながらモノもたくさん乗る古家物色におススメのギア。


停めにくいが故の格安パーキング。その中でも更に入れにくい枠内にだってスッポリ。スモールサイズであることは駐車場代の倹約にも繋がるのだ。


次に、出かける前に持参すべきものをピックアップしてみよう。

●カメラ

昨今はスマートフォンやタブレットのカメラの画質や性能が格段に上がってきているので、改めてカメラを持つ必要もなくなってきたが、筆者は慣れ親しんだデジカメの携行がもっぱら。いうまでもなく物件の撮影に使用するのだが、良い物件が見つかったら建物だけでなく周辺の景色や街区表示板も撮影しておこう。撮影中に近隣の人と出くわしたら挨拶を怠らないこと。空き家かと思っていたら住人自身が出て来た、などというケースもあるので、その際は挨拶は元より事情も説明しよう。余計な心配をかけないようにすることは言わずもがなだが、思わぬ好情報も得られるかもしれない。


●地図

必須アイテムながら、カメラ同様今やスマートフォンやタブレットのアプリにあるため、改めて紙のものを用意する必要はなくなった。が、人に尋ねたりする時には紙の方が説明してもらいやすい場合もあるし、どこかで途中休憩しながら拡げて眺めるという息抜き的な動作は電子機器では代用が利かないようにも思う。各自の使いやすさに任せたい。


●筆記用具

ふとしたことで言葉を交わした近隣住人から得られた情報はしっかりと記載しておこう。一筆のメモに勝る記憶力なしである。また、ちょっとした伝達も手書きメモを置いて来ることで上手くいくことも。ドアに挟んでおいたり隣人に伝言を渡したりするために、切り離せるタイプのメモは有効なので併せて携行したい。


●名刺

家主は元より、かなり有力な情報をくれるような隣人には名刺を渡す。この時自分の本業の名刺を流用したりすると話がややこしくなるので、電話番号とメールアドレスだけを記載した名刺を作っておくとよい。肩書きには「木造平屋愛好家」「古家ファン」など、どれだけこの手の物件が好きかが一目で判るような自己タイトル付けをしよう。印象に残ることは言わずもがなだが、そこまでいう人ならば考えてみるか~という好展開もなきにしも非ずだからだ。


●スリッパorルームシューズ

流れから、空き家の内覧にまで漕ぎ付けてしまうこともある。大家直々に「見て行ってもいいよ」となるケースも。そのとき、空き家状態が長い物件であれば屋内の汚れもそれ相当。状況を見て土足でどうぞといってくれる場合も多いが、靴は脱いで上がってほしいと考える大家もいる。そんな時のために上履きを予め持参しておく。筆者も実際、こうなるなら持ってきておけば良かった~という場面に何度か遭遇している。


●コンベックス・ルール(メジャー)

そこから更に賃貸の話に展開していくこともある。また、予め内覧ができると判っている場合もあろう。そんなとき具体的に話を進めるためにも、屋内や外構のサイズをざっくり測っておくことをお薦めしたい。不動産屋が仲介しない分、自宅に戻ってからの検討材料にするために簡単な間取り図は自分で作成せねばならない。そのためにも計測は肝要。このソファ入るかな?子供のベッドは2人分置けるだろうか?ウチの愛車は駐車できるか?などなどの疑問が生じたときにも役に立つ。


●その他

会話をしながらメモするのが苦手という人や、話の一字一句逃さず記録しておきたいという人はボイスレコーダーも有用である。胸ポケットに入れ、自転車で移動しながら建物の状況や景色のレポートを吹き込んでもいい。もちろんこちらもスマートフォンのアプリを利用する手もあるだろう。小型のマグライトも家のディテイルを見る際に役立つことがあるので、バッグに余裕があれば忍ばせておくと良い。


そして宣伝臭くなるが、拙著FLAT HOUSEシリーズの携行も有効。家主と会うことができて借りたい旨を申し出た時に、「こんなボロ屋に住めるはずがない」と大家が嘲笑して取り合わないケースもままある。そんなときはFLAT HOUSEシリーズを取り出して手渡しこう言おう。「今や新築の建売り住宅やマンションに飽き飽きした人が大勢いるんです。逆に古い家に自分で手を入れて住みたいという人は激増しています。大家さんのこんな家がまさに今 “お宝” なんですよ。」と。これで何棟かの米軍ハウスを解体から救ったFLAT HOUSERもいる(いやホントの話!)。


出かけるときは、これらを詰め込んだバックパックやメッセンジャーバッグを携えて行こう。また、車に乗るときは常備しておこう。そしてあちこちの街をクルーズしてみよう。今ならばまだまだ思いも寄らない物件に出会うことができるかもしれない。また、建物だけでなく気持ちを同じくした古家ファンとの出会いも待っているかも。どちらにせよ、行動あるのみだ。


さて、次回は平屋探しの手順のお話を。乞うご期待!


アラタ・クールハンド arata coolhand

(イラストレーター/文筆家 東京出身)

ロゴタイプの制作からパッケージデザイン、広告、CDアートワーク、洋服の企画などを仕事とする。2009年と2012年に東京都下周辺の古い平屋ばかりを網羅した『FLAT HOUSE LIFE』を発刊し(2017年に『FLAT HOUSE LIFE1+2』として復刊)その後一冊一軒の平屋にフォーカスしたよりマニアックな『FLAT HOUSE style』をシリーズ化して自費出版。今夏には九州の平屋だけを集めた『FLAT HOUSE LIFE in Kyushu』をリリース。幼少期に山口県の外国人向け平屋住宅での生活を体験、その後東京都下の文化住宅や米軍ハウスでの暮らしを経て、現在は都下の文化住宅と九州の米軍ハウス2拠点を軸に活動する平屋フリーク。 

最終更新日:2018年05月11日

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