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最近話題の「北千住」。人気の秘密は魅力的な商店街にあった!?

2018年08月07日

アチュー・ワークス

最近話題の「北千住」。人気の秘密は魅力的な商店街にあった!?

商店街が元気な町は暮らしやすい?

最近話題の「北千住」。人気の秘密は魅力的な商店街にあった!?

「千住本町商店街」は「千住宿場町商店街」に接続する大きな商店街


商店街が元気な街は暮らしやすいというのはよく聞く話。それは長年その地に暮らしてきた人々が培ってきた歴史や文化が商店街に反映されているから。商店街を見れば、自分にフィットする町かどうかの1つの判断基準になるはず。そこで今回は近年、話題の北千住エリアの商店街を調査。北千住駅周辺に21ある商店街の中から、北千住を象徴するスポットのある4つの商店街をご紹介。


◆千住本町商店街

・北千住駅西口から徒歩2分

・店舗数約119店舗

◆ミリオン通り商店街

・北千住駅西口から徒歩10分

・店舗数約27店舗

◆北千住サンロード商店街

・北千住駅西口から徒歩6分

・店舗数約44店舗

◆千住旭町商店街(通称学園通り)

・北千住駅東口から徒歩1分

・店舗数約136店舗

――――――――――

・周辺の家賃相場(駅徒歩10分以内、1K/1DK) 7.7万円 ※2018年7月24日現在

庶民生活のライフライン! 激安お惣菜店のある「千住本町商店街」

「千住本町商店街」(写真上)は旧日光街道の賑やかさがそのまま残る商店街。行列のできるパンケーキ屋「茶香」などの話題店もあり、遠方からも人が訪れて活気づいている。

地元住民の人気は、惣菜店の「かざま」。昼夜を問わず、ひっきりなしに人が訪れる。人気の秘密は何といっても安さ。ハンバーグは90円、唐揚げは100gで120円、サラダ類は100gで100円、焼き鳥は1本50円、弁当は270円……。デパ地下の3分の1から4分の1の価格。夫婦2人家族なら、立派なディナーのおかずを揃えても500円程度ですみそうだ。


激安のお惣菜が並ぶ「かざま」 


しかも回転がいいから、揚げ物などは常に出来立て。店の奥で調理していて、すぐに補充されるから、いつでもアツアツ、サクサクが食べられる。


旨くて安い惣菜店は庶民生活のライフライン。1人暮らしの人も、忙しい共働き夫婦も、育ち盛りの子供がいるお父さんお母さんも、きっと重宝することだろう。


ハムチーズフライはこの大きさで60円

新しいアートスポットの誕生で活気を取り戻しつつある「ミリオン通り商店街」

「ミリオン通り商店街」は旧日光街道の東側に並行して走る約350mの細長い商店街。かつて商店街の入り口にミリオン座という映画館があったことから、この名前がついたという。旧日光街道が街道として機能していた頃にはかなり栄えていたようだが、近年は駅から少し離れていることもあって店舗数が減り、何とものんびりした空気が漂っている。


そんな時間が止まったような「ミリオン通り商店街」が少しずつ変わろうとしている。昨年、商店街のそばに、「BUoY(ブイ)北千住アートセンター(以下BUoY)」が出来たことによって、人の流れが変わってきたのだ。


ミリオン通り商店街。知る人ぞ知るうなぎの名店「まじ満」もこの商店街にある 

なんと雑貨店の路地で金魚が販売されていた。この自由な感じも北千住の商店街ならでは 


2006年に東京芸術大学の千住キャンパスができたこともあって、近年、北千住には文化・芸術系のスポットが増えている。


BUoYは劇場とギャラリー、カフェ、稽古場が一緒になった、芸術と文化の複合施設。長いこと廃墟と化していた、かつて銭湯とボウリング場があったマンションの地下1階と2階をリノベーションして誕生した。


代表で芸術監督の岸本佳子さんは「BUoYが出来たことで、劇場を訪れた人がミリオン通りを通って駅に戻る動線ができました。ミリオン通り商店街に活気を取り戻し、この町に根差していきたい」と語る。


BUoY、手前はカフェスペース。奥は稽古場。


BUoYのコンセプトは「異なる価値観と出会う場所」。俳優や脚本家や演出家、建築家、エンジニア、アーティストなど、じつに多くの人々、価値観が混ざり合いながら運営している。

そして、このコンセプトは北千住という街の多様性とも共鳴すると岸本さんは言う。もともと宿場町で、多種多様な人々が行き来した北千住は、異質のものを受け入れる懐の深さがあるのだ。


「近所の和菓子屋さんのご夫婦が舞台を見に来てくれて、なんだかよく分からなかったけど面白かったと言ってくれました。BUoYを通して、地元の人にとって舞台やアートがもっと身近なものになったら嬉しいです」


もちろん、カフェだけの利用もOK。周辺にはおしゃれなカフェが少ないので、ありがたい。


カフェメニューを監修した芝田悠紀さん(左)とスタッフの東彩織さん(右)。東さんは芸大出身で普段は大学の助手やパフォーミングアーツの運営スタッフをしている。

BUoYの舞台監督を務める岸本佳子さん。英文学の大学講師という顔ももつ才媛。 

「北千住サンロード商店街」でボリューム満点コッペパンを発見

「北千住サンロード商店街」は、旧日光街道と日光街道を結ぶ細い通り沿いに発展した商店街。


雰囲気のある居酒屋のほか、創業60年のおでん種とさつま揚げの老舗「マルイシ増英」や無添加パンの「ふらんすや」など、地元の人に愛される専門店も多い。


北千住サンロード商店街。この先に旧日光街道がある。


今流行りのコッペパンの店もある。2017年7月にオープンした「2538kitchen DELIcoupe(ニコミヤキッチン デリコッペ)」は、北千住界隈に複数の飲食店を展開するシーセカンドグループの店。


系列店のセントラルキッチンなのだが、地元の人に手軽にグループの味を食べてもらいたいとコッペパンを販売するようになった。


2538kitchen DELIcoupeの外観。黒板には客が書いたメッセージがぎっしり


「牛ホホ肉の赤ワイン煮込みでつくるビーフカレー&たまごのコッペ」や「とろけるフォアグラコッペ」、「クリーミーマッシュポテトとにんじんサラダのコッペ」など、コッペパンの種類はバラエティーに富んでいる。


中に挟む具材は、系列の飲食店で提供される料理を使ったものだから豪華。ボリューミーな具材を受け止めるパンも、無添加全粒粉を使ったしっかり目のものを使用。一つでかなりの満足感が得られるご馳走コッペパンだ。


一番人気の「牛ホホ肉の赤ワイン煮込みでつくるビーフカレー&たまごのコッペ」は260円。北千住価格で嬉しい。

イートインすることも可能。スイーツ系のコッペパンもある。

風呂の後のビールがうまい!「千住旭町商店街」(学園通り)

「千住旭町商店街」は北千住駅東口に縦横に広がる大きな商店街。近くに足立学園中学・高等学校があることから「学園通り」とも呼ばれている。


足立区は北千住地区を文教地区にすべく、次々と大学を誘致している。駅東口には、2012年に東京電機大学の千住キャンパスが開校。「学園通り」という名称と相まって、どこかアカデミックなムードが漂う商店街だ。


「千住旭町商店街」(学園通り)のメインストリート


実は北千住は銭湯の多い街としても有名。なかでも一番駅から近いのが、「千住旭町商店街」にある「梅の湯」。仕事帰りにふらりと立ち寄って、そのまま一杯ひっかけて帰るなんてこともできそうだ。


これぞ銭湯! といった佇まいの「梅の湯」


「梅の湯」は昭和2年創業の老舗。伝統的な宮造りの建物は昭和30年に建てられたものだ。

高い天井に白いタイルが敷き詰められた風呂場は広々として気持ちがいい。男湯と女湯をまたぐように、どーんとそびえる富士山も開放的な気分にさせてくれる。


広々と開放的な風呂場


広々と開放的な風呂場店を切り盛りするのは、3代目の梅澤幹雄さんと喜代美さんご夫婦。

「清潔には一番気を使ってるね」と幹夫さん。脱衣場の木の床も風呂場のタイルもぴかぴかで、お二人が毎日磨き上げていることは一目瞭然。建物への愛情が伝わってくる。


3代目の梅澤幹雄さんと喜代美さんご夫婦


風呂上がりの一杯には、こんな店はどうだろう。

近年、北千住に惚れ込んで店を出す若いオーナーが増えている。「千住旭町商店街」のメインストリートから1つ路地に入った「さかづきBrewing(ブルーイング)」もその1つ。ビールメーカーに勤めていた金山尚子さんが2016年に独立してオープンさせた店だ。


「商店街に活気があって、飲みの文化が根付いた北千住に店を持とう」と決めた金山さんだったが、一番苦労したのは物件探し。

ビールの醸造を行うには、1階で、ある程度の広さがあることが絶対条件。いくら待っても条件に合う店舗物件が出ないため、古民家を借りてリフォームしようと発想を変えたときに、マンションの1階部分をテナントに変更しようという物件にタイミングよく出会うことができたという。


マンションの1階にある「さかづきBrewing」。左にタンクが並ぶ醸造所がある。 


ビールメーカーでは醸造プラントの開発などに携わっていた金山さん。店内の醸造設備はすべて自分で設計したという。


金山さんが手塩にかけて育てたビールは、常時6~9種類飲める。うち1つは定番のイングリッシュ・ペール・エール「風月」で、他はすべて季節限定の味。選んだ料理とのベスト・マリアージュを金山さんに提案してもらうことも可能だ。


この日選んだ「岩手県産広田湾の生カキ~シークヮーサーのジュレがけ~」に合わせてすすめてくれたのは、フルーティーで華やかなチェリーのビール「千寿桜桃」。シークヮーサーが香る爽やかな生カキとの相性が抜群だ。

ビールそのものはもちろん、ビールのネーミングや料理、食器類にも、女性らしい遊び心と心遣いが散りばめられていて嬉しくなる。


手前はおひとり様限定の「ほろ酔いセット」のプレート。奥は「岩手県産広田湾の生カキ~シークヮーサーのジュレがけ~」と「千寿桜桃」、「大分県産 ハモと山椒香るアヒージョ」

「岩手県産広田湾の生カキ~シークヮーサーのジュレがけ~」はジュレと新鮮生カキ、異なるプルプル食感の夢の競演。

オーナーで醸造責任者の金山尚子さん

地元民のレコメンド!

今回、取材で出会った人々から聞いた北千住のおすすめスポット。

BUoYの東さんのおすすめ。ミリオン通り商店街の和菓子店「福寿堂」。気さくな雰囲気の店頭には、美味しそうなおこわやおにぎりも並ぶ。

BUoYの岸本さんのおすすめ。北千住駅西口前に広がる「飲み屋横丁」、通称「飲み横」。奥へどんどん歩みを進めたくなる、魅力的な怪しさ。

さかづきBrewingの金山さんのおすすめ。ケーキが評判の洋菓子店「いのこ菓子店」。こぢんまりとした店内にこだわりの商品が並ぶ。


地元の人に北千住の残念なところを聞いてみると、皆一様に答えるのは「昔ながらの小さな店が減って、大きなビルやマンションに変わっていくところ」という。

商店街は北千住の大きな魅力の1つ。長い時間をかけて出来上がった雑多な雰囲気を愛し、大切に育んでいきたいという人に暮らしてほしい。


文/香取ゆき 撮影/鈴木英乙



【参考サイト】

最終更新日:2018年08月29日

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