ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
釣り堀まである⁉ カオスで昭和な「阿佐ヶ谷」の商店街の魅力

2018年09月06日

アチュー・ワークス

釣り堀まである⁉ カオスで昭和な「阿佐ヶ谷」の商店街の魅力

商店街が元気な町は暮らしやすい?

釣り堀まである⁉ カオスで昭和な「阿佐ヶ谷」の商店街の魅力

都内屈指の長いアーケードが続く「阿佐谷パールセンター商店街」

「商店街が元気な町は暮らしやすい?」を検証する連載企画。第2回となる今回は阿佐ヶ谷エリアを調査。

このエリアは第1回の北千住に負けず劣らず、商店街の多い町。阿佐ヶ谷駅を中心に大小無数の商店街が放射状に点在している。

今回はその中から大規模アーケード商店街を擁する南口の3つの商店街をご紹介。


◆阿佐谷パールセンター商店街 

・阿佐ケ谷駅南口から徒歩1分

◆南阿佐谷すずらん通り商店街

・阿佐ケ谷南口から徒歩10分

◆川端通り商店街

・阿佐ケ谷駅南口から徒歩1分

――――――――――

・周辺の家賃相場(駅徒歩10分以内、1K/1DK) 7.4万円 ※2018年8月27日現在

暑い日も寒い日も「阿佐谷パールセンター商店街」で快適に買い物

阿佐ヶ谷の商店街を語る上ではずせない「阿佐谷パールセンター商店街」。阿佐ケ谷駅から南阿佐ケ谷までを結ぶ、全長約700mのアーケード商店街だ。


取材当日は連日の暑さがニュースになったほどの猛暑日。にもかかわらず、各店舗から冷えた空気が流れ込み、アーケードの中はいたって快適。雨の日や寒い冬の日も快適に買い物できそう。


実は「阿佐谷パールセンター商店街」は、都内初の歩行者専用商店街でもある。車を気にせずに買い物できるので、小さい子どものいるファミリーも安心だ。


「蒲重蒲鉾店」。日よけのよしずも風情がある。


「阿佐谷パールセンター商店街」の歴史は古く、大正11年に阿佐ヶ谷駅ができた頃から商店が立ち並ぶようになったそう。創業70年、80年を超える老舗も珍しくない。


商店街の入り口から100mほどの地点にある、昭和11年創業のかまぼこ店「蒲重蒲鉾店」もその1つ。

丁寧に手づくりした練り物のほか、夕飯のおかずや晩酌のアテになりそうなお惣菜が並ぶ。


夏は店先で丁寧に手づくりした「ところてん」も食べられる。注文の都度押し出してくれる「ところてん」は、なんとも涼し気で、夏の風情を感じさせてくれる。


「蒲重蒲鉾店」のお惣菜。熱々おでんも通年販売している。

暑気払いにおすすめの「蒲重蒲鉾店」のところてん。

「蒲重蒲鉾店」の店先で食べる場合は、黒蜜か酢醤油のどちらかを選べる。


「蒲重蒲鉾店」を一本左に入った路地には、可愛いらしい児童書の専門店「子どもの本や」がある。

今から25年前の平成5年に、小学生の子どもを持つお母さんが集まって作った店だという。当時の子どもたちも30歳を超えていると思うと感慨深い。


「子どもの本や」では、子どもの好みに合わせて月に1冊本を送る「定期便」を行なっていて、全国にファンがいるのだとか。

店を切り盛りするお母さんたちは、絵本選びはお手の物。どれにしようか迷ったら相談するといいだろう。子どもはもちろん、かつての子どもも、きっと、とびきりの1冊に出会えるはず。


「子どもの本や」の店内。カラフルな児童書は見ているだけで楽しい。 

童話に出てきそうなキュートな外観。


「阿佐谷パールセンター商店街」は和菓子天国でもある。喫茶コーナーを併設した大きな和菓子店や、ショーケース1つだけの昔ながらの和菓子店など、約700mの間におよそ7店舗の和菓子店が軒を連ねている。


そんな「阿佐谷パールセンター商店街」に、2016年4月、軽井沢に本店を構える創業300年の老舗和菓子店「ちもと総本店」の直営店がオープンした。


軽井沢店を利用する客に杉並区民が多かったことから、「軽井澤銀座商店街」と同じように賑わいのある「阿佐ヶ谷パールセンター商店街」に店を構えたという。


「ちもと総本店 阿佐谷店」の看板メニュー「ちもと餅」。香ばしいクルミのツブツブとお餅のトロトロ食感がたまらない逸品。


ここでは軽井沢の天然氷を使用したカキ氷が通年味わえる。

「生いちご」はその名の通り、生のイチゴをたっぷり使った贅沢感のあるカキ氷だ。「宇治金時(上)」は濃厚な抹茶のカキ氷の中に、栗や求肥、白玉などが隠れていて楽しい。


「ちもと総本店 阿佐谷店」のカキ氷。手前は「宇治金時(上)」、「奥は生いちご」。

「ちもと総本店 阿佐谷店」の店内。蕎麦やうどんなども味わえる。

阿佐ヶ谷の音楽シーンを牽引する? 「南阿佐谷すずらん通り商店街」

「阿佐ヶ谷パールセンター商店街」を600mほど進んで左に分岐した通りが、「南阿佐谷すずらん通り商店街」。全長150mほどの小さな商店街だ。


照明や路面には、すずらんのモチーフが施されていて、女性的で可愛いらしい印象。1階を店舗にした比較的新しいマンションが多く、独身の女性も暮らしやすそうだ。


すずらんの照明と路面のモザイクが可愛い「南阿佐谷すずらん通り商店街」。


阿佐ヶ谷には音楽酒場が多く、ミュージシャンもたくさん暮らしているが、意外なことに楽器店は1店舗のみ。

その唯一の楽器店「ラストギター」は、「南阿佐谷すずらん通り商店街」の青梅街道側出入口の向かいにある。


代表取締役の小山晃弘さんが買い付けた「1本もの」のヴィンテージギターを求めて、遠方からも客が訪れる、知る人ぞ知る店なのだ。

初心者にはちょっと敷居が高そうだが、「大歓迎」と小山さん。お手頃価格のウクレレなどもあり、初心者向けのレッスンやインストアライブなども行っている。


「ラストギター」ではヴィンテージギターを中心に新品も扱っている。


小山さんは以前、お茶の水のギター販売店に務めていたそう。そこでは会社員として売らなければならない商品があり、小山さんにとって必ずしも自信を持ってすすめられるものばかりではなかったため、自分がいいと思ったものだけを売り、修理やレッスン、買い替えなども含めて、手取り足取り継続的にサポートできるようにと、2013年にこの店をオープンさせた。


「地域の人に必要とされる楽器屋さんになりたい」と小山さん。

毎年10月に開催されさている「阿佐谷ジャズストリート」では、出演者の手配や音響などを担当するなど、地域に根付いた活動も行っている。


株式会社ラストギター代表取締役の小山晃弘さん。

商店街に釣り堀!? カオスで昭和な「川端通り商店街」

「川端通り商店街」は阿佐ケ谷駅南口の荻窪寄り一帯に広がる商店街。網の目のように入り組んだ小さな路地には、飲み屋や住宅、オフィスや商店が混在し、メインストリートにはネパールのインターナショナルスクールもある。


そんなカオスな商店街のランドマークが、大正13年創業の釣り堀「寿々木園(すずきえん)」だ。


複雑に絡まった電線も今は懐かしい「川端通り商店街」。


「寿々木園」には大小2つの釣り堀があり、手前の小さな堀は金魚釣り、奥の大きな堀では鯉釣りが楽しめる。

園を切り盛りするのは三代目の鈴木典明さん。創業した頃はもっと規模が大きかったらしいが、鈴木さんが生まれた頃からは、まったく変わっていないそう。


「寿々木園」の三代目、鈴木典明さん。 

「寿々木園」は1時間600円。コスパ最高の娯楽。


初心者向きなのは金魚釣りということで早速トライしてみると、エサをおいしく食べられるばかりでなかなか釣れない。


すると遠巻きに見ていた常連さんから、「エサが大きいんだよ。デカいまんじゅうを目の前に吊るされたと思ってみなよ。口に入んないだろ」と適切なアドバイス。こんなコミュニケーションが生まれるのも、釣り堀の醍醐味だろうか。アドバイスに従ってエサを小さくしてみると、あっという間に一匹釣りあげることができた。


分かりにくいが、小さい金魚が釣れた!

地元民のレコメンド!

今回、取材で出会った人々から聞いた阿佐ヶ谷のおすすめスポット。


「寿々木園」の鈴木さんのおすすめは、北口にある「手しおごはん玄 阿佐ヶ谷店」。おいしい日本のお米を炊き上げたごはんが自慢で、「手しおごはん定食」と「元気ごはん定食」が鈴木さんのお気に入り。 

「ラストギター」の小山さんのおすすめは、阿佐ヶ谷一番街にある音楽喫茶「CHECKER BOARD(チェッカーボード)」。中央線ブルースシーンの老舗的存在で、小山さんがギタリストをつとめるバンドも月1回出演している。


「若い人がもっと阿佐ヶ谷でビジネスを始めやすくなったらいいのに」と「ラストギター」の小山さん。

阿佐ヶ谷は店主の個性が際立つユニークなお店が多いのが特徴だが、年々家賃が高くなり、チェーン店が増える傾向にあるそう。

そうは言っても、まだまだ個性的で刺激的な町であることには変わりない。街からインスピレーションをもらいたいという人が暮らすには最適だ。


文/香取ゆき 撮影/鈴木英乙



【参考サイト】

最終更新日:2018年09月07日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。