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ドラマ「獣になれない私たち」ヒロイン深海晶の小さな部屋の使い...

2018年12月12日

アチュー・ワークス

ドラマ「獣になれない私たち」ヒロイン深海晶の小さな部屋の使い方

ドラマ・映画の気になるマ・ド・リ

ドラマ「獣になれない私たち」ヒロイン深海晶の小さな部屋の使い方

ドラマや映画に登場するお部屋から、間取りやインテリア、賃料やエリアを推測し、その暮らしぶりや実際の住まいづくりに役立つアイデアをピックアップするこの企画。

住まい・インテリアからライフスタイル関連の記事を多く担当する編集者Nの妄想・考察に、オオカワ建築設計室の代表を務める建築家の大川三枝子さんを相談役に迎えてお届けします。

※多少のネタバレを含みますので、ご注意ください。

素直な自分に従って、自分の人生を生きる

今回の取り上げるドラマは「獣になれない私たち」。


常に笑顔で、仕事もスマート、誰からも好かれ、多くの人に頼られるキラキラ女子でありながら、実は周囲への気遣いに疲れ「私の人生は?」と悩めるすり減らし女、深海晶(新垣結衣)と、一見、世渡り上手で人当たりがよさげ、女性にもモテて、仕事も順調に見える敏腕会計士だけど、実は誰のことも心底信用できない毒舌男、根元恒星(松田龍平)という、人生うまくいってるようで、そうでもない2人のラブ(?)ストーリー。

同じエリアの住人である2人の出会いは、ご近所のクラフトビールバー「5tap」。お互いに別のパートナーがいるところからストーリーは始まります。


晶の彼氏 花井京谷(田中圭)は、大手ディベロッパー勤務。目標は「子どもも欲しいし、幸せな家庭を築きたい」と語る保身型。さまざまに巻き起こるハプニングから、晶はこれまでの自分は、そんな京谷に合わせて自分を演じていたことに気づきはじめます。

「晶は好みじゃない」と言っていた恒星と晶の距離も少しずつ縮まり…。

本能で生きることの素晴らしさを感じはじめる晶が住む部屋をサーチします。

とっても現実的なひとり暮らし女性の小さな部屋の使い方

※トイレ・お風呂・ベランダは劇中では登場していません(第9話現在)。Nと大川さんの「一般的にこうだろう」という推測により、扉の位置から想像して図面化しています。


晶の部屋は、2度目の更新間近。「もうすぐ京谷と暮らすことになる」と信じて4年が経ったため、晶の年齢や収入、社会的なバックボーンからすると少し狭めの設定で描かれています。


そのため推定面積30平米前後(+ロフト)と、ドラマに登場する主人公の部屋としては少々こぶり。劇中に何度も登場する更新手続きの書類から、家賃は63,000円、鉄筋コンクリート造の小さなマンションの3階(外廊下)であるということが分かります。

エリアは文京区根津見坂。ちなみに「根津見坂」という地名は実在しないので、周辺の雰囲気から察するに、根津駅から北に徒歩約8分ほどのヘビ道方面ではないかと。

根津駅周辺でこの面積、6万円代前半というと、少々現実的ではない感じもしますが、そこはドラマということでスルーしましょう。

間取り自体はごく一般的なもので、親近感を持つことができる設定です。


今回は、この現実的な小さな部屋で、快適に過ごすためのアイデアを探ってみようと思います。


【ドラマから察する、推定のお部屋スペック】

・所在地/東京都「根津」駅周辺・床面積/30平米前後

・間取り/1Rロフト・築年数/28年前後(軽いリフォームを1度している?)

・賃料/63000円

※賃料は、劇中に何度も登場します。

※あくまで推定です。

狭い部屋でいかに快適でおしゃれに暮らすか?の小ワザに注目

さて、ここからは、建築家の大川三枝子さんとともにドラマの間取りやインテリアを見ながら、実際の暮らしに応用できそうなポイントを解説していきます。

今回の晶の部屋では、少し小さめの部屋のサイズを、インテリアがどう解決するのか?に注目してみました。


●壁付けシェルフやハンギングで収納力をアップ


N:晶の部屋には、後から付けたと思われる壁面収納が多いですね。


大川:そうなんです。小ぶりの壁付け収納やハンギングがいたるところに設置され、しかも好きな雑貨などを飾りながらも、なかなか機能的に収納されています。


N:晶の性格から察するに、忙しくてもそれなりの時間があれば料理もしていそうだけど、「キッチンの収納、圧倒的に足らないよね」という印象。それを壁面収納が補ってるってことですね。


大川:その通り! よく見ると、単一のデザインだけでなく、さまざまなタイプのものを適材適所に配置していて、よく考えられているな、と。


N:小さな壁面収納を購入する時って、ビジュアル優先で特に考えないで買ってしまいがちなんですが、失敗しないコツってありますか?


大川:適材適所の見極めですね。引っ越し直後よりも、しばらく暮らしてみて「ここにこれがあったら便利だな」「ここに○○が収められたら、盛り付けがスムーズになりそう」など、自分の動線のクセや、どこに何があると快適か?を見極めてから、それを収納するのに必要な形状のものを購入するといいと思います。

その際、画になる食器や、遊び心があるデザインのツールなどを見える部分に収納するようにすると、機能的なだけでなく個性が感じられる部屋になりますよ。


●小さなダイニングと大きなビーズクッションで暮らし方のバランスを


大川:ドラマに登場するお部屋って、その部屋の主のイメージに合ったソファがあることが多いんだけど、この部屋にはソファがないことには気がついてましたか?


N:もちろん! ソファって、どこかその人の居場所を象徴するようなところがあるから、ソファがないっていうのは、どこか「私の人生を生きたい」と考えはじめている晶を体現するような部屋だなーと思って観てたんです。


大川:なるほど。その見解も興味深い(笑)。

間取りやインテリアから見ると、ソファがないことでこの部屋のバランスを取っているようなところがあるんです。

できることなら食事はダイニングテーブルでとりたいし、ソファに身体を預けてゆったりと過ごしたい。だけど、小さな部屋ではその両方を叶えるのは、実際のところ現実的ではありません。


N:無理やりにどっちも取り入れると、家具でお部屋が埋まってしまいますよね。私、実はその経験あります。毎日「私の部屋じゃなくて、家具の部屋じゃん」って思ってました。


大川:晶の部屋はそのバランスがとっても秀逸。ダイニングキッチンには小さなダイニングテーブルを入れて、ベッドルームにはソファの代わりの大きなビーズクッション。ビースクッションなら手軽に動かせるから、床に置いたり、ベッドの上に移動したりして、ベッドとデスクの間に敷いてあるラグの上をフレキシブルなスペースにできるというわけです。


N:ビーズクッションなら手軽にベッドの上に移動させて、ヨガやストレッチをすることもできますね。あと、ベッドの足元にある大きなスタンドライトも印象的ですよね。


大川:お。いいところに目をつけましたね。このライト、実はベッドルームとダイニングキッチンを緩やかに仕切る効果をもたらしています。

晶の部屋にはロフトがあるようなので、季節のものなど普段あまり使わないアイテムはロフトの上の置いてあるのだと推測できますが(劇中ではハシゴだけが見えています。第9話現在、ロフトの上は登場していませんが、ロフトからお客様用のお布団をおろすシーンがあります)、まとまった収納スペースがない場合は、ベッドの足元にローキャビネットを置くと、仕切り感も収納力もアップしますよ。高さのあるキャビネットだと閉塞感が出てしまうので、ローキャビネットを選ぶというのもポイントです。その上に小さめのスタンドライトを設置すれば、くつろぎスペースの演出にもなりますね。


――「獣になれない私たち」の主人公、深海晶の部屋に詰め込まれたアイデアの数々、いかがでしたでしょうか? 広い部屋にお住まいの方も、ダイニングの使い方やゾーニングなどのアイデアは参考にしていただけるのでないかと思います。


ちなみにこのドラマ、揺さぶられポイントが非常に多いです。

ラブコメディでありながら、仕事との向き合い方、自分の人生を生きるってどういうこと?本当に心地よく過ごせる人って?など、頭でばかり考えがちな現代のリアルな表現に、毎回ドキッとさせられます。簡単には説明しにくいのですが、本能のまま獣のような本音で生きることへの憧れにも似た感情を揺さぶられるストーリーです。最終回、2人が選ぶ自分の人生の選択が気になります。

本音で話したい人は、誰ですか?


文:宮下菜歩/soretona、イラスト:大川三枝子/omiedesign オオカワ建築設計)



最終更新日:2018年12月13日

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