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北参道に住む ~パリを思い出しながら東京で世界中の文化に触れ...

2018年12月25日

アチュー・ワークス

北参道に住む ~パリを思い出しながら東京で世界中の文化に触れる

憧れのライフスタイルから街選び

北参道に住む ~パリを思い出しながら東京で世界中の文化に触れる

人気の街ランキング。それだけを頼りにして住む場所を決める。果たしてそれは、あなたにとって本当に幸せなくらしができる場所選びなのでしょうか。あなたのくらし方に合う素敵な街は、意外なところにあるのかもしれません。話題先行ではないから、または人気でも少し視点を変えれば家賃も間取りも狙い目が多くなる、そんなエリアでのくらしぶりを見てみました。


フランス出身のマンジョール・ロミュアルド・ジャン=ルイさん(愛称ロミュさん)。来日して8年目、アプリケーションやゲーム関連のシステムを開発するエンジニアです。日本語が流暢というだけではなく、ダジャレや格言もちらほら混じるロミュさんの語り。コメントは、臨場感というわけではないですが、ロミュさんの言い回しも生かしながらご紹介しましょう。


ロミュさん:日本との縁はアクシデントのようなもの(笑)。大学で第二外国語を選択しないといけなかった。そこでドイツ語を選ぼうとしたら不合格。その日のうちに別の外国語を選ばないといけなかったのです。選択肢はロシア語、中国語、日本語。そういえば子供のころ日本のアニメをテレビで見ていてかっこよかったということを思い出しまして、なんとなく日本語を選んだんです。でも、そこからとても興味をもって、いつか日本で暮らしたいと思うまでになりました。


さて、現在の北参道でのくらし。この場所を選んだ理由。そこにはフランス人だからこその視点はあったのでしょうか。日常のくらしぶりを通じて探ってみましょう。


明治通りと表参道が交差する明治神宮前駅はロミュさんの好きな場所であり日常よく通る場所。

パリ時代から日本での生活にあこがれて

ロミュさん:日本食で初めて好きになったのは、パリで食べたラーメン。トンコツスープでした。オペラ座の近くにお気に入りの店もありました。今はちゃんとした和食やお寿司も大好きですけど、そのころはラーメンとギョーザが日本代表(笑)。


日本語の勉強やフランスで留学中の日本人の友人と出会ったことで、どんどん日本への興味が高まっていったというロミュさん。「そういえば、パリで気に入ったフランス料理店、ほとんど日本人シェフの店でした」と笑顔。こうなれば自然に高まっていくのは、日本で働きたい、という思い。


ロミュさんが今東京で一番好きというパンをもって裏原宿散歩。米も大好きだけれどやはりソウルフード。


ロミュさん:一度、半年間日本に留学したのですが、その時は仕事がみつからなくて。フランスで就職して6週間の休暇をもらって日本を訪れました。京都に1週間泊まったり、出雲大社にいったり、とてもいい体験でした。今でも休みには日本を旅しますけど、それはこの旅がとてもいい旅だったからです。そして、この旅でやっぱり日本で働きたい、住みたいと強く思いました。そこでもう一度留学して日本語学校に通いながら仕事を探していてようやく日本での生活。新大久保に学校があったので、そこに近いということで千駄ヶ谷エリアのシェアハウスに住んでいました。場所は気に入っていたのですがちょっと僕には狭くて窮屈。品川の会社に就職が決まったのを機会に、慣れていた千駄ヶ谷周辺ということで今の北参道の家を借りました。


原宿から明治通りを新宿方面へ歩くと北参道へ。途中には魅力的でクリエイティブな店が多い。これもジャパンカルチャーのインプットの時間。 


現在は勤務先が武蔵小杉に変わりましたが、東急東横線~東京メトロ副都心線で1本と通勤はとても楽だそうです。副都心線開通での北参道駅開設、東横線との直通運転という交通網の整備がこのエリアの利便性をあげ、ロミュさんの生活環境をも便利にしてくれたようです。さて、ロミュさん、この地だからこその日常の「2つの夕方」の過ごし方、そして「休みの過ごし方」を教えてくれました。

「2つの夕方」の楽しみ方

ロミュさん:まず、ひとつは早く仕事を終えた時。フレックス制なので早い時には15時ごろには帰宅できます。その時は一つ手前の明治神宮前駅で降りて街を歩くのが好きです。駅からは普通に歩けば12分ぐらいで家まで歩けますが、ゆっくり裏通りもチェックしながら。美味しいパン屋さんや好きなギョーザ屋さんもありますから楽しいです。表参道の雰囲気もいいですよね。パリっぽいですよ。


「もちろん今でもギョーザ大好きです!」というロミュさん。明治神宮前駅から帰るときによく立ち寄るという餃子屋さんは、外国人でいつもいっぱい。


外国人も多い原宿、表参道を歩いていると、東京という街の面白さも感じられるし、遠くの国で暮らしている疎外感もない。パリと同様、国際的な場所であることもロミュさんにとってはありがたいようです。


ロミュさん:もうひとつは、普通の時刻に仕事を終えた日。北参道駅に着くのは夕方遅くで、近くのスーパーで安くお惣菜を買って帰ったりします。帰り道には神社があって夕方はとても雰囲気がいいんですよ。


ご近所の「雰囲気のいい神社」というのは鳩森八幡神社。古くからこのエリアのシンボル的存在。 


フレックスで早めに帰れたら表参道・原宿で時間を過ごし、少し遅い時間になれば便利な北参道駅を利用。アクティブでにぎやかなエリアと落ち着いた住宅街の2つをこうして切り分けられるのもロミュさんがこの場所を選んだ理由です。


夕方の北参道駅。明治通り沿いながらこのエリアは落ち着いた雰囲気。 


さて、どちらの夕方も、家に帰ってきたらお気に入りの部屋で静かに過ごします。ロミュさんの部屋は築40年ほどですがモダンな建築。間取りも少し変わっています。リビングダイニングがゆったりしていて「パリのアパルトマンの雰囲気がありますね」(ロミュさん)。ベッドルームは体のサイズに合わせてダブルベッドが入る広さを確保。外食も多いとのことですが、コンパクトながら使いやすいキッチンとミニワインセラーもあります。お気に入りの部屋での静かな時間で鋭気を養います。



ワインはフランスに限らず興味を持ったものを楽しむ。この日はスペインのもの。読書も趣味。「日本の漫画も大好きです」。


もともとゲーム好きで、今もゲームアプリケーションの開発にかかわる。ゲームを楽しむ時間はインプットの時間でもある。

一人でも、みんなと一緒でも。「休みの過ごし方」

「休日はできるだけアクティブに過ごしたい」というロミュさん。3連休などがあれば積極的に日本全国へ。特にここ数年は富山がお気に入り。現地の友人もでき、夏祭りではカラオケ大会に飛び入りするなど、地域にも溶け込んでいます。そして普段の休日は一人でも、みんなとでも。


飛び入りで出場した富山でのカラオケ大会。 


ロミュさん:昔から散歩が好きだったんです。北参道がいいなと思ったのは、周りにとてもいい散歩道が多いことも理由です。表参道はもちろん、緑の多い神宮外苑、足を延ばせば六本木や渋谷への道も僕にはとてもいい散歩コース。休日に歩いていると東京って都心でものんびりしているし、意外に緑も多いなあって感じられます。これも公園や森が身近にあって日曜日は静かなパリに似ていて、落ち着きます。


ロミュさんにはとてもいい環境のようです。そして徒歩圏内には意外なお気に入りスポットがあります。


ロミュさん:神宮球場と秩父宮ラグビー場! フランスはラグビーが盛んですから近くにあるのはうれしいですね。そして日本に来てとても気に入ったのが野球観戦なんです。だんだん選手のことも覚えてきましたが、好きになったきっかけは球場で飲むビール(笑)。友達と一緒に大きな声を出すのもいいですね。ヤジも少しだけ覚えました(笑)。


上総屋 眞吉


日本人の友人に、いろいろな日本の楽しみ方を教えてもらい、世界を広げていくことも休日の楽しみ。デーゲームを終えてほろ酔いの後、お気に入りの居酒屋へ。「上総屋 眞吉」。魚自慢の居酒屋ですが、ロミュさんは日本酒も魚も、来日以来、大好物になりました。


スタッフさんとのコミュニケーションも居酒屋での楽しみ。スタッフさんもロミュさんのダジャレで笑い、思わぬ日本の知識に驚くことも。ロミュさんもいろいろと教わる。


新鮮な刺身が「上総屋 眞吉」の自慢。焼き物、煮物など魚料理のバリエーションも多彩。「つい飲み過ぎちゃう」とロミュさんが喜ぶつまみも充実。


ロミュさん:今日のお刺身は、大分のカワハギ、千葉・銚子の真鯛、徳島のサワラの炙り、京都の真アジ、下田のキンメダイ、宮城のマグロに北海道の生ウニ…もう、どれも大好きです。宮城のマグロと徳島のサワラは、今日、初めて食べました。このお店、とてもみなさん親切でいろいろ教えてくれるし、いろんな出身地の日本人の友達と一緒に来ると、それだけで旅行している気分。嫌いな食べ物? ないですよ!


この日は、ふぐのヒレ酒、宮城、兵庫の日本酒をじっくり、しみじみ。 


北参道エリアで素敵に暮らすロミュさん。日本でのくらし全般について、満足度を聞いてみましょう。


ロミュさん:交通システムがしっかりしていることはとても良いこと。フランスと違ってデモもストも心配ない(苦笑)。野菜がちょっと高いかなというぐらいで、本当に過ごしやすいです。北参道エリアもそうですけど、東京にいれば、フランスにいる時よりも多様な文化とも出会えますし、世界中のものが何でも食べられる。休日に代々木公園にいけばいろんなエスニックなフェスもやっているし、パリの名店のパンやガトーも手に入る。ワインはフランスにいればほとんどフランスのものですけど東京にいると、世界中のいろいろなワインがいっぱい。僕はむしろ東京でワインの楽しさに目覚めました。そして地方が素晴らしい! もっといろいろ旅をしたいです。実はふるさと納税もしているんですよ。北参道という都会の真ん中の面白さと日本の田舎の面白さ。どちらも大好きです!


取材・文/岩瀬大二 撮影/片山よしお



【取材協力】

最終更新日:2019年02月07日

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