ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
照明に好いデザインがない? ならば意外に安価なビンテージライ...

2019年03月13日

アチュー・ワークス

照明に好いデザインがない? ならば意外に安価なビンテージライトを!

FLAT HOUSEに住む#19

照明に好いデザインがない? ならば意外に安価なビンテージライトを!

あなたが夜帰宅すると先ずお出迎えしてくれるのは恋人? 家族? それともペット? いや、もしかすると「照明器具」ではないだろうか。玄関先で明るく照らして待っていてくれるライトが真っ先にあなたを迎え入れてくれるはず。しかしこれを買おうとすると何処に行っても同じようなデザインのものしかなく、案外選択肢がないものだなあという印象。また外に働きに出ている人であれば家に居る時間は夜間が多いわけで、照明器具と共に過ごす時間というのが在宅時の大半を占めるはず。そんな大役を担ってくれているのにあり合わせの物を使っている、というのは案外不憫なことではないだろうか。


ソファやチェストには凝れても、照明器具には好みを反映しにくいというのが一般家庭での実状かもしれないが、少し目線を変えれば日本の住宅でも使える良い器具を見つけることは可能だ。そこで今回はフラットハウス住人たちが実際に使っているさまざまなタイプの照明器具をご紹介しよう。こんなデザインのものが使えるの!? しかもこんなに安く!? と大いに驚いていただきたい。

テーブルライト

海外のものでも一番導入しやすいというのがこのタイプ。コンセントを繋ぐだけで設置でき、テーブルやデスクの上にぽんと置くだけでぐっと部屋の雰囲気が変わる。

どうせお高いんでしょ~と思われがちだがそうでもない。当コラムではお馴染みの海外ネットオークション《e-bay》を利用すれば、ビンテージ品が国内の器具よりも安価に入手できることだってある。


1960年代USA製のテーブルライトは、当時流行したアトミックエイジを反映したようなデザイン。点けるとプラスティック製のシェード全体に光が灯る。ベースはアルミ製。東京福生市のインテリア店で7000円ほどで購入。

モノの「年齢」を揃えてやると他のインテリアともしっくりくる。

紙のような材質のシェードにピンストライプが描かれたフィフティーズ調のライトは、狭い日本の家に置いても邪魔にならないサイズ。大きいものはアンティーク店などでよく見るがこのサイズはレア。《e-bay》で8000円ほどで落札。

ベッドサイドに置いてナイトランプに。

アールデコ調のこの照明は、バンカーズライトと呼ばれる銀行の窓口などで使われていた器具。6型蛍光灯を使用する小ぶりな大きさで、やはり狭い日本の家でも使いやすい。金属製で濃茶のざらっとした塗装の質感がいい。《e-bay》で6000円ほどで落札。

ネックに付いているネジで高さの調整が可能。

フロアライト

フロアランプとも呼ばれるフロアライトは、リビングや応接間に立てるもよし、ベッドルーム、書斎に立てるもよしの照明器具オールラウンドプレーヤー。

ビンテージにはタイプもさまざまあるので、各部屋の雰囲気に合わせて使い分けると楽しみ方もひろがる。


山型シェードがクラシカルな雰囲気を醸すデンマーク製フロアライトは60年代のもの。 華奢な3本脚ながらバランスが良く、どの部屋にもマッチするので重宝している。東京都下の輸入ビンテージインテリア店で20000円弱。

支柱の中央にチークのグリップが付いており、その上のリングをひねると高さを調整できる。こんなにたくさんの素材を採用する工業製品は、残念ながら現在ではあり得ない。

一見布製に見えるシェードはプラスティック素材。拭くことは元より、外せば洗うこともできそう。

この一本だけでも充分夜間が過ごせる。むしろこの程度の明るさにすることで窓から入る月明かりを感じ取れたりも。手元以外はあまり明るくし過ぎないというのもひとつのワザだ。

独特なフォルムのフロアライトはヴィコ・マジストレッティのデザイン。ライト本体横のツマミを緩めると昇降させることができる。15年ほど前にビンテージインテリア店で運良く18000円で購入。当時はおそらく10倍近くしたはずとのこと。 

下を向けて照らすのが標準仕様だが、くるりと上に向かせれば間接照明としても使用できる。こんなややこしい造りは現在の工業製品では企画の段階でまず採用されないだろう。


いろいろなモノが溢れ返る世の中で、こと照明器具となると本当に良いデザインのプロパー品が少ないと感じる。結局は安価なインテリア量販店に行って無難なものを買って帰るというのが実状かもしれないが、国内外のネットオークションなどをよく観察してみれば、その昔は素晴らしいデザインの器具が百花繚乱であったことが伺い知れる。最近ではデザイン性の高いモノを扱うリサイクルショップや、お手頃価格のアンティーク店も増えているので、そういう店を定期的に覗いていればこの手の海外製器具で安価な逸品に出会える可能性も決して低くない。


今回は買ってすぐに使えるコンセント接続のライトを紹介したが、次回は照明器具の要であるシーリング型ビンテージライトの使用例を紹介したい。


アラタ・クールハンド arata coolhand

(イラストレーター/文筆家 東京出身)

ロゴタイプの制作からパッケージデザイン、広告、CDアートワーク、洋服の企画などを仕事とする。2009年と2012年に東京都下周辺の古い平屋ばかりを網羅した『FLAT HOUSE LIFE』を発刊し(2017年に『FLAT HOUSE LIFE1+2』として復刊)その後一冊一軒の平屋にフォーカスしたよりマニアックな『FLAT HOUSE style』をシリーズ化して自費出版。17年には九州の平屋だけを集めた『FLAT HOUSE LIFE in Kyushu』をリリース。幼少期に山口県の外国人向け平屋住宅での生活を体験、その後東京都下の文化住宅や米軍ハウスでの暮らしを経て、現在は都下の文化住宅と九州の米軍ハウス2拠点を軸に活動する平屋フリーク。 

最終更新日:2019年03月13日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。