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アカデミックでいて庶民的な街「江古田」のボーダレスな商店街

2019年04月11日

アチュー・ワークス

アカデミックでいて庶民的な街「江古田」のボーダレスな商店街

商店街のある街探訪

アカデミックでいて庶民的な街「江古田」のボーダレスな商店街

青い空に映える「江古田市場通り商店街」のサイン

西武池袋線の江古田駅周辺は、小規模な10の商店街が集まる庶民的な街。今回は武蔵野音楽大学と日本大学芸術学部のある北口の商店街を調査した。二つの芸術大学が醸し出すアカデミックな雰囲気と、昔ながらの庶民的な雰囲気が混ざり合った、江古田ならではの魅力に注目だ。


◆栄町本通り商店街

・西武池袋線「江古田」駅から徒歩2分

◆江古田市場通り商店会

・西武池袋線「江古田」駅から徒歩1分

◆江古田駅北口商店会

・西武池袋線「江古田」駅から徒歩0分

◆日大通り商店街

・西武池袋線「江古田」駅から徒歩0分

――――――――――

・周辺の家賃相場 7.9万円(駅徒歩10分以内、1K/1DK)

※2019年3月25日現在

新桜台駅までのびる「栄町本通り商店街」(江古田ゆうゆうロード)

江古田駅の北口にある「江古田浅間神社」はこの街のランドマークの1つ。本殿の裏には国の重要有形民俗文化財に指定されている「江古田の富士塚」があり、古くから富士信仰の対象として親しまれてきた。

正月三が日と、富士山が山開きする7月1日、例祭が行われる9月の第2土曜・日曜に登山ができる。


江古田浅間神社の富士塚。しめ縄が飾られた鳥居の奥に高さ8メートルのミニ富士山がある


この「江古田浅間神社」を中心に、4つの個性的な商店街が放射状に広がっている。一番西側にある「栄町本通り商店街」は、西武有楽町線の新桜台駅までまっすぐのびる、約370mの商店街。地元の人々には「江古田ゆうゆうロード」という愛称で親しまれている。地域の人々に愛され、長い時間をかけて成熟した商店街に特有の、貫禄と落ち着きが感じられる。


「江古田ゆうゆうロード」という愛称で親しまれている「栄町本通り商店街」

昭和の面影を残す「江古田市場通り商店会」

「江古田ゆうゆうロード」の入口手前にあるのが「江古田市場通り商店会」。2014年に閉場した「江古田市場」の周囲に発展した商店街で、狭いながらも昔ながらのお豆腐屋さんやお肉屋さん、八百屋さんなどが並び、かつて「練馬のアメ横」と呼ばれた頃の活気を彷彿とさせる。


練馬で一番「昭和」を思い出す商店街と言われる「江古田市場通り商店会」


現在北口は災害に強い町づくりのための再開発が進行中。江古田市場の閉場もその一環だ。市場なき今、おしゃれなバーや美容院などもちょこちょこ点在している。


おしゃれな店も増えつつある「江古田市場通り商店会」

武蔵野音楽大学に続く音大通りのある「江古田駅北口商店会」

「江古田市場通り商店会」を囲むように広がる商店街は「江古田駅北口商店会」。駅前通り、音大通り、浅間通り、保育園通りと呼ばれる4本のお買い物通りを中心に、約80店舗が並んでいる。


武蔵野音楽大学のお膝元だけあって、昔ながらの庶民的なお店と、音大生向けの楽器店やスタジオ、カフェなどがごく自然に共存している。


武蔵野音楽大学への通学路「江古田駅北口商店会」の音大通り 

2017年に竣工したばかりの武蔵野音楽大学のキャンパス


住宅街と商店街が隣接していて、境界が曖昧なのも面白い。ちょっと横道に入ると、一軒家を改造した魅力的な飲食店が見つかる。


フレンチをベースにした創作料理が味わえるレストラン「ちから亭」もその1つ。小泉主税シェフと裕子さん夫婦が営むアットホームなお店で、玄関では人懐っこいコーギー犬のクワーク君が迎えてくれる。


白い壁と青い扉がおしゃれなレストラン「ちから亭」


レストラン「ちから亭」の看板メニューは「ホッケンハイム」。ご夫婦がヨーロッパを旅した時に写真を目にし、味のイメージをふくらませて創作したメニューなのだとか。

ワインに漬け込み、しっとり柔らかく仕上げた総州古白鶏(そうしゅうこはくどり)がゴロゴロと入っていて、トマトソースの酸味が爽やか。本場の味を知るお客さんからは、「現地で食べたホッケンハイムよりおいしい」と評判なのだとか。


「ちから亭」の看板メニュー「ホッケンハイム」

「ちから亭」のクワーク君は6歳のコーギー


この街に長く暮らす裕子さんは「江古田は買い物にも便利だし、学校や保育園、病院もあるし、カラオケ店や古着屋さんなどもあって、ファミリーにも単身者にも住みやすい町ですよ。店主のこだわりがつまったお店もたくさんあって面白いですよ」と教えてくれた。


「ちから亭」の近所にある「まほうつかいのでし」はユニークなメニューの多いパスタ店

おしゃれなお店があるかと思えば、こんなお店も。がっつり系のメニューが並ぶ「キッチン男の晩ごはん 女の昼ごはん」

再開発が進行中。日大芸術学部まで続く「日大通り商店街」

江古田駅の東側に位置し、日本大学芸術学部江古田校舎まで続く商店街は、その名も「日大通り商店街」。これまで紹介した商店街とは異なり、再開発に伴う道路の拡幅工事がかなり進んでいて、新興住宅街のような雰囲気だ。


再開発が進み、広々とした「日大通り商店街」 

「日大通り商店街」を通り抜けると、日本大学芸術学部江古田校舎に行きつく


再開発によって整えられた街並みの中に個性を探していると、「2つのお店、入口はひとつ」と書かれたナゾの看板を発見。

恐る恐る入店してみると、小さな店内の手前にパンが並び、奥のカウンターでは作業着を着た男性がカタカタとパソコンを打っている。


「パンの森、江古田」と「パソコンの電気屋」が一つになったユニークなお店で、パンは桜台にある人気のパン屋さん「さくら蒸餅堂」のもの。

もともと店主の三澤嘉範さんが「パソコンの電気屋」を営んでいたところ、「ひょんなことから」パンを置くようになったのだとか。


「パンの森、江古田」と「パソコンの電気屋」の入口


「パソコンの電気屋」の三澤さんは、「日大通り商店街」の副会長をしていて、江古田音楽祭やパン歩きイベントなどの企画にも携わっている、江古田の街の事情通。

「江古田は個人商店が頑張っていて、この町にしかないお店がたくさんあるんだよ」と、「goonie cafe(グーニーカフェ)」を紹介してくれた。


手前が「パンの森、江古田」、奥が「パソコンの電気屋」。座っているのが店主の三澤嘉範さん 


「goonie cafe(グーニーカフェ)」は「日大通り商店街」の焼き鳥店の2階にある。日芸OBの2人が、昨年4月にオープンさせたお店で、広々とした明るい店内で、世界中のボードゲームが楽しめる。


お客さんは若い人が中心だが「地域の子供たちやお年寄りにも遊びに来てほしいです」と代表の清水正太郎さん。地域の人々が世代を超えて交流できる「コミュニケーションの場」としての可能性を秘めていそう。


国内外200種類以上のボードゲームが遊べる「goonie cafe(グーニーカフェ)」 

写真は「アズール」というボードゲーム。有名どころから同人ゲームまで、バラエティに富んだ作品を置いている

地元民のレコメンド!

今回、取材で出会った人々から聞いた江古田のおすすめスポット。


「goonie cafe(グーニーカフェ)」の清水さんのおすすめは「ねっこcafe」。お尻から根っ子が生えてくるくらい、居心地がいいという意味だとか 

「ちから亭」の清水裕子さんのおすすめはパン屋の「パーラー江古田」。この日はあいにくの定休日だったが、営業日には行列もできる人気店


商店街と住宅地の境界が曖昧な上に、信仰の場や芸術系の大学が放つ存在感が混然一体となって醸し出される、ボーダレスな自由さが江古田の魅力。そういえば、パン屋さんとパソコンの電気屋さんが一緒になった店もあったっけ。

変わっていくところと変わらないところ、再開発のすすむ商店街が、今後どのような変貌を遂げていくのか注目したい。


文/香取ゆき 撮影/鈴木英乙



●西武池袋線「江古田」駅周辺の物件を探す(家賃相場


最終更新日:2019年04月11日

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