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個性的な海外ビンテージライトで部屋の雰囲気をアップ シーリン...

2019年05月23日

アチュー・ワークス

個性的な海外ビンテージライトで部屋の雰囲気をアップ シーリングライト編

FLAT HOUSEに住む#20

個性的な海外ビンテージライトで部屋の雰囲気をアップ シーリングライト編

コーディネートを依頼された照明器具の数々。施主の趣味やインテリアも考慮に入れつつ家と同年代のものを部屋の造作や用途に合わせてアメリカより入手した。

家具やシロモノ家電には凝れても、なかなか好みを反映しにくいというのが照明器具。海外のインテリア雑誌を見ると素敵なものをたくさん見かけるのに、こと国内となると急に無難なデザイン一辺倒になってしまう。しかしちょっとアンテナの角度を変えれば日本の住宅でも使える良い器具を見つけることは可能だ。そこでフラット・ハウス住人たちが実際に使っているさまざまなタイプの照明器具をご紹介しよう、の第二弾。前回のスタンド型ライトに続き今回はシーリングライトの登場。


前回の内容はこちら:照明に好いデザインがない? ならば意外に安価なビンテージライトを!

シーリングライト  

天井に張り付けるように設置するのがこのシーリングライトだ。コードを垂らして付けるペンダントライトと違い、配線がベースの中に隠れる構造故すっきりと設置でき、生活動線を邪魔せず視界にも入ってこないところが大きなメリット。しかし比較的種類を選べるペンダントライトに比べ、シーリングライトは圧倒的に選択肢が少ない。家電量販店やホームセンターに行くとドーム型の円形蛍光灯を使用するタイプを山ほど見ることになるが、バリエーションはじつに乏しい。その分デザインの違うものを選ぶとぐっと部屋の雰囲気を変えることができるという特長もあるのがこのライトである。

備え付けられたシーリングライト

都下のフラットハウスには、古い照明器具が当時のまま付いていることがしばしばある。これは昔の店子が置いていったというわけではなく、標準装備として建築当時から備わっていたものだ。メタルのベースに乳白色のミルクガラスのライトシェードが付いているシーリングライトは、まさにミッドセンチュリーの置き土産。レトロな雰囲気を醸すこれが付いていると思わずガッツポーズが出たりする。まずは古い平屋に残っていた実際のものから見てみよう。


そのフォルムからピル(錠剤)型と呼ばれるこのタイプは、古いフラットハウスに付いている典型的なシーリングライトのひとつ。乳白ガラスのシェードは明かりを柔らかくし気持ちを落ち着かせてくれる。

エントランスに付いていることも。

円筒をスパッと切ったようなタブレット形をしたライトも古いフラットハウスでしばしば見られる。 

コマのような形をしたデコ・スタイルのシェードは、フラットハウス全般ではなく米軍ハウスのみに付いている。九州のハウスでも同型のものが見られるので全国的に出回っていたのか、あるいは標準スペックとして輸入されたものか。正確なところは不明だが…

前出のコマ型の上部が広がったシェード。これは見かけることが少ない。ポストモダンからミッドセンチュリー、ヨーロピアンシャビーやインダストリアルと広いタイプのインテリアに合わせることが可能。もしこれが入居したハウスに付いていたら超ラッキーだ。

これは変わり種。氷山を海底から見上げたようなフォルムのガラスシェード4個が天井から突出している。増築部分に付いていたため日本製のようだが、今は見かけないライトだ。

シーリングというよりもダウンライトに近いかもしれないが、どちらにせよより個性的な物を志向した時代の産物であることは間違いない。


シーリングソケットだけが付いていて器具は店子持ちという現在のアパートやマンションと違い、貸し平屋にはこんなふうに照明が付属しているケースが多い。以前も話したがこれもフラットハウス選びの楽しみのひとつである。

買えるシーリングライト

「でもウチは古い平屋ではないんだけど…」という読者のために、次は購入して国内でも取り付けることができるシーリングライトを紹介しよう。欧州もスカンジナビア方面に行くとペンダントライトが圧倒的に多いのだが、シーリングライトとなると不思議と米国製のものが多い。しかも古くは1940年代のものも現役だったりする。その分バラエティにも富んでおり、博物館クラスのものを自宅に取り付けることもできる。


マンハッタンのビルディングの先端のような形をしたデコ・スタイルのミルクガラス製シェードのライトは、ピル型ならぬ「ビル」型。米国のオークションサイト『e-bay』で落札。同サイトではしばしば見かけるが、なぜか日に日に値が上がっているモデルだ。

中央にボルトが突出していて、そこに皿状のシェードの穴を通してワッシャーで押さえるタイプ。電球も取り替えやすく米国ではとてもポピュラーなモデルなのだが、不思議と日本にはこのタイプがない。

点灯するとリムのスリットから光が放射線状に漏れる仕組み。天井に綺麗なパターンが浮かび上がる。

こちらは筆者が手がけたYさんの再生平屋用に選んだライトで、角度が付けられるスポットライトをキッチンライトに応用したもの。もちろん壁に付けることもできるものだが、60年代に建てられた日本のモダン住宅のキッチンの棚下にしっくりときたため設置した。デンマーク製。


このように、日本に住んでいても好きなデザインの海外製ライトを取り付けることはできる。筆者は前出のe-bayと海外業者から購入しているが、英語が苦手という人は同オークションの翻訳サイトや、代理で落札してくれる業者もあるのでそちらを利用すると良いだろう。また設置については、道具さえ揃えるならば決して個人でも難しくはないが、電気店に依頼することをお勧めする。その際ひとつだけだと割高になるので、まとめて設置してもらうことも併せてお勧めしたい(このあたりについては最終章で紹介したい)。


さて次回は、壁に取り付けるビンテージウォールライトを紹介する。乞うご期待!


アラタ・クールハンド arata coolhand

(イラストレーター/文筆家 東京出身)

ロゴタイプの制作からパッケージデザイン、広告、CDアートワーク、洋服の企画などを仕事とする。2009年と2012年に東京都下周辺の古い平屋ばかりを網羅した『FLAT HOUSE LIFE』を発刊し(2017年に『FLAT HOUSE LIFE1+2』として復刊)その後一冊一軒の平屋にフォーカスしたよりマニアックな『FLAT HOUSE style』をシリーズ化して自費出版。17年には九州の平屋だけを集めた『FLAT HOUSE LIFE in Kyushu』をリリース。幼少期に山口県の外国人向け平屋住宅での生活を体験、その後東京都下の文化住宅や米軍ハウスでの暮らしを経て、現在は都下の文化住宅と九州の米軍ハウス2拠点を軸に活動する平屋フリーク。

最終更新日:2019年05月24日

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