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若手が頑張る個性的な店が点在 「下高井戸」のメロウな商店街

2019年06月06日

アチュー・ワークス

若手が頑張る個性的な店が点在 「下高井戸」のメロウな商店街

商店街のある街探訪

若手が頑張る個性的な店が点在 「下高井戸」のメロウな商店街

下高井戸駅を終点とする2両編成のかわいい電車、東急世田谷線

世田谷区と杉並区の区境に位置する下高井戸は、甲州街道の最初の宿場が置かれた町。のちに新宿に宿場が置かれ、第二の宿場町となったが、実は下高井戸の方が宿場町としては先輩なのだ。

そんな歴史ある下高井戸は住宅街としても成熟していて、商店街も円熟味満点。駅を中心に放射状に広がる4つの通り、「駅前通り」「北口れんが通り」「日大通り」「公園通り」沿いの商店群は、すべてまとめて「下高井戸商店街」。一致団結して地域を盛り上げている。


◆下高井戸商店街

京王線・東急世田谷線「下高井戸」駅から徒歩0分

――――――――――

・周辺の家賃相場 7.7万円(駅徒歩10分以内、1K/1DK)

※2019年5月23日現在

「しもたかステーション」のある「駅前通り」

 駅の北口を出て右手に伸びる「駅前通り」は、昔ながらの個人商店と西友、チェーン店がバランスよく共存している。日常のお買い物はすべてここで済みそうだ。


下高井戸駅の北側、京王線の線路に並行する「駅前通り」


「駅前通り」にはお買い物の拠点となる「しもたかステーション」がある。商店街のイベント情報や目的のお店を教えてもらえるのはもちろん、買いすぎて重くなってしまった荷物を専任のスタッフさんが運んでくれる「しもたか手ぶら便」(1回300円)などのサービスも充実している。


トイレやオムツ替え用のベビーベッドもある「しもたかステーション」


「下高井戸は安心・安全な街。商店街の中に小学校があって、商店街と学校が連携して子供たちを見守っています」と「しもたかステーション」のスタッフさん。都会は人と人とのつながりが希薄というけれど、下高井戸はその心配はなさそう。


にこやかな「しもたかステーション」のスタッフさん


「下高井戸商店街」は肉、魚、野菜の生鮮三品のお店が充実しているのだとか。そういわれてみれば、確かにその通り。あちらこちらにお肉屋さんや魚屋さん、八百屋さんが点在している。

「しもたかステーション」のそばにある創業65年の鮮魚店「前田商店」もその一つ。ショーケースには、毎朝豊洲で仕入れた新鮮な魚が並んでいる。

「下高井戸商店街にはいろんなお店があって、各店が自信をもっておすすめできる商品を置いています。永福町から買い物にくるお客さんもいるのよ」と三代目の女将さんが教えてくれた。


鮮魚店「前田商店」はお刺身や切り身のほか、手作りの塩辛なども人気

下高井戸駅と甲州街道を結ぶ「北口れんが通り」

下高井戸駅北口と甲州街道を結ぶ「北口れんが通り」の入口には、下高井戸のランドマークともいえる「下高井戸駅前市場」がある。駅周辺の再開発計画もあって、空き店舗が増えているが、昭和31年オープンのレトロな建物は今も現役だ。


「下高井戸駅前市場」。中央の通路が「北口れんが通り」に続いている

「下高井戸駅前市場」の中にも大きな魚屋さんを発見。下高井戸の台所といった風格だ


「北口れんが通り」を抜けて甲州街道を渡ると、玉川上水の緑地や歴史あるお寺のある杉並区の閑静な住宅街に行き着く。交通量の多い甲州街道の喧騒が嘘のように落ち着いた雰囲気だ。


緑豊かな「玉川上水永泉寺緑地」。この緑地を挟んで右が甲州街道、左が住宅街 

アカデミックな香り漂う「日大通り」

「駅前通り」から京王線の線路を渡って駅の南口に出ると、そこからは「日大通り」。その名の通り日大文理学部や日大櫻丘高校に続く道だ。途中には世田谷区立の松沢小学校や松沢図書室もあって、ちょっとアカデミックな空気が漂っている。


学生がひっきりなしに通る「日大通り」。左の建物は松沢図書室が入る松沢まちづくりセンター


「日大通り」には行列のできるたいやき屋さん「たつみや」がある。世田谷区産業振興公社が認定する「世田谷みやげ2019」に指定される銘菓で、地元の人はもちろん、日大の学生にも大人気。サクサクとした軽い食感と、尻尾までぎっしりつまった甘さ控えめのあんこのおいしさは一度食べたらクセになると評判。


「日大通り」のたいやき屋さん「たつみや」。行列を避けるなら午前中がおすすめ

 「たつみや」のたいやき。焼きたては格別。店先でハフハフしながら食べよう 

若手が頑張る個性的な店が点在する「公園通り」

駅の南、世田谷線の線路に並行して走る通りは「公園通り」。すぐそばに住宅街が迫り、どことなくのんびりとしたこの通りで見つけたのは、北海道中川町のアンテナショップ「ナカガワのナカガワ」。

世田谷区と北海道中川町とは18年来の交流があったことから、2016年にこの場所に北海道中川町の情報発信基地として誕生させたのだとか。運営には町や区はもちろん、商店街や近隣の日大の学生たちも関わっている。 


 「公園通り」にある「ナカガワのナカガワ」。ソフトクリームのサインが目印 

 

「ナカガワのナカガワ」の一押しはソフトクリーム。放牧牛のミルクを使っているから、季節ごとに味わいが異なるのだとか。濃いけれどさっぱりしていて、北海道の大地のパワーが優しく体中に浸透していくようなおいしさだ。


「ナカガワのナカガワ」の店長の村上さん。お母さんが北海道中川町出身

「ナカガワのナカガワ」には北海道中川町のグルメや工芸品なども並ぶ 


「若い人も頑張っているんだよ」と「しもたかステーション」のスタッフさんが教えてくれたのは、カレーとクラフトビールのお店「HATOS OUTSIDE(ハトス アウトサイド)」。このお店も「公園通り」にある。


中目黒で「HATOS BAR」を営むオーナーのdubさんが「下高井戸のメロウな空気感が好き」と2年前にオープンさせた店だ。 


おしゃれなインテリアの「HATOS OUTSIDE」。店内を飾る絵や草花は仲間のアーティストによるもので、不定期に変わるそう


カレーは学芸大学の人気カレー店「VOVO CURRY」を立ちあげた店長さんが担当する自信作だ。


dubさん「持ち帰りもできるので、お電話いただければ用意しておきます。子供が食べられる辛さのものもあるので、帰りが遅くなってごはんを作れないときなどに、ご利用ください。年配の方にはとっつきにくいかもしれませんが、うちは老若男女を問わず大歓迎です」


 「HATOS OUTSIDE」 のチキンカレーはクリーミーで優しい味

「HATOS OUTSIDE」ではポートランドから自社輸入するクラフトビールも飲める

地元民のレコメンド!

今回、取材で出会った人々から聞いた下高井戸のおすすめスポット。


 「ナカガワのナカガワ」の村上店長のおすすめは「Pizzeria TONINO(ピッツェリアトニーノ)」。「真のナポリピッツァ協会」認定の本格ピッツァが味わえる

鮮魚店「前田商店」の女将さんのおすすめは、「日大通り」にある中華料理店「康楽」。お馴染みのメニューがならぶ街の中華屋さん


 「HATOS BAR」のdubさんが、下高井戸は“メロウな街”と言ったけれど、メロウには「果物が熟しているさま、人柄などの円熟したさま」といった意味があるらしい。まさに下高井戸の商店街を表現するのにぴったりな言葉。この円熟味は、長い年月をかけて培ってきた商店主さんたちの「地域と住民のために一致団結して街を盛り上げていこう」という思いから生まれているのかも。こんな商店街のある街に暮らしたら、無理せず自然に地域とかかわれそうだ。


下高井戸の南口のランドマーク「下高井戸シネマ」


取材・文/香取ゆき 撮影/鈴木英乙



最終更新日:2019年06月06日

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