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ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に学ぶ、趣味を楽しむインテ...

2019年06月11日

アチュー・ワークス

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に学ぶ、趣味を楽しむインテリア

ドラマ・映画の気になるマ・ド・リ

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に学ぶ、趣味を楽しむインテリア

人気のドラマや映画に登場するお部屋の間取り図を洗い出し、その暮らしぶりを推測するこの連載。賃料やエリア、インテリアから、実際の住まいづくりに役立つ情報をピックアップします。

住まい・インテリア・ライフスタイル関連の記事を多く担当する編集者Nの考察とたくましい妄想を元に、相談役としてオオカワ建築設計室の代表を務める建築家の大川三枝子さんを迎えてお届けします。

※多少のネタバレを含みますので、ご注意ください。


今回ピックアップするドラマ「わたし、定時で帰ります。」は、「残業ゼロ! 定時で帰る!」をモットーとするヒロイン東山結衣(吉高由里子)の心の葛藤を通して、現代社会が抱える、仕事観や恋愛観、人間関係など身近な問題について考えさせられるドラマ。


ヒロインの結衣は、過酷なイメージが強いWEB制作会社で働きながらも、過去のトラウマから入社以来、残業ゼロを貫いてきたディレクターです。だからといって、仕事をないがしろにしているわけでもなく、生産効率を追求した仕事ぶりで、定時になるときっぱりと退社するワーキングガール。

退社後は行きつけの中華料理店でビールをぐいっとやったり、プライベートの時間を重視する恋人の諏訪巧(中丸雄一)との時間を大切にしています。


そんな中、新しい部長がやってきたことで状況は激変。さまざまなトラブルが巻き起こります。また、元婚約者でワーカホリックの敏腕プロデューサー種田晃太郎(向井理)が同じ部に配属されて…。


今回取り上げるのは、ヒロイン結衣の彼氏である巧(中丸雄一)がひとり暮らしをしていたお部屋。結婚を前提に結衣との同棲をはじめる第6話まで暮らしていた、いわゆる独身男子のお部屋というやつです。仕事を終えた結衣が時折訪れ、晩ご飯を食べながらリラックスした時間を過ごす場所となっていました。


作中にこのお部屋が出てくる時間がものすごく短く(総時間10分足らず)と、これまでの最短時間を大幅に更新しましたが、敢えて原作を読まずに、いつもよりも妄想多めでお届けします。

都内マンションの最上階。リフォーム済み王道スタイルのお部屋。

※バス・トイレ・洗面などは、ドラマの中で登場していません(第8話現在)。Nと大川さんの「こういうマンションだったら、こういう感じじゃないかな?」という想像と空想を元に図面化しています。


この部屋の主である結衣の彼氏は、web制作会社の業界最大手に勤める男性。結衣と気さくに話す後輩が「30歳」と言っているシーンがあったので、結衣を31歳として、巧の方が少し年上っぽいので、33才くらいかと推測します。

お部屋の間取りは、おそらく1LDK。作中に登場する建物外観の印象としては、少し以前の年代に建てられたハイスペックマンションといった感じ。外観から、マンションは8階建てのようで、巧の部屋のドアに「801」という表示がでていたので、最上階の角部屋ということで間違いないでしょう。

33才男性の部屋としては少々豪華すぎない?という印象ですが、業界最大手の若手エースだと、このくらいの部屋に住めるのかもしれません。


第6話で結衣と同棲をはじめる際、「20万円なんて奮発しすぎじゃない?」というような結衣のセリフがあるので、このお部屋の家賃はそれ以下と考えるのが妥当(仮に15万円と想定します)。ですが、ドラマに登場するリビング・ダイニング・キッチンだけを見ても、都心部のさらに華やかなエリアでは、この部屋がアンダー20万とは考えにくいのが現実的なところです。


とはいえ、仕事を終えた結衣が到着する頃には、すでに夕飯ができあがっていたりするので、都心部からそう遠くないところということになります。巧の職場の場所は分かりませんが、渋谷駅・新宿駅へのアクセスがよく、アウトドア好きの巧らしく程よく緑があって、美味しい飲食店や生活利便施設の充実と落ち着きを兼ね備えた沿線…ということで、京王線に目を付けました。

路線図片手に、新宿から順に「50㎡強、家賃15万円、ベーシックな内装の部屋」という条件を叶える部屋を検索していくと、どうやら「桜上水」駅から「千歳烏山」駅辺りがあやしい。「八幡山」駅から「千歳烏山」駅あたりは、低層マンションが多いイメージがあるので、8階建てのマンションに住む巧の住まいは、「桜上水」駅辺りということにしておこうと思います。


室内を見ると、変形した間取りや梁の感じからも、バブル期のハイスペックマンションをリフォームしたお部屋と推測できます。また、間取りを見ると(妄想度高め)、一見広そうですが、バルコニーは専有面積に含まれません。ファミリータイプの間取りが多いマンションにある比較的小ぶりなお部屋は、大きな部屋と同等スペックの設備仕様が採用されていることがほとんどなので、賃貸マンションを探す際の狙い目。巧は賃貸マンション選びも上手ですね。


インテリアのベースとなる部屋は、明るいカラースキームのウッド調で非常にベーシックな王道スタイル。家具やデコレーションも主張が強いものは一切なく、なんとも巧らしい部屋だなと感じます。

今回は、王道ベーシックな部屋をいかに自分らしく、より快適に使うかについて考えていきます。


【ドラマから察する、推定のスペック】

  • 所在地/東京都桜上水
  • 床面積/52㎡
  • 間取り/1LDK
  • 築年数/25年
  • 賃料/15万円(管理費別)

※あくまで推定です

リラックスした時間を過ごす趣味の部屋。ベーシックな部屋を自分スタイルで心地よく。

ここからは、建築家の大川三枝子さんとともにドラマを観ながら、間取りやインテリアについて、実際の住まいづくりの参考になりそうなポイントをピックアップしていきます。


●趣味のツールやアイテムを普段使いにすることのメリット


大川:巧のお部屋では、お料理をつくったり食べたりするシーンが印象的でしたね。


N:晃太郎がコンビニ弁当を食べながら仕事に没頭する一方、結衣にとっての巧は、あたたかさの象徴としてのお料理なのかなぁなんて思いながら観てました。ポトフなんて、あたたかさ以外の何ものでもない!


大川:そうそう。そのポトフ、キッチンではない場所で、キャンプ用の調理器具を使ってつくっていたでしょう?


N:巧の趣味はキャンプで、休日ともなればボルダリングや釣りなど、1日アウトドアを楽しんでいますね。


大川:巧のお部屋は、趣味のアウトドア用品がとても上手に採り入れられています。例えば、ソファ前のコーヒーテーブル。アウトドアブランドの折りたたみテーブルにガラスの天板をのせたものって気づいてましたか?


N:わ。本当だ。実は、なんか少し低くないか?と思っていたんですが、アウトドア用品だったとは。趣味のアイテムを普段使いすることで、収納しなくて済むのは大きなメリットですね。


大川:日常的に使っているのだからしまい込む必要もなく、省スペース。実際キャンプに行くときは、普段使っているものをパッキングすればいいわけです。

また、インテリアとしてもアウトドア感が醸し出されますから、お客様がいらした時などには、話題のきっかけにも一役かってくれます。

ただし、少し美味しいにおいと蒸気が部屋中に広がるのが気になりますから、換気には気をつけていただきたいですね(笑)。


N:「キャンプとかお好きなんですか?」「ええ。もしよかったら今度一緒にいかがですか?」なんて、仲も深まりそう! そういえば、結衣の仕事の愚痴を聞きながら、ツールを磨いているシーンもありましたね。


大川:しまい込まないので、日常の流れの中でお手入れがしやすいというのもメリットのひとつに挙げられます。趣味がキャンプでなくても、趣味のものを見せる収納にすれば同じような効果が得られるのでおすすめですよ。


●箱物収納家具を駆使して、収納率をアップ! さらにすっきりさせるには?


N:巧のお部屋、広いなーという印象を持つと同時に、キャビネットやラックなど収納系の家具が多いのが気になって…。


大川:築浅でこれくらいの広さがあるマンションだと、それなりの量の収納スペースが確保されているのが一般的。だけど、少し古い年代のマンションや、ファミリーを意識して設計されたお部屋でなければ、収納率は低めになっているかもしれません。巧の部屋もLDKを見た感じ、クローゼットらしき扉が見当たらないので、元々ある造り付けの収納が圧倒的に少ないのだと推測できます。

そこにキャンプが趣味とくれば、キャンプ用品を収納するための家具を自分で設置することになりますよね。


N:……にしても、多くないですか?


大川:確かに。減らせない性格なのかも(笑)。Nさん、腑に落ちない顔してるわね。


N:(もぞもぞ)そうなんです。あちこちに箱物収納があるのはいいとして、なんだかバラバラした印象だなと思って。まとまりがないっていうか、足らない収納を買い足していったらこうなった的な…。


大川:引っかかっているのは、収納家具がアチコチにあって、色味や高さがそれぞれ異なり、家具と家具の間に隙間も多いといったところかしら?


N:そう、それです! 巧はインテリア好きというタイプではなさそうだから、巧自身も「ベーシックな家具を選んでるのに、なんでまとまらないのかな?」と思ってるような気がして。一般的にも多くの方が同じ悩みを持っているように感じるのですが、どうしたらいい具合にまとまりますか?


大川:テレビに向かって右側の壁面や、テレビに向かって左側の凸部分、こういったところには、壁面収納のシステム家具などを利用して統一感を出すのが、手っ取り早い。このくらいの広さがあれば、天井まで届く収納システムを採用しても、圧迫感はそんなに気にならないでしょう。


N:手っ取り早くない方法は?(笑)


大川:そうね、いろいろ方法はあるけれど、現状、収納家具が目立つのは、お部屋全体の印象がとてもシンプルということも理由のひとつ。明確なアクセントを用いて空間に立体感を持たせるといいかも。収納と収納の間に照明を入れるとか、家具の高さを揃えるとか、壁に大きめの絵や写真を飾るとか。一気に上級者な仕上がりになると思います。


N:収納家具よりも目立つものを入れて、収納家具の存在感を軽減させるということですね。うん、素敵になりそう!


今回も非常に考えさせられるドラマでした。仕事内容であれ、人間関係であれ、パートナーシップであれ、やっぱり人だから、与えたことに対して報いがないのは辛いよねって思います。


そして、プライベート重視で好きな人との時間を大切にする巧も、仕事に打ち込み仕事ができる晃太郎も魅力的だけど、やっぱりどちらも極端だなーと(笑)。一見あたたかそうな巧は、プライベート重視だからきっと自分主体タイプだし、冷たそうな晃太郎は、バリバリ仕事人間できっと自己犠牲タイプだし……。自分にニュートラルでいることって、自分勝手に見られるけど、実は難しくて、実は一番強いのかも知れない。そんなことを考えながら、第8話の放送まで見続けました。

いや、個人的には晃太郎の方が好みなんですけどね(大川さんからの「見た目でしょ?」ってツッコミが聞こえてきそうですが)、いやいや、晃太郎の方がよっぽど結衣のこと考えてくれてるじゃん~それでもこんなに仕事人間だとやっぱり心配になっちゃうなぁ~など思いつつ、最終話まで見守りたいと思います。


(文:宮下菜歩/soretona、イラスト:大川三枝子/omiedesign オオカワ建築設計)


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最終更新日:2019年06月11日

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