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堀切菖蒲園に住む~5匹の猫と家族の広々空間 昔と今が混在する...

2019年06月12日

アチュー・ワークス

堀切菖蒲園に住む~5匹の猫と家族の広々空間 昔と今が混在する個性的な一軒家

憧れのライフスタイルから街選び

堀切菖蒲園に住む~5匹の猫と家族の広々空間 昔と今が混在する個性的な一軒家

フォトグラファーの中川文作さんは、プライベートで5匹の猫を飼い、仕事では猫の専門誌のレギュラーを持つなど、公私ともにネコが大好き。奥さんの徳江(のりえ)さんも同じくネコ好き。猫と一緒に暮らすことは二人のくらしにとってはとても大切なことでした。

それまでは、三軒茶屋にお住まいでしたが、その猫とのくらしをよりよくしていきたいということで一軒家に引っ越すことを検討。中目黒の飲食店で忙しく働いていた奥様の退職を機に、以前より興味があった下町への引っ越しを決断しました。


最寄り駅の京成本線・堀切菖蒲園駅。都心へは3駅先の町屋駅で千代田線、5駅先の日暮里駅、6駅先の終点・京成上野駅で乗り換え。 


もともとお二人は茨城県牛久市の高校の同級生。人気エリアである三軒茶屋での刺激的な日々もそれはそれで面白いものでしたが、次第に「もっと静かなところがいい」と感じるようになっていました。二人で田端に住んだこともあったので、東京の東側、下町への引っ越しは自然に選択肢に入ってきました。とはいえ、それほど知名度の高くない堀切菖蒲園。中川さんもピンとは来ていなかったとのことですが、内見に訪れた際に街を歩いていると、すぐに気に入りました。


改札を右手に1分進むと、川の手通り沿いにずらりと中華料理店とラーメン店が並ぶ通称「ラーメン通り」へ。名店揃いとのことでひそかな人気。

表通りから一歩入ると昭和のノスタルジーあふれる商店街や、縁や祭りを大切にする下町らしい七福神が迎えてくれる。


中川さん:駅前の商店街は下町の風情もあって活気があるけれど、どこか落ち着くんです。少し歩けば空き地もあって、東京にいながら田舎住まいをしている気分。それにドラマの「3年B組金八先生」で見ていた、のどかな荒川の土手もすぐそばにあります。のんびりした環境に住みたいと思っていた僕にとっては、理想的な環境と感じました。


駅から10分ほどで綾瀬川、荒川の遊歩道へ。一人でぶらぶらと気分転換。


夫婦で住み始めて4年。お子さんが生まれてからは、産婦人科や保育所などが多いことにも気が付いたという中川さん。そして人情。おせっかいというほどでもなく、つかず離れず、でも温かい、そんな親切なお年寄りが多いことも子育てをしていて感じたことだと言います。公園デビューや〇〇ママという関係にはなじめないかなと感じていたお二人にとっては、ちょうどよいコミュニケーション。

のんびりムードや下町の程よい人間関係の一方、ディスカウントストアや生鮮食品スーパー、大型ドラッグストアなども徒歩圏内にあり生活の利便性も良く、また、中川さんにとっては仕事面での利便性も選択の理由となりました。


もちろん家族での散歩も。広々とした水辺の景色、東京の風景。これも二人がこのエリアを選んだ理由。


中川さん:電車は京成本線で各駅停車しかとまらないローカル線。でも僕は仕事の移動は車を使うのでむしろ高速道路が使えるほうがありがたい。小菅、四ツ木の入口まで5分程度。都内へのアクセスはもちろん成田空港や羽田空港へも便利です。


LCCが数多く発着する成田、国内の出張で使う羽田。機材も多い仕事なのでやはり車は便利。お二人の故郷である牛久方面へも常磐自動車道にすぐに乗れます。一軒家家を希望した理由は、猫とのくらしの他に、お子さんをのびのび広いところで育てたい、そして車が必須の仕事ということで駐車場が家にほしいということもありました。便利さもやはり必要な要素です。

センスと工夫で物件の良さを生かす

賃貸の一軒家で理想の物件。築年数、利便性、環境などを考えればなかなか出会えないものかもしれません。中川さんも内見の際は夫婦で意見が分かれたと言います。中川さんは堀切菖蒲園の街並みや環境同様に、物件についても好意的でした。しかし、徳江さんの第一印象は…


中川さん:怖い、薄気味悪い(笑)。暗かったんですよ、特に居間。今は広々としたリビングにしていますが、もともとは二間に分かれていて、ふすまで区切られていたこともあって狭苦しくて、光もあまり入ってこなかった。


ただ中川さんは、内見した他の物件と比べて、広さと家賃のバランスはこの物件が最も良い条件だったこともあり、ふすまをとっぱらったり、うまく模様替えすることで、広々と明るく使えるようにすることでここに決めたいと徳江さんに相談。これに徳江さんも納得。そして模様替えをしていくと、南側に面した広いまどからは明るい陽射しが入り、広々と、でも穏やかなリビングに変わりました。これですっかり徳江さんもお気に入りの場所に。お子さんと猫がのびのびと過ごす姿を見て、ここにしてよかったという実感がわいてきたと言います。


広々としたリビング。和の中にカフェテーブルやモダンなチェア。東京の昔に、少し今の東京を取り入れて、個性的な空間を演出。

やわらかい畳敷きは子育てのケガ防止にも。徳江さんがこの物件を選んだ後押しにもなった要素。


次は猫のお話を少し。飼っているのは5匹。長女的存在は、性格が天然だからと名付けられた「てんねん」ちゃん。そのほかは男子。ベージュ色の男の子だからbeige boyで「びーびー」君。愛称は「びーちゃん」。その兄が愛称「しーちゃん」の「しーしー」君。「てんねん」の弟でこれも性格から名づけられた「かちき」。そして、中川さんの姉夫婦から「名前をこれにしたら譲ってもいいよ」と言われた「ぐわし」。個性も色も多彩な猫たちとのくらし。癒やしにも元気にもなるだけではなく、猫の専門誌の表紙を飾ったり、中川さん自身が「ネコ男子」としてメディアに紹介されたり、いろいろな広がりも生まれています。夫婦、子供に猫たちの8人家族。その幸せな時間、広々と使える一軒家だからこそかもしれません。


「びーちゃん」「しーちゃん」は、中川さんの撮影で専門誌の表情も飾っています。

一緒に仕事? というわけではないけれど、びーちゃんはここがお気に入り。猫にとっては仕事場も遊び場でしょうか。

一人の息抜き、家族の楽しみ

フォトグラファーの仕事は、外での撮影だけではなく、撮影した画像の確認、セレクト、そして加工などデスク前の仕事も大切。これに多くの時間が費やされ、集中力と根気も必要。孤独な作業でもあります。


中川さん宅の2階の仕事場にはベランダがあって、良き息抜きの場に。 


中川さん:やはり息抜きは必要ですね。昼なら川で散歩、夕方からは近所で一杯。それがとてもいいリフレッシュになります。


その一杯は、徒歩2分、住宅街の中にある焼き鳥居酒屋「きどり」で。


中川さん:最初恐る恐る入ってみたのですが、とても居心地がいいんです。常連さんとの関係も僕にとってはちょうどいい。子どもも大丈夫な店なので、それもありがたい。


「きどり」店主の新井さん。中川さんの印象は「変わった人。もちろんいい意味で、ですよ(笑)。私にはないいろいろな話題や知識を持ってらっしゃるので聞いていて楽しいです」。逆に中川さんにとっても新井さんは貴重な情報源。地元のあれこれを聞き、また、常連さんとの関係を円滑にしてくれている。

焼き鳥5点盛りは、レバー、モモ、砂肝、つくね、皮。臭みがなく爽やかな食感の美桜鳥を使用。味の秘密やこだわりは? と聞くと「いやぁ、特にはないですよ。親切・丁寧を心がけているだけで」と新井さん。


下町の人情は、決してべたべたしたものではなく、すっと寄り添ったり離れたり。狭いカウンターでも心地よく飲めるのは、そんな人が集まってくるから。一人の息抜きはカウンターで。そして家族の楽しい時間は2階の小さな座敷。こちらの店はお子様歓迎。居酒屋メニューだけではなくお子様メニューや中・高校生が好きそうな食事モノも充実しています。まだお子さんが小さいということでなかなか遠出もできない中、近所で家族が過ごせる場所、時間があることはとても大切なこと。息抜きであり、いつもとは違う家族の表情が見えたり、素直な言葉を交わしたり。


2階のスペースは家族で外食を楽しむ近所の方で予約がすぐに埋まるとのこと。畳敷きで小さいながらもリラックスできるスペース。お酒好きの徳江さんですが今は我慢。「子供がすくすく育って、この店で二人でお酒を飲む日が楽しみです」。


中川さん:堀切菖蒲園は、家族で過ごしやすい環境があって、今の東京のカルチャーではない古き良き東京の文化があって、心地よい人情がある。僕にとっては毎日が旅気分と言いますか、4年たった今でも発見があります。広々とした家もあって、ここで子育てをしたら、僕なりの表現なんですが、なんだか「腰のある人間」に育ちそうで。ここで暮らすのもいいかなと漠然と思っていましたが、ここでよかったなと思います。


取材・文/岩瀬大二 撮影/今仲俊介


最終更新日:2019年06月12日

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