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新宿御苑前に住む~モノがほぼないシンプルな暮らし 新宿御苑を...

2019年08月14日

アチュー・ワークス

新宿御苑前に住む~モノがほぼないシンプルな暮らし 新宿御苑を歩いて気分転換

憧れのライフスタイルから街選び

新宿御苑前に住む~モノがほぼないシンプルな暮らし 新宿御苑を歩いて気分転換

元々美容師で、現在はヘアメイクや、関係するフォトグラファーたちのマネジメント業務を手掛ける片山裕介さん。また、オーストラリアで経験したホテルスパ事業のノウハウも生かして、新宿三丁目で女性専用の酵素風呂「発酵温浴nifu」を運営されています。さて、現在お住まいの新宿御苑エリアを選んだ理由を聞くと「実に単純な理由です」と言います。


片山さん:店とオフィスが新宿三丁目なのでその近くで探していただけなんです。以前は中目黒に住んでいましたが、仕事で遅くなることも多くて。タクシーを使ったりしていましたが、やはり不便ですからね。歩いて帰られる場所で探していたら、店舗の場所探しでもお世話になった不動産業者が紹介してくれて、ここにしました。新宿御苑前は、特に土地勘があったわけでもないんですが、もともと東京のどこがいい、というこだわりもなかったので。 


緑あふれる新宿御苑。自宅から会社までは新宿通りを歩く方が早いが、気分転換に新宿御苑の遊歩道を歩くことも多い


片山さんは、これまでも東京の人気エリアに対して憧れなどはなく、人生の歩み、その時々で、たまたま出会った場所が住む場所となっていました。原点は故郷を出るところから。


片山さん:僕は岡山出身。さて、どこで美容の仕事をしようかという時、選択肢は、大阪でも東京でもニューヨークでもロンドンでもどこでも良かった。条件は、英語を生かせることと、寒いところはいやだ(笑)という2点のみ。それで縁あってオーストラリアのシドニーで、ヘアサロンとホテルのスパ事業をしている会社で働くことになりました。その後、少し休みをもらって、タイを中心に東南アジアでバックパッカーとしてぶらぶらしたあと、東京でもその事業を展開しようということで帰国し、東京に住み始めました。


それが2004年ごろのこと。その際は「住み始めた」と言えるレベルではなかったと振り返ります。


片山さん:帰国時も、バックパッカーの気分。住むところなんてなんとかなるだろうと思っていたんです。参考に買った東京のガイドブックもタイで出版されたものでした。賃貸の知識なんてなんにもない。代々木のユースホステルで2泊して、その間に探そうと思って不動産屋に行ったら、住民票も携帯電話番号も持ってないやつには貸せないと。今思えば当たり前ですけどね。それで一旦、岡山の実家に帰ったんです。


そこで最低限、契約できるだけの条件を整えて、再び東京へ。その後、事業の展開とご自身の縁などでいろいろ住まい…というよりも住処が変わっていきます。


自宅から靖国通りを使って三丁目方面に行く途中には昔ながらの新宿の風景が残る小さな商店街も。散策してみるとこだわりの飲食店も多い


片山さん:事業の立ち上げ時は収入も限られていますので、貧乏は覚悟。ストイックでいこうと決めて戻ってきました。屋根さえあればいいぐらいの感覚でしたね。それで最初は高田馬場。6畳一間、知らない人とシェアして1万6000円。その人は、グラフィックデザイナーでした。住んでから職業を知ったんですけど(笑)。それで1年暮らしました。でも事業が軌道に乗らなくて、もう1年。今度も知らない人と一緒(笑)。


次はシドニー時代の友人など4人で、登戸の4LDK物件をシェア。ここで2年。ここまでは寝袋生活。次にすでに持っていた理容師の免許だけではなく、美容師の免許も取得するために、さらに経営面も勉強するためにと指導を仰いだ方が住む両国へ。ここからようやく布団生活。ここではタイで知り合った友人と同居し、2年後、ようやく普通のワンルームマンションに一人暮らし。その後、生活の変化を機に千歳船橋、代々木、中目黒と居を変えてきたというわけです。

シンプルなくらしだからこその癒やし

さて、現在お住まいの物件は…なんともシンプル。リビング・ダイニングには、家具を含めほとんどモノがありません。


築年数は古いけれどきれいにリフォームされた部屋。大通りに面し日当たりは抜群。天井も高く、モノが少ないためより広く見える。


片山さん:もともと物欲がないんです。一応会社の資料や備品などをしまうためのストレージは確保していますが、プライベートなものはあまり買わないですね。デスクや椅子、数少ない家具も、もともと会社や店舗で不要になったものです。


ミニマリストというわけではないけれど、自然にこういうスタイルになったと片山さんは言います。洋服も白いシャツが基本でアイテム数もかなり少ないとのこと。


片山さん:意識してこうしているわけではなく、これが自然。テレビも今のくらしには不要だと思っています。普段、忙しくしていますから、家ではのんびり。それでいいかなと思います。 


茶室風の和スペースがミニマルな部屋の中で癒やしを演出。たまにここでゴロゴロするのも片山さんのリラックス法


「東京のどこというのはこだわらない」「屋根があればいい」「知らない人とシェア」「寝袋ぐらし」とあまりにも自然体の年月を経ているからこその言葉の数々。なるほど、この部屋を見ていると、片山さんのスタイルが伝わってきます。

体にいいもの、手作りのものを楽しんでほしい

プライベートではシンプルなくらし、仕事では、体と心の健康の提案。それが片山さんの日々ですが、その中で、自らも楽しみ、誰かにも楽しんでもらいたいという気持ちから立ちあげたのが、「養生餐~よきこときく」。検索ワードでいえば、立ち飲み居酒屋、スタンディングバー、日本酒バー。しかし、片山さんが込めた思いは、単なる酔う場所ではなく、健やかな体と心を作る場所。


「養生餐~よきこときく」があるのは新宿三丁目の末広通り。寄席「末広亭」がある通りで、居酒屋やワインバーにエスニックレストランなどがひしめく


片山さん:この店の場所は、僕が運営する「発酵温浴nifu」の目の前。酵素浴でデトックスした後、食と酒から良いものを取り入れていただきたいと思いオープンしました。この周辺は飲み屋さんやジャンクなつまみの店は多いのですが、それだとせっかく体に良い酵素浴のあとなのにもったいない。ですから素材にこだわり、無添加で、手作りの家庭料理を提供しています。


片山さんのセンスが光るデザイン。カウンターで立ち飲みだが落ち着きがある

女将が考えるというメニューは女性視点、健康志向。この6種盛りも、よき日本酒のつまみでありながら、デトックス後にゆっくり味わえるもの


なるほど、居酒屋メニューに見える料理を食してみると、お酒に合うことはもちろん、体に沁みこむような優しさ。片山さん自身が常連客として、こちらの料理と場を楽しんでいる、というのもうなずけます。こうした店ですから日本酒もこだわりのセレクト。奈良県・吉野の「花巴(はなともえ)」のアイテムのみを揃えています。


片山さん:酵素浴のルーツを探るための取材で吉野へ行きました。そこで、吉野杉プロジェクトと言って杉の木桶文化を復活させるプロジェクトのメンバーでもある美吉野醸造さんに出会いました。美味しい酒というだけではなく、意味のあるつながりも大切だと思っています。


花巴のラインナップは日本酒マニアにも垂涎もの


花巴のレアアイテムが楽しめるということで日本酒マニアからも注目を集める店ですが、本質はそこではなく、それは、健やかな体と心のために何を提供するかを考えた結果。喧騒の大都会の中にありながら、静かでシンプルなくらし。片山さんのくらしぶりと仕事は見事にリンクしていました。


取材・文/岩瀬大二 撮影/今仲俊介


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最終更新日:2019年08月14日

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