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京都芸大がJR京都駅周辺に移転、若者・アートモデル地区に

2017年03月06日

田中 和彦

京都芸大がJR京都駅周辺に移転、若者・アートモデル地区に

JR京都駅周辺がアートの街に!

京都芸大がJR京都駅周辺に移転、若者・アートモデル地区に

(写真:アフロ)

JR京都駅周辺が熱い。駅周辺に2校の大学キャンパスができる。うち一つは高校と連携。そして歩調を合わせて行政が地域活性を仕掛ける。時系列にまとめると以下の通り。

●2017年4月
京都美術工芸大学の新キャンパスがJR京都北東の鴨川東岸側に開設
●2017年から8年間
京都市が京都駅東南部エリアを「若者・アートモデル地区」とし地域活性
●2023年
京都市立芸術大学と市立銅駝美術工芸高等学校が京都駅北東エリアに移転

アートといえば地域活性?

地域活性化の手法として「アート」をテーマとしている事例は多い。例えば、瀬戸内海の島々で行われる「瀬戸内国際芸術祭」はいまや知名度も抜群のイベントとなっているが、もとはといえば直島から始められ、徐々に大きくなったもの。アートによる地域活性化の代表的な事例といえる。ほかにも熊本や金沢といった比較的大きな都市で行われるものもあれば、知名度の低い小さな町でこぢんまりと実施されている活動もある。「地域活性とアート」はもはや定番の手法だ。

アートにより地域活性が成功した事例といえば、ニューヨークのマンハッタン区にある「SOHO(ソーホー)」が思い浮かぶ。今やレストランや高級ブティックの並ぶ町並みであるが、もとは1960年代から1970年代に家賃が安いことを理由にアーティストたちが住みだしたのが始まりだ。アーティストたちが地域に入り込みアート活動や面白いことを始めたのがきっかけだ。それに共感して新たな活動を始める人がそこに入り込んでいい循環を生み、注目されていったというわけだ。

「アーティストが地域に集まり、結果として地域の価値が高まった」ソーホーに対し、日本のアートで地域活性には「地域活性を目的としてアートイベント」等を実施するような商業的ともお役所的とも言える残念さがある。

ニューヨークのマンハッタン区にあるSOHOの街(写真:アフロ)

アーティストの拠点となる期待が持てるJR京都駅周辺

今回のJR京都駅界隈も、京都市が「若者・アートモデル地区」とし地域活性を図るという点においては、お役所的なダサさがある。実際に、ネーミングもダサさを感じる。しかしこの計画は、ニューヨークのソーホーと同じ成功する要素が備わっている。
それは、そこに実際にアーティストの卵である芸大生が住むであろうということだ。

京都市内の中心部は北側エリアに行くほど賃料が高くなる。中心部を東西に貫く四条通の南北では全般的に南側の方が賃料が安く、そこからさらに南に行きJR線より南に行くとさらに安くなる。今回、移転してくる予定の京都美術工芸大学や京都市立芸術大学の周辺は、中心部よりも賃料相場が安いため「アーティストが住みやすい」という状況になるだろう。

また、もともと京都市内には芸術系の学校が多い。上記に名前が上がった学校以外にも京都造形芸術大学、京都精華大学、京都嵯峨芸術大学などがある。これらの学校の学生や卒業生も含め「若者・アートモデル地区」に流入し、外国人観光客を見込んだゲストハウスばかりが目立つこのエリアが変化することは想像に難くない。

「京都といえば寺社仏閣」から、これからは「京都といえばアート」の方が有名になるかもしれない。

最終更新日:2018年08月31日

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