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猛暑日ランキングから見る 関西の暑い都市と過ごしやすい都市

2017年07月25日

田中 和彦

猛暑日ランキングから見る 関西の暑い都市と過ごしやすい都市

猛暑日等から見る関西の暑さ

猛暑日ランキングから見る 関西の暑い都市と過ごしやすい都市

(写真:アフロ)


梅雨が明け、もう夏。暑い日々が続く。どこもかしこも暑い気がするが、猛暑日の日数を比べると場所によって少し違いもある。では、2016年度の記録をもとに関西地方の主要都市の過ごしやすさ、過ごしにくさを調べてみる。以下では、気象庁のデータを集計した「猛暑日、真夏日等の日数のデータ(オープンデータビジネス研究会)」を参考にした。

まずは「日中暑い都市」を見てみよう。ここでは猛暑日(最高気温が35度以上)の日数を比べてみる。

全国トップ級の暑さ、京都市と大阪市

猛暑日の日数についての「全国ランキング」を見ると、トップ3は九州の都市。だが、5位以下には関西の都市が多く含まれている。

猛暑日の日数(全国ランキング)

1位 大分県日田(38日)

2位 福岡県久留米(35日)

3位 熊本県菊池(30日)

4位 大分県犬飼(29日)

5位 岐阜県多治見(27日)

5位 京都府京都(27日)

5位 福岡県朝倉(27日)

8位 大阪府大阪(26日)

8位 高知県江川崎(26日)

8位 佐賀県佐賀(26日)

8位 熊本県熊本(26日)

12位 大阪府豊中(25日)

12位 福岡県太宰府(25日)

14位 群馬県館林(24日)

14位 愛媛県大洲(24日)

14位 長崎県大村(24日)

14位 熊本県岱明(24日)

18位 京都府京田辺(23日)

18位 大阪府枚方(23日)

18位 大阪府堺(23日)

18位 広島県加計(23日)

18位 福岡県大牟田(23日)

上位22都市に大阪府と京都府の都市が6つもランクイン。京都市、大阪市についてはともにベスト10入りする「全国的に見て暑い都市」となっている。


大阪府、京都府と比較して猛暑日が少ないのが兵庫県。最高は福崎市の22日だが、神戸市が10日、明石市が2日と極端に少ない。「日中、猛烈に暑い街は嫌だ」という人は、大阪府、京都府よりも兵庫県の方が向いているといえよう。

ちなみに、全国ランキングのトップ50位に入っている都市には「西日本の県庁所在地」が多く含まれている。岡山県岡山市、福岡県福岡市(ともに23位22日)、岐阜県岐阜市、香川県高松市、山口県山口市(ともに33位18日)など。

一方、真夏日(最高気温が30度以上)の多い都市には全く違う傾向が見られる。なんと、上位22位までは全て沖縄県となっている。ここに鹿児島県を含めると上位30位までが全て沖縄県(24都市)と鹿児島県(6都市)で占められている。

ざっと見た限りでは、真夏日が「南の都市」ほど多くなるのに対し、猛暑日は「都市化」とも関係が深いように見える。都道府県別一覧を見てみると、例えば沖縄県では観測結果の掲載されている28か所のうち25か所は、真夏日が100日超もあるのに猛暑日を観測したことのあるのはわずかに4か所(しかも述べ6日間だけ!)。一方、大阪府下の真夏日の日数は、最高でも枚方市の89日しかなく、観測地点9か所中猛暑日が観測されたのは「生駒山」と熊取町を除く7か所、述べ日数は100日を超えている。


  • 真夏日(最高気温が30度以上)が多いのは南の都市だが、猛暑日(最高気温が35度以上)が多いのは関西の都市。
  • 真夏日を超える暑さの猛暑日が多いのは「京都市」と「大阪市」。

「寝苦しい都市」は神戸市!

(ペイレスイメージズ/アフロ)


続いては最低気温が25度以上の日数を都市ごとに比べてみよう。この「最低気温が25度以上」は、熱帯夜に相当し、この日数が多い都市は「寝苦しい都市」といえる。

「寝苦しい都市」は猛暑日が多かった京都市か大阪市か? 盆地の京都が寝苦しいイメージがあるが、2都市の比較では、圧倒的に大阪市の方が「寝苦しい」。都道府県別一覧によれば、京都市の31日に対して、大阪市は47日も「最低気温が25度以上」の日がある。

では「関西で一番寝苦しい都市」が大阪市かといえば、そうではない。関西で
一番は、神戸市。50日もある。

これは「海に近い」という要素が関係しているように考えられる。

海に面した神戸市は猛暑日が10日しかないのに「最低気温が25度以上」が50日。この傾向は同じ兵庫県の明石市も同様で、明石市は猛暑日が2日に対して、「最低気温が25度以上」は28日もある。海が無い内陸部の都市である奈良市が猛暑日17日に対し「最低気温~」が4日しかないのが対照的だ。

  • 夜寝苦しい都市は、内陸部の都市よりも海に近い都市。
  • 猛暑日の日数ではそれほどめだたない「神戸市」が意外と夜寝苦しい。

暑がり屋さんには奈良市大津市が狙い目?

(写真:アフロ)


関西の、とりわけ大阪通勤圏の都市のデータを見て感じた「暑がりにオススメの都市」は、滋賀県大津市と奈良県奈良市。

大津市の猛暑日は13日、「最低気温が25度以上」は16日。直線距離にしてわずか10km程度の京都市がそれぞれ27日、31日なので、たった一駅(JR東海道線新快速「大津」駅~「京都」駅)先に行くだけで、随分と過ごしやすくなる。

奈良市は猛暑日が17日、「最低気温が25度以上」は4日。近鉄奈良線等を利用すれば「なんば」「本町」といった大阪市内中心部までは電車に乗っている時間は50分程度。この移動時間で猛暑日26日「最低気温が25度以上」47日の大阪から脱出できる。

このようなデータを眺めていると大阪市や京都市の夏の暑さは全国的に見ても異常なレベル。昨今は、都心タワーマンションの売れ行きが良いなど都心回帰の流れが大きいが、過ごしやすい住処を確保するための「郊外暮らし」も身体に優しいように感じる。エアコンになるべく頼らず体をいたわるなら、郊外への住み替えも検討に加えてみてはいかがだろうか。


最終更新日:2018年09月26日

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