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入居後に後悔しない! 窓、バルコニーの正しいチェック方法

2017年08月17日

田中 和彦

入居後に後悔しない! 窓、バルコニーの正しいチェック方法

開口部の持つ三つの役割

入居後に後悔しない! 窓、バルコニーの正しいチェック方法

(ペイレスイメージズ/アフロ)


一戸建てかマンションかによらず、窓やバルコニーなどの開口部は、室内での日々の生活を快適に過ごせるかどうかを決める大きな要素だ。

しかし、物件内見の際、リビングやキッチンを見るのと同じ時間を開口部の確認に費やす人はそう多くはいない。ほとんどの人はぼんやりとしか見ていない。それは開口部の重要性が分かっていないのではなく、見るポイントが分かっていないから。

開口部があることで、住宅には3つの価値がもたらされる。それは眺望採光通気だ。以下では、開口部をチェックするための3つのポイントを紹介しよう。

1.眺望

開口部を見て真っ先に目に入るのが眺望。開口部から見える景色だ。周辺環境にもよるが、マンション、特に中層階以上の住戸では、遠くまで見渡せるかどうかを確認するようにバルコニーの外へ出る人も多い。

眺望で確認したいのは「借景の有無」と「眺望阻害の有無」。言い換えれば「何かが見える価値」と「何も見えない価値」だ。


(ペイレスイメージズ/アフロ)


何が見えるかは多くの人が確認するであろう。素晴らしい借景があれば部屋にいるのも楽しくなる。関西の都市部を例に挙げると、京都なら鴨川、大阪であれば大阪城、神戸であれば海。そんな借景がある住戸はリセールバリューも高い。「花火が見える」も大きなポイントではあるが、毎日見える景色の良さほどの価値はない。ただし花火が見える住戸は眺望阻害のない住戸であり、その点においては価値があると言える。

「眺望阻害の有無」は、どれだけ空が見えるかと言い換えても良い。窓を開けたらお隣さんとコンニチハ、と、街並みが見渡せるのとでは大違いだ。大したものが見えず、ごく普通に周辺の住宅が見えるというだけでも価値は高い。

開口部からはまず目視で、見えて嬉しいものが見えるか、視界が遮られないか、を確認してほしい。

2.採光

(ペイレスイメージズ/アフロ)


開口部の持つ重要な役割、それは採光の確保だ。何かが見える・見えないという眺望よりも大切である。実際に建築基準法において、住宅では居室面積の1/7以上の採光面積が義務付けられている。光が入らなくても構わないという人もいようが、資産価値を考えると光が入る、採光が取れる部屋であることが望ましい。

採光を考える場合、直射日光が入る必要はない。目の前にマンションが建っていて眺望が阻害されていても自然光は入る。同様に、北向きの部屋であっても開口部が十分に大きければ明るい。

直射日光が入る南向き、東向き、西向きについては「どのように入るのか」まで考えて欲しい。南向きであれば夏の日差しがきつい時は太陽光の入射角度が大きいため深く部屋内まで日が差さないが、入射角度が小さい冬は部屋の奥まで日が差し込む。南向きに人気がある所以だ。

3.通気

(ペイレスイメージズ/アフロ)


3つ目は通気。窓を開け、住戸内に風が通るかどうかだ。

通気は、眺望と同様、開口部があるからそれでいいというわけではない。窓があっても、その位置関係次第で風が抜けたり抜けなかったりする。両側に住戸があり玄関側とバルコニー側にしか開口部のない中住戸よりも、片側にしか住戸がない妻側住戸(いわゆる角部屋)の方が風が通りやすい。


マンションならば、キッチン、風呂などの水周りに開口部があるとポイントが高い。一戸建てではそれほど珍しくもないが、マンションの場合は水周りに開口部が有る間取りは希少価値が高い。キッチンであれば臭気の抜けが早いし、風呂であれば湿気を飛ばしやすい。風呂は、浴室乾燥機が設置されていれば湿気がこもることもないが「窓を開けて通気した方が気持ちいい」という人は多い。


キッチンに窓があると嫌なニオイもすぐ換気ができる(ペイレスイメージズ/アフロ)


よく「上層階は風通しが良い」と言われる。体感値としては確かにその通り。10~15階くらいともなると、バルコニーと玄関扉の両方を開けると風の勢いがきつすぎて困ることもある。「窓を開けていると夏でもクーラーは不要です」といった話もよく聞く。しかしタワーマンションの上層階は注意が必要。多くのタワーマンションは内廊下となっているため、玄関を開けても風が通りにくい。

また、タワーマンションの場合、高層階の開口部がなく通気自体ができない住戸もある。24時間換気があるので全く換気ができないわけではないが、全ての窓を開けて行う換気と比べると心もとない。

住宅でバルコニーや窓を見るとき、まず窓から何が見えるかに目がいく。しかし開口部が持つ3つの役割のうち残る2つの採光・通気もちゃんと確認してほしい。眺望は住んでいるうちに慣れてくるが、日差しが入らない、風が通らない、は慣れることはない。住んでから後悔しないためにも、住宅見学の際はぜひ3つのポイントをしっかり見てほしい。

最終更新日:2017年08月17日


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