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隣接する「ライバル関係の市」を調べてみた【大阪府編】

2018年02月21日

田中 和彦

隣接する「ライバル関係の市」を調べてみた【大阪府編】

枚方と寝屋川、どっちがエラい!?

隣接する「ライバル関係の市」を調べてみた【大阪府編】

(ペイレスイメージズ/アフロ)


各地に「ライバル関係の都市」が存在する。長野市と松本市(長野県)、前橋市と高崎市(群馬県)といった「歴史的因縁」のあるライバル関係もあれば、松戸市と柏市(千葉県)、世田谷区と目黒区(東京都)などの「どちらが田舎か?」「どちらオシャレか?」といった無邪気な(?)ライバル関係もある。


今回はそのような「ライバル関係にある」と言われている大阪府の都市を幾つか紹介したい。

高槻市vs.茨木市

(Yahoo!地図より作図)

大阪市と京都市の間に位置する北摂のベッドタウンである両市。ともに古くは西国街道、今は阪急京都線、JR東海道線、名神高速道路が通る要衝であり、交通の便に優れる。その交通の便、阪急線はともに特急が停車(「高槻市」駅、「茨木市」駅)するが、JR線は高槻市が新快速停車駅(「高槻」駅)であるのに対し茨木市は快速しか停まらず(「茨木」駅)、名神高速道路は茨木インターはあるが高槻インターはない、と交通手段によって差があり優劣つけがたかった。

ところが昨年(2017年12月)に新名神高速道路が高槻~川西間で開通。それに伴い高槻インターから名神高速道路の利用が可能になった。これで阪急・JR・名神で1勝1敗1分と高槻茨木でパワーバランスが保たれていたのが高槻の1勝2分となり「高槻の勝ち」となった。


名神高速道路(ペイレスイメージズ/アフロ)


買物施設は茨木最大級がイオンモールであるのに対し高槻市は西武、松阪屋と二つの百貨店が存在。駅前商店街の規模も阪急「高槻市」駅~JR「高槻」駅間の方が、阪急「茨木市」駅~JR「茨木」駅間よりも規模が大きい。二つの百貨店と商店街、そして4本のタワーマンションが建つJR「高槻」駅前と比べると、正直JR「茨木」駅前の方がスケール感では見劣りする。JR「茨木」駅近接のサッポロビール跡地にできた立命館大学 大阪いばらきキャンパスオープンに期待する向きもあるが、高槻市には既にJR「高槻」駅からデッキ直結の関西大学 高槻ミューズキャンパスが存在する。


人口は茨木市約28万人に対して高槻市は約35万人と人口規模でも差がある。茨木市vs.高槻市のライバル対決、「高槻市の勝ち」と言って良いであろう。


高槻市の街並み(ペイレスイメージズ/アフロ)

守口市vs.門真市

(Yahoo!地図より作図)

大阪市のベッドタウンで下町、パナソニックの企業城下町である両市。同じ京阪沿線(どちらも特急は停車しない)であり、人口規模も似ている(守口市約14万人、門真市約12万人)ことからライバル視されることが多い。


「門真には世界のパナソニックがある!」と門真市民はパナソニック本社があることを誇りに感じているが、パナソニック本社は住所こそ門真市であるものの敷地は門真市と守口市にまたがっている。この点においては両市引き分け。


市の中心となるエリアはそれぞれ、門真市が京阪「西三荘」駅から「門真市」駅、守口市は京阪「守口市」駅から大阪市営地下鉄谷町線「守口」駅にかけてのエリア。それぞれに市役所等の行政機能や商店街がある。が、守口市はこれ以外に人が集まるエリアがある。


それは地下鉄谷町線の始発駅である「大日」駅周辺。ここは大日駅前再開発として、2002年7月に特定都市再生緊急整備地域の指定を受けたエリア。2006年には三洋電機大日工場(2001年閉鎖)跡地に「イオンモール大日」が開業、隣接する敷地には超高層マンション「サンマークスだいにち」などが建ち再開発が進み、とても活気あるエリアになった。


イオンモールが賑わいを見せる中、経営者の高齢化等も相まって門真市内の商店街は衰退方向。京阪本線「門真市」駅周辺も、モノレールの始発駅と近接しているもののもう一つ元気がない。守口市vs.門真市のライバル対決は、大阪中心部への交通利便性でも勝る「守口市の勝ち」としたい。


守口市の街並み(ペイレスイメージズ/アフロ)

寝屋川市vs.枚方市

(Yahoo!地図より作図)

守口市vs.門真市に続いての京阪沿線対決は寝屋川市vs.枚方市。同じ京阪沿線対決でも寝屋川市vs.枚方市の方がメジャーかもしれない。


しかしこのライバル対決、数字等で比較すると明らかに枚方市に分がある。まず規模からして違う。人口は枚方市約40万人・寝屋川市約24万人。面積枚方市約65平方キロメートル、寝屋川市約25平方キロメートル。一回りも二回りも枚方の方が大きい。電車も、枚方市は特急停車駅が2駅(「枚方市」駅と「樟葉」駅)あるが寝屋川市は特急は停車しない。


「人口が多い方が勝ちというわけではない!」「『枚方市』駅と『樟葉』駅は淀屋橋駅まで約25分、約30分かかるが『寝屋川市』駅からだと約20分で着く!」と言った寝屋川市民の反論もあろうが、「枚方市」駅と「寝屋川市」駅の駅前の賑わいを見ても、京阪百貨店、ビオルネ、TSUTAYAビルなどがある枚方の方が有利。


枚方市の街並み(ペイレスイメージズ/アフロ)


枚方市は、寝屋川市とライバルというよりも「寝屋川市が枚方市をライバル視している」と言った方が正しい。枚方市民の目が向く方向は、淀川を挟んで対岸の高槻市。京都と大阪の中継地点としてのポジション、人口規模等を見てもまさにライバルと言える。ただ高槻市は枚方市をライバルとは考えていないであろうが……。

以上、大阪府下の隣接する市同士の「ライバル関係」を見てみた。これら市の関係はあくまで「ライバル」であり「敵」ではない。例えば守口市と門真市は、商工会議所は「守口門真商工会議所」、消防は「守口市門真市消防組合」とライバルとはいえ仲良く一緒に活動している。ライバルというのは、いわばネタのような話。ライバルに負けた(と、著者が勝手ながら判断した)市の方は、どうかご勘弁を。

最終更新日:2018年02月21日

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