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高校進学を見据えた街選びのススメ【京都市編】

2018年03月12日

田中 和彦

高校進学を見据えた街選びのススメ【京都市編】

各区の高校事情を調べてみた

高校進学を見据えた街選びのススメ【京都市編】

(写真:アフロ)


京都市内にある高校は55校。進学校として実績のある洛南高校・洛星高校、全国的な地名度を持つ同志社高校、関西ではお嬢様学校の代名詞として名のあがるノートルダム女学院等の私立高校が目立つが、高校数は私立が29校であり半数弱は国公立(国立1校、公立25校の計26校)である。京都市内という括りでは公立私立ともに選択肢は多いと言える。それが満遍なく市内に位置しているかといえばそうでもなく、学校数は区別の偏りが多い。

高校の選択肢が多い伏見、中京、右京、左京

(写真:アフロ)


学校数がいちばん多いのは伏見区。JR奈良線、近鉄京都線、京阪本線が通り京都市内から奈良市内、大阪市内へのアクセスが便利なエリアだ。外国人観光客に大人気の伏見稲荷大社や黄桜、月桂冠といった著名な日本酒の酒蔵がある事でも有名だ。この伏見区には国立1校公立6校私立3校、合わせて9校ある。この数は京都市内の区で一番だ。また公立が6校というのも京都市内で一番だ。

伏見区内で進学実績が突出しているのは京都教育大学附属高等学校だ。1学年約200名のうち2017年度入試では新卒55名、浪人生含め65名が国公立大学に進学。また国公立私学合わせて16名の医学部医学科合格者を出している。この実績は伏見区内だけでなく京都市内においてもTOPクラスだ。

伏見区に次いで学校数が多いのは中京区と、隣接する右京区、左京区の計3区だ。中京区は阪急京都線が利用でき大阪からの移動が便利だが、右京区・左京区は一部エリア(左京区の京阪本線沿線エリア等)を除くと大阪からの移動があまり便利とはいえない。ただ、京都市内の移動は京都市営地下鉄東西線を利用でき、また左京区は叡山電鉄、右京区は京福電鉄の「京都市内ローカル私鉄」がある。京都市バスも含めると市内の移動にそれほど不便は感じない。

ちなみに地図を見て中京区の右(東)側が左京区で左(西)が右京区であり、右と左が逆になっているので注意。これは平安時代に天皇が内裏から南を向いて政務を行なったことが由来とされている。なので南に向かって右が右京区、左が左京区となっているわけだ。

話を高校に戻す。高校が7校ずつある3区だが内訳は中京区が公立5校私立2校、右京区は公立3校私立4校、左京区は公立2校私立5校となっている。

公立志向の人なら中京区だ。中京区の公立高校はバリエーションが豊か。堀川高校・西京高校の京都大学に二桁以上の合格者を出す著名な進学校や、銅駝美術工芸高校・京都堀川音楽高校といった専門性の高い高校がある。特に堀川高校・西京高校については、この2校に後出の嵯峨野高校を合わせた3校が京都市内での公立TOP3校。進学校を目指す向きにも中京区はいい立地である。私学ならば左京区がおすすめ。共学なら同志社高校、男子高は東山高校、女子校はノートルダム女学院と中高一貫校が揃う。


(写真:アフロ)


以上、高校数が多いのは伏見区(9校)、中京区・右京区・左京区(7校)であったが、高校が少ないのは下京区と山科区の2区だ。

交通利便性は高いが高校が少ない下京、山科

山科区は京都市内中心部から山を越えた東側にあり、京都市内ではあるが独立性の高く京都市内中心部とは雰囲気の異なるエリア。しかし交通利便性は高く、JR東海道線を利用すれば大阪から一本、新快速の停車する「山科」駅があり、同駅では地下鉄東西線「山科」駅、京阪電鉄京津線「山科」駅との乗換えができる。しかし、高校は2校のみ。しかも一校(一燈園高校)は小中高合わせて生徒数約100名の一貫校で、実質的には公立の洛東高校のみとなる。

意外なのは下京区。JR「京都」駅と阪急京都線に挟まれ、阪急線界隈やJR「京都」駅周辺を中心に百貨店やスーパー、物販飲食等の路面店舗などが密集する京都市内で一番生活利便なエリアであり、東本願寺、西本願寺、京都水族館、京都鉄道博物館など観光客が訪れるスポットも多い。それだけ都心であるにもかかわらず高校は2校しかない。公立高校に関しては1校も無い。あるのは龍谷大学付属平安高校と京都産業大学付属高校の2校。いずれも京都に大学を持つ大学付属の中高一貫校だ。

しかし、下京区、山科区、それぞれ区内に高校は2校しか無いがどちらもJR、地下鉄等での交通利便性が高いエリア。他区への移動はさして苦にならない。市内各所にある高校への通学は便利だ。特に下京区は鉄道だけでなくバスも使いやすい。

広く京都市内の高校から選択するのであれば地元の高校は少ないが下京区、山科区はおすすめだ。


(ペイレスイメージズ/アフロ)


最後にスクールバスの話。京都市内は鉄道路線では行きにくいエリアが多く、市内とはいえ駅からの徒歩通学が困難な高校も複数ある。そのような高校はスクールバスが利用できる。京都明徳高校、京都成章高校(以上西京区)、花園高等学校、京都光華高校(以上右京区)ノートルダム女学院(左京区)、京都国際高等学校(東山区)がそうだ。

親として行かせたい高校が近くにあってもいけると限らない。しかし、意味がないかというとそうではない。その高校で行われる行事等を見学したり、通う生徒の雰囲気を知る事ができたりとメリットは多い。昔から「孟母三遷の教え」という故事もある。お子さんが小さくとも、高校進学を見据えた街選びには意味がある。


最終更新日:2018年03月12日

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