ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
大阪勤務で京都に住む! 阪急・JR・京阪の通勤利便度を比べて...

2018年12月26日

田中 和彦

大阪勤務で京都に住む! 阪急・JR・京阪の通勤利便度を比べてみた

あなたが住むなら何線?

大阪勤務で京都に住む! 阪急・JR・京阪の通勤利便度を比べてみた

京都市 東寺(ペイレスイメージズ/アフロ)

「京都に住みたい!」という人は多い。しかし関西の「住みたい街ランキング」ではあまり京都の街はランクインしない。関西のランキングは大阪勤務者の声が大きく反映されており、大阪勤務の人の多くが「京都は遠い」と感じているからだ。


さて「京都は大阪から遠い」のか? 大阪と京都を結ぶ阪急京都本線、JR東海道本線、京阪本線各沿線の大阪通勤利便度と沿線ごとの「住みやすさ」を少し見てみよう。

スピード重視なら「JR東海道本線」

JR京都駅(ペイレスイメージズ/アフロ)


大阪市内中心部から京都市内中心部へ乗り換えなしで鉄道移動するには、3通りの方法がある。所要時間が一番短いのがJR東海道本線だ。


新快速を利用すればJR大阪駅から京都駅は約30分。「え? 30分もかかるの?」という向きもいそうだが、大阪市内の移動でもその位の時間はゆうにかかる。大阪(梅田)駅から大阪メトロ(以前の大阪市営地下鉄)に乗って、御堂筋線で梅田駅~あびこ駅(大阪市住吉区)、谷町線で東梅田駅~長原駅(大阪市平野区)がそれぞれ約30分。大阪(梅田)からJR京都駅までの時間は、梅田から大阪市内の南端までと同じくらいで、けっして「遠い」というほどではない。ちなみに新幹線を利用すれば新大阪駅から京都駅は15分弱。そうそう使うことはないかもしれないが、急ぎの場合や在来線が人身事故等で遅れたり止まったりしている場合には大変重宝する。


JR東海道本線の京都市内の駅は桂川駅、西大路駅、京都駅、山科駅の4駅だが「お得度」でいえば山科駅がおすすめだ。大阪から見て京都駅より一駅先にあるにもかかわらず、京都駅より大阪寄りの桂川駅、西大路駅よりも大阪駅まで早く着く。桂川駅、西大路駅からはいずれも快速で大阪まで40分前後であるのに対し、山科駅は新快速で約35分。ちなみに同路線で京都駅から大阪までが約30分だ。


もうひとつ、山科駅がお得な理由は不動産相場の安さ。JR京都駅周辺の不動産価格がここ数年の「ホテルバブル」の煽りを受け、賃貸売買ともに相場が高騰しているのに対し、一駅隣の山科駅周辺はそれほど上昇していない。京都駅周辺に比べ、もともと不動産価格が安いことも合わせ、交通利便性のわりに随分とお得なエリアと言える。ちなみにJR京都駅最寄りのポイントの公示地価が210万円/平米で対前年比27.3%上昇であるのに対し、JR山科駅最寄りのポイントは16.6万円/平米で対前年比は0%で変動なし。一駅の差でここまで相場が安くなる。

住環境とスピードのバランスが良い「阪急京都本線」

阪急嵐山駅(写真:アフロ)


JRの次に大阪まで早いのが阪急京都本線。始発の河原町駅から梅田駅までは約50分とJRよりも時間がかかる。また、JRや京阪は他社路線乗換駅が複数あるのに対し、阪急線は鉄道路線との乗換が少ない。一番利用されるのは烏丸駅での京都市営地下鉄四条駅との乗換。京都市営地下鉄はJR東海道本線、京阪本線とも乗換ができる京都市内の移動には大変便利な路線。これに加え西院(さいいん)駅と大宮駅で、路面電車の京福電鉄にも連絡。阪急線自体が京都市内に駅が10駅(京都本線7駅、嵐山線3駅)あることも考え合わせると、京都市内中心部での移動が多い人には狙い目の路線と言える。


阪急京都本線沿線の特徴は住環境の豊かさ。特に西院駅から終点河原町駅に至るまでのエリアは商業、住宅、事業所などが混在する活気のあるエリアだ。先に説明したJR沿線と比べ、阪急京都本線沿線は別宅やセカンドハウス等のニーズも含め分譲マンション賃貸マンションが数多くあり、そこに老舗の旅館や個人経営の店舗、百貨店なども多く暮らしやすいエリア。最近では既存の旅館やビジネスホテルに加え、ゲストハウスや「町家の一棟貸し」等の宿泊施設が林立し観光客が激増。それを見込んで飲食店等の出店も増え、ますます活気が増している。


と、ここまでは阪急京都本線のなかでも京都市内中心部となるエリアの話。これが西京極駅、桂川を渡り桂駅、洛西口駅あたりまで行くと雰囲気はまったく異なる。これらの駅界隈は京都市内でありながら、すこしひなびた雰囲気。といってもあくまで河原町駅等の市内中心部の繁華街と比較した話。不動産相場も市内中心部よりも安く、住む場所としてはこちらの方が現実的かもしれない。

京都を満喫したいなら「京阪本線」

伏見区 中書島の酒蔵(ペイレスイメージズ/アフロ)


大阪と京都を結ぶ3つ目の路線は京阪本線。三条駅で本線と鴨東(おうとう)線に分かれて2路線になっているが、乗り入れ運転しているため乗っていても別路線とはわからない。同じ大阪へ乗り換えなしのJR東海道本線・阪急京都本線と京阪本線が大きく違うのは、到着駅が淀屋橋駅(と中之島駅)であり、梅田(大阪)ではないこと。終点淀屋橋駅は梅田(大阪)までは距離約1.5kmで歩くと15~20分ほどかかる。


また、3路線のなかで大阪までいちばん時間がかかる。始発の出町柳駅から淀屋橋駅までは特急利用でも60分前後かかる。梅田(大阪)に着かない、乗車時間が長いの2点から、JR東海道本線、阪急京都本線とくらべ、沿線としても人気も落ちる、というのが京阪本線の現状だ。


大阪勤務だけを考えると分が悪いが、京阪本線にもいいところはある。京阪本線の魅力、それは観光資源の豊富さである。もちろん、JR線・阪急線ともに観光的な魅力は大きいが、京阪本線はその物量が多い。京都市内にJRは4駅、阪急は7駅。それに対して京阪は倍以上の16駅(3路線とも支線は除く)。この差が観光資源の量の差となって現れる。


京都市伏見区 伏見稲荷大社(写真:アフロ)


京都市内1つ目の駅である淀駅は京都競馬場の最寄り駅。特急停車駅である中書島駅の南側に三十石船の置かれた伏見港公園、北側には幕末時代に重要な舞台となった寺田屋。伏見桃山駅近くには月桂冠大倉記念館やキザクラカッパカントリーなどの日本酒関連施設。伏見稲荷駅は観光客人気ナンバーワンの伏見稲荷大社のすぐ近く。東福寺へは東福寺駅が近く、三十三間堂は七条駅、清水寺は清水五条駅、八坂神社は祇園四条駅が最寄り駅。終点出町柳駅は下鴨神社近接。


これだけ豊かな観光資源を持つ京阪本線だが、不動産価格はJRや阪急の沿線よりも安い。淀屋橋と梅田(大阪)が離れているとはいえ地下鉄に乗れば移動時間の差は10分程度、勤務地や住所地によっては許容できる範囲。高騰が続くJR沿線や阪急沿線と比べると割安感を感じざるを得ない。

路線ごとに異なる京都の魅力

梅田方面への移動時間重視ならJR、住環境とスピードのバランスなら阪急、観光と安さなら京阪。大阪と京都を結ぶ3路線、それぞれに個性がある。路線ごとの個性に、駅ごとの持ち味も加わる。この3路線以外に支線もあれば別の鉄道もある。「京都に住む」は昨今ブームのようにも感じるが京都と一口に言ってもその魅力は幅広い。各路線の街を歩き、ステレオタイプではない京都を感じ取ってほしい。


●大阪に乗り換えなしで通勤できる路線近くの街からお部屋を探す

※記事中紹介の駅を一部抜粋。

JR東海道本線

阪急京都本線

京阪本線


最終更新日:2018年12月26日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。