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京都に住む! 世界遺産の近辺は住みやすいか?(前編)

2019年04月03日

田中 和彦

京都に住む! 世界遺産の近辺は住みやすいか?(前編)

本願寺、東寺、二条城、清水寺周辺

京都に住む! 世界遺産の近辺は住みやすいか?(前編)

京都府 八坂の塔と京都市街(ペイレスイメージズ/アフロ)

【本願寺】観光、買い物、交通も充実

京都府 西本願寺(写真:アフロ)


JR、近鉄、市営地下鉄各線「京都」駅徒歩約15分のフラットアクセス。東側に通る幅員20m超の幹線道路である堀川通からは、市内移動に便利な市バスの利用も便利。買い物はJR「京都」駅隣接のジェイアール京都伊勢丹や、駅南側にはイオンモール京都、その他にもコトチカ京都などのショッピングモールが複数あり大変便利。南西方向徒歩10分あたりにある梅小路公園は休祝日ともなると様々なイベントが催されカップルや子供連れの家族で賑わう。京都水族館、京都鉄道博物館も敷地内にあり、一日楽しめる。


分譲マンションの紹介っぽく書くとおよそこんな感じのエリアとなるのが本願寺周辺。「本願寺って2つあるじゃん!」と言われそうだ。確かに一般的には西本願寺と東本願寺、と呼ばれており本願寺は東西2つある。ここで書いている本願寺は「西本願寺」と呼ばれているが正式名称は本願寺。東本願寺は正式名称も東本願寺。世界遺産になっているのは通称「お西さん」「西本願寺」と言われる本願寺の方だけで東本願寺は世界遺産ではない。


ところで交通も買い物も便利なこの周辺、特に外食関連が素晴らしく便利なのが特徴。JR「京都」駅から西本願寺(こちらの方が東本願寺と区別できてしっくりするので以下「西本願寺」とする)にかけてのエリア、特にJR線に並行して通る七条通沿いにはここ数年で様々な飲食店が開業。地下街の店舗も含めれば、京都ならではなお店から京都で行く必要のない(?)全国チェーンも含め、毎晩店を変えても行き尽くせない程充実している。


新快速で「大阪」駅まで30分。買い物便利で外食充実。西本願寺周辺は、DINKSや単身者には抜群の立地だ。

【東寺】大阪勤務に便利で家賃もリーズナブル

京都府 東寺 瓢箪池と五重塔 (写真:アフロ)


「唯一残る平安京の遺構」である東寺。木造建築物として日本最高の高さを誇り国宝でもある五重の塔が有名だ。場所は、西本願寺の南側約1.5km、JR線の南側に位置し、JR・近鉄・地下鉄の各線「京都」駅まで徒歩圏内。最寄駅は近鉄「東寺」駅となる。


距離は近いがJR線の北と南で街の雰囲気は異なり、西本願寺周辺に比べて東寺周辺は住宅地の色合いが濃い。つい10年ほど前までは取り立てて特徴のない街だった、今では新築もしくは既存のアパートやマンションをリノベーションした宿泊施設が数多く建ち並ぶ。


宿泊施設に変更可能な不動産は価格が高騰したが、それ以外の既存住宅の賃貸相場・売買相場は、JR線北側の西本願寺周辺と比較すれば今でも安価。生鮮食品を置くスーパーも点在しているし、すぐ近所にイオンモール京都もあるため日々の買い物には困ることはない。


東寺以外にめぼしい観光スポットはないが、それはあくまで直近エリアの話。当然ながら自転車圏内には回りきれないほどの寺社仏閣がある。利便性等を考えると「コスパの良いエリア」と言える。

【二条城】JRと地下鉄の2線2駅が使える

京都府  二条城隅櫓(ペイレスイメージズ/アフロ)


徳川家康が訪れ、徳永慶喜が大政奉還を発表した二条城。鶯張りの廊下で有名だ。この二条城があるのは京都市中京区。敷地のすぐ南には市営地下鉄「二条城前」駅があり、JR「二条」駅からでも敷地まで徒歩5分程度。上記の寺と違い敷地に入るのにお金がかかるが、周囲からお堀や櫓を見るだけでも楽しめる。


二条城の東側、京都御苑から見ると西側にあたる地域は「田の字エリア」と言われる京都市内でも特別人気の高いエリアの一部。飲食、買い物、ギャラリー等々様々な施設がある。特に飲食店は地元民向けの日常使いできる店から観光客向けの高級店、昔からある老舗の名店までレパートリー豊かだ。分譲マンションが数多くあるが別宅として購入する人も多く、売買賃貸ともに相場は高い。


二条城周辺は西側を外せば、一戸建ての多い住宅街。日常生活で利用する生鮮食品を置くスーパー類が複数あり暮らしやすい。西側はJR山陰本線・地下鉄東西線「二条」駅が利用でき京都市内の移動にも便利な場所。南側も三条会商店街と呼ばれるアーケード商店街があり、阪急京都線「大宮」駅徒歩圏と便利。しかし、賃貸売買ともに東側エリアより相場は安いので、「京都で暮らす」ことが目的ならば西側エリアの方がリーズナブルだ。

【清水寺】東山山麓の丘陵地

京都市 清水寺 (写真:アフロ)


「清水の舞台から飛び降りる」と諺(ことわざ)でも有名な清水寺。京都市東山区にあり、JR「京都」駅の北東3km強、最寄駅である京阪本線「清水五条」駅から徒歩20分強かかる。住宅街の端部に位置し、敷地はほぼ山間部となる。駅からの清水寺までの茶わん坂、三年坂といった参道沿いには多くの土産物屋が並び、休日には人でごった返す。


これまで紹介した西本願寺、東寺、二条城は鴨川以西だったが、清水寺は鴨川以東の東山山麓エリアで周辺は、アップダウンのある傾斜地となる。利便性を考えるのであれば京阪本線の東側、具体的には徒歩10分くらいまでのエリアが住みやすい。緩やかに東側に上がった地勢ではあるが、清水寺のすぐ近くに比べるとそれほど高低差もなく移動も楽。


この辺りに住むならば特急が停車しない「清水五条」駅よりも、同駅の両隣であり徒歩10分程度の距離にある特急停車駅の「祇園四条」駅か「七条」駅を使うのが便利。「祇園四条」駅まで歩けば、あとは鴨川を渡るだけで阪急京都線の始発駅「河原町」駅。ここからならば大阪(梅田)まで特急で一本だ。


交通利便性はまずまず良いが、スーパー等は少なく、買い物は周辺に点在する昔ながらの個人商店を利用することになる。だがその分、落ち着いた街並みも多く、観光客の通る土産物屋やカフェ等のあるルートを外し街区の中に入れば、道路は狭くて路地も多い。京町屋に限らず平屋建て・二階建ての木造家屋が多く、大変京都らしい。柱間が三十三(全長約120m)もあるお堂が有名な三十三間堂、風神雷神図のある建仁寺なども徒歩圏で、休日には観光気分を満喫できるであろう。


以上、市内中心部にほど近い4つの世界遺産に近いエリアの住まい心地を紹介した。1時間ほど歩けば互いに移動できるような距離にあるそれぞれの観光スポットだが、周辺の様子は随分と異なる。「京都に住む」と決めても、どこを選ぶかは大変悩ましい。次回はもう少し周辺部の「世界遺産エリア」を紹介したい。


最終更新日:2019年04月03日

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