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関西人以外には分かりにくい「梅田」エリア 梅田はどこからどこ...

2019年08月08日

田中 和彦

関西人以外には分かりにくい「梅田」エリア 梅田はどこからどこまで?

西日本最大の繁華街「梅田」

関西人以外には分かりにくい「梅田」エリア 梅田はどこからどこまで?

大阪市 グランフロント大阪(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

JR「大阪」駅周辺を、関西人は「梅田」と呼ぶ。この辺りで待ち合わせをする際、「梅田に集合」とは言うが「大阪に集合」とは言わない。関西人にとってJR「大阪」駅周辺は「大阪」ではなく「梅田」。この「梅田」と呼ぶ感覚は地元以外の人にとってはわかりにくい。「梅田」とはどの辺りを指しているのか?

関西人の言う「梅田」は意外と広い

大阪マルビル(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


まず、住所としての「梅田」。名前の由来は、江戸時代以前は湿地帯で田んぼを埋めたから埋田で転じて梅田となったという説が有力。「梅田」と呼ばれるエリアは広いが、住所としてはJR「大阪」駅の敷地から南側方面に梅田一丁目から梅田三丁目までのエリアで「梅田エリア」のほんの一部。大阪の地理に詳しい人なら「大阪駅前ビルやマルビルがあるのが一丁目」「ハービスがあるのが二丁目」「大阪駅からダイワハウスがあるあたりが三丁目」と言えば伝わりやすいはず。


住所としての梅田より広い「梅田エリア」、どの辺りまで広がるのか?「梅田」を冠する有名な施設を見てみよう。

ビル名から考える「梅田」の西端と東端

梅田スカイビル(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


おそらく一番知名度があるのが「梅田スカイビル」ではないだろうか。随分と古い話となるが、2008年にイギリスの「ザ・タイムズ」で世界を代表する20の建造物として紹介されたこともあり、今でも外国人観光客がたくさん訪れるスポット。このビルの所在は北区大淀中、JR「大阪」駅北西、阪急「梅田」駅徒歩約10分。ここよりも「梅田エリア」から離れる方向(=北方向、西方向)に向かっても「北梅田」「西梅田」「新梅田」等の「梅田」を名称に使った建物はチラホラあるがその多くは分譲マンション。梅田スカイビル周辺は、北に行けば阪急「中津」駅が最寄りとなり、南に向かえばJR大阪環状線「福島」駅が近くなる。中には堂々と「梅田」と冠する物件もあるが、「梅田スカイビル」界隈は、「梅田エリア」の西端と言える。


「梅田センタービル」というオフィスビルがある。観光スポットではないため「梅田スカイビル」ほど著名ではないが、大阪で働く人にとってはオフィスビルとして認知度は高い。ビルの所在は北区中崎西。住所地でピンとくる人もいるかもしれないが、大阪メトロ谷町線には「中崎町」駅があり、最寄り駅はこちらとなる。最近でこそ、中崎町界隈は古民家や古ビルをリノベーションしたカフェや物販店舗が増え、観光スポットとなって知名度が上がったが10年程前までは「どこそれ?」といったエリア。「梅田センタービル」を超えて北東方面へ向かうと「天神橋筋六丁目」駅となり「梅田感」はなくなる。「梅田センタービル」は、センターと名打っているが、その界隈が「梅田エリア」の東端といって良い。

梅田の北端は不明瞭だが、南端は明確!

北新地 ネオン煌(きら)めく夜の歓楽街(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


「梅田スカイビル」「梅田センタービル」で西と東を見た。では「梅田エリア」の北側は? これがまた不明瞭でわかりにくい。例えばJR「大阪」駅北側のグランフロント大阪。「グランフロントは梅田って感じやないな~」という人もいると思うがグランフロント大阪は梅田エリア。2013年に開業したグランフロント大阪はJR大阪駅北側の再開発地区であり「梅田北ヤード」「うめきた」と呼ばれる。「梅田エリア」の北側はこの「梅田北ヤード」近接エリアといってよい。実際にこの辺りのマンションやビルには「北梅田」の名称をつけた物件が多い。ちなみに梅田北ヤード、北側の最寄駅は阪急「梅田」駅の隣駅となる「中津」駅だ。


それに比べて今から説明する南側はわかりやすい。


JR「大阪」駅の南側が住所としての梅田で、南側の境界は国道1号線。それを超えて南は住所が変わり曽根崎新地となる。昭和歌謡でよく聞く「北新地」「キタ新地」「新地」だ。範囲がぼんやりしている北側に対して、南側はこの新地が境界線。1号線以北の大阪駅第一ビル~大阪駅前第3ビルは「梅田」と呼ばれても、新地を「梅田」と呼ぶ人は少ない。


これは、新地が大阪だけでなくその他のエリアの人に対しても知名度が高く、(バブル期ほどではないが)高級クラブ街のイメージがあるなどエリア特性が際立っていることの影響と考えられる。後述する駅の名前が大きく関係しているであろうが、阪急「梅田」駅・JR「大阪」駅の西は「西梅田」、東は「東梅田」と呼んでも違和感ないのに対し、南側の新地界隈を「南梅田」と呼ぶ人は皆無。あくまで「新地」。ちなみに梅田の北側も「梅田」ということはあっても「北梅田」とはあまり呼ばれない。


「梅田」というエリアに対して「ここだ!」という一義の定義はない。上記の説明でいえば新地を「梅田」と呼ぶ人もいないわけではない。そんなことも踏まえた上で、多くの大阪に住む人が、まずまず納得する「梅田の範囲」は以下の通りとなる。北側については異論もあろうが、「梅田北ヤード」の開発により「北限」が広がったと理解いただきたい。


<関西人の頭の中にある「梅田」の範囲>

北―梅田北ヤード北端あたり

東―梅田センタービル界隈

南―大阪駅前ビル

西―梅田スカイビル


かつては梅田といえば阪急「梅田」駅周辺で、そこに西梅田、東梅田があったイメージ。そこに「梅田北ヤード」ができ「北梅田」が出現。中津周辺の物件にも「北梅田」が冠される。今、「梅田」は広がっている。

「梅田」に行くには?

梅田に行くには何駅で降りるか?「梅田」へは合計9路線が乗り入れており、JR「大阪」駅(JR東海道本線、JR大阪環状線)、阪急「梅田」駅(阪急神戸本線、阪急京都本線、阪急宝塚本線)、阪神「梅田」駅(阪神本線)、大阪メトロ「梅田」駅(御堂筋線)、大阪メトロ四つ橋線「西梅田」駅、大阪メトロ谷町線「東梅田」駅の6つの駅が利用できる。これらの6つの駅のうち「梅田」という言葉が含まれていないのはJR「大阪」駅のみ。JR「大阪」駅周辺には「大阪」という住所もなければ大阪市役所も大阪府庁もない。阪急電車の「梅田」駅は、「梅田」だと大阪の中心部のターミナル駅であることが分かりにくいからと10月より「大阪梅田」駅になるが、地元としてはむしろJR「大阪」駅をJR「大阪梅田」駅とする方がしっくりいくのだが……。


これ以外で梅田に行く際に使える駅は、JR東西線の「北新地」駅。前段で「新地は梅田とは言わない」といったが「梅田」に行くには使える駅だ。他にも阪急「中津」駅と大阪メトロ谷町線「中崎町」駅も梅田へ行く際には利用可能。


江戸時代には街の外れで墓地だった、といった土地柄だった「梅田」なのだが、今の時代そんなことを気にする人も知っている人も少ない。2023年には梅田北ヤードに梅田7つ目の駅「北梅田」駅が開業予定。西日本最大の繁華街「梅田」はまだまだ進化する。


最終更新日:2019年08月08日

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