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すっきりしているのにマニアック!ベンチャーで働く若手女性の部...

2017年08月20日

グッドルーム

すっきりしているのにマニアック!ベンチャーで働く若手女性の部屋

すっきりしているのにマニアック!ベンチャーで働く若手女性の部屋

今回の取材によって「そういえばぼくって、人生でほとんど『決断』したことがないな」と気がつかされた。子どものころからずっといろいろなことを、なんとなーく通過してきて、現在地にたどり着いた感じだ。

10年前に勤めを辞めてフリーになったのは大決断といってもいいはずだが、正直当時のことをあまり覚えていない。流れるように辞職。気がついたら通勤しなくなってた、ぐらいの印象の薄さだ。もしかしたら決断したことがないんじゃなくて忘れっぽいだけだろうか。ありうる。

結婚に関しては、こんなにもすばらしい女性に出会っておいて決断も何もないだろうって感じだったし。それこそ妻にとってはかなり思い切った決断だったとは思うけど。飛び降りた清水の舞台は何段重ねぐらいだったのかきいてみよう。

意味不明なノロケ話になってしまったが(というかこれノロケ話か?)、なにが言いたいのかというと、今回の部屋の主、越智さんの話を聞いて「ちゃんと決めてるなー!」と感心した、ということです。

越智さんの部屋。すっきりしていて、なんといっても明るい。ベッド脇に貼ってあるポスターにニヤリとする人もいらっしゃるかと。これに関しては後述。

実は越智さんはわれらがグッドルーム株式会社の社員さん。新卒入社の若手女性だ。コンテンツグループ所属とのことなので、この記事の掲載にも関わっておられるはずだ。いつもお世話になっております。

ベースとスーツケース。かっこいい。「学生時代は旅行ばかり行っててぜんぜんお金がなかった」という旅行好きの越智さん。今度南インドに行くそう。いいなー!

なんだよ身内かよ、と言うなかれ。以前取材した江戸川区の佐藤さんもそうだったが、自分の会社の商品である部屋を借りて住むってすばらしいことだ。従業員が購入する自社製品・サービスは、それが信頼できるものだといういい証拠。しかも部屋。さすがに「おつきあい」「しがらみ」で借りるにはつらい。実際、越智さんは「働き始める前からTOMOSの部屋に住みたいと思ってました」という。

ミニベースアンプ。とコケ。「コケはプレゼントでもらいました」とのこと。そして佐藤さん夫妻に引き続き、ここにもR2-D2が! goodroom社員はスターウォーズ好きなのか。

さらにいいな、と思ったのは、越智さんがgoodroomに就職した理由だ。「大企業じゃなくて、ベンチャーにしようと決めてました。でもパソコンとか苦手だったので、IT系じゃないところで」とのこと。ぼくときたら誰もが名前を知っている大手メーカーというだけで何も考えずに就職した人間なので、すごいなあと思った。

キッチンのようす。ちゃんと使われてる感があって、それでもすっきりと整頓されてるのがすばらしいな、見習いたいな、と思った。

で、なんでベンチャーに決めてたんですか? とたずねたところ「会社に独自のカルチャーがあって、仕事ばっかりにならずにちゃんとオフも充実できそうで、あとは自分たちもお客さんも関わる人がみんなハッピーで、それが分かるぐらいの大きさがいいな、って感じですかね……なんか口に出して言うと “意識高い” っぽいですね」

うん、言われてみるとたしかにとても意識高いっぽい。「でもいわゆる『ていねいな暮らし』とかなんだよ、って思ってるタイプだったんですよ」「つまり自分はこの会社で働いてる、って胸を張って言えるところがよかった、ってことです」

いやはや、しっかりしてる。すばらしい。そしてやっぱりgoodroomという会社もすばらしいと思った。部屋の隅にベースがあったので、バンドやってるんですか? ときいたところ「社内でバンド結成したんです」とのこと。いやほんと良い会社だな。さっきからgoodroomを褒めっぱなしだが、いくら褒めたところでぼくの原稿料が上がるわけではないのでこれはぼくの本心だと信じてもらいたい。

玄関のようす。時計がたくさんあるのは寝坊しないためだという。「あえてここの玄関に置いておいて、ベッドからでないとベルが止められないようにしてます」とのこと。

すっきりしているのにマニアック

さて、そんな越智さんの部屋。まず2面が窓で明るいのがいいな、と思った。「駅からちょっと遠いこと以外はとても良いです」。最寄り駅は中央線。乗ってしまえば新宿まで30分かからない。いい場所だ。

そしてなんといっても部屋のすっきり具合にびっくりした。「あまり物を買わない」とおっしゃっていて、なるほどと思った。同時に、どこか不思議な感じがする。なんというか、数少ない置いてあるものの組み合わせが奇妙な具合なのだ。そう思ってよく見てみると、すっきりしているのにマニアックな物がちょくちょくある。

たとえばさきほどふれたポスター。そう、映画「T2 Trainspotting」のもの。「大好きなんです!」とのこと。ぼくは観たいと思いつつまだ。90年代カルチャーの金字塔と呼ぶべき96年の1作目がぼくは大好きだったんだけど、大学生だった当時のあれこれ思い出していたたまれなくなるのが分かってるので躊躇してしまう。そうかー、好きなのかー。わかるよー。

本が少ないのをうらやましく思いつつ、見るとなんとトーマス・ルフの写真集が! ぼくの尊敬する大好きなドイツの写真家だ。マニアック! 「この前の展示よかったですよねー」と盛りあがった。

さきほどのベースにしても、ヴァイオリンベースというのが渋い。前出の写真で気がついた方も多いと思うが、玄関にビートルズのグッズがかざってあったので、なるほどと思った(ポール・マッカートニーがこれを愛用したことで有名になった)。それにしてもトレインスポッティングに、ビートルズに、トーマス・ルフ。同行した編集の田村さんと二人して「越智さん、趣味が合う友達いる?」なんて言ってしまったが、エスカレーター趣味と団地趣味のぼくらに心配されたくないと思う。

越智さんのマニアックさは、本連載恒例の「集めている物を並べてみる」でさらにあらわになった。こんなにすっきりした部屋だと、特に集めてるものなどないのでは、と心配したのだが杞憂であった。たくさん出てきたのだ、CDが。

CDだけじゃなく、オビ、さらに包装に貼られているシールと、これらを購入したタワーレコードの袋までとってある!

並べてもらったのはごく一部。全部出しちゃうと部屋がたいへんなことになるので。アーティストのラインナップがまたかっこよかったが、音楽の趣味のマニアックさを説明することほど無粋なことはないので詳しく述べるのはやめておこう。ここで言いたいのは、CDなんだ! という驚きだ。

ぼく自身はCDを買わなくなって久しい。音楽を聴かなくなったということではない。iTunesで済ませてしまう。越智さんはなんと「まずデータで買って、気に入ったらCDでも買う」という。「CDが好きなんでしょうね。手に持った感じがいい」とおっしゃっていたので、物体としての魅力を感じているのだと思う。ぼくはCDを「データが焼かれた媒体」ぐらいにしか思っていなかったが、これってもしかしてレコードを買っていた経験があるからかもしれない。

CDに愛着を持ちうるのだ、というのはぼくにとって驚きだった。オビはもちろんのこと、シールもとってあるのを見てほんとうに物として気に入っている様子がうかがえる。「学生時代にいくつかバイトしたんですけどどれもあまり長続きしなくて。タワーレコードは例外でした。ほんとうに楽しかった」と越智さん。タワーレコードの袋って、時期によってバリエーションあって、よく見ると色も違ってる。おもしろい。

あまり物は買わない。けれども好きなものはちゃんと買う。ここにもゆるぎない「決断」が感じられた。きっと今後、少しずつこの部屋は越智さんが「これだ!」と思った物たちで埋まっていくのではないかと思う。1、2年後にもう一度おじゃまして見てみたい。

恒例の「寝っ転がってポートレイト」。田村さんが「オフィスでもよく笑ってる」という通り、撮影の間中ずっと笑っていた。良いのが撮れた。

写真と文:大山 顕

最終更新日:2017年08月20日


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