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デザイナーが団地をおしゃれにリノベして住む/final

2017年05月08日

lefthands

デザイナーが団地をおしゃれにリノベして住む/final

ついに理想の住まいが完成!

デザイナーが団地をおしゃれにリノベして住む/final

築50年、長らく空き家だった団地をリノベーションし、理想の住まいが出来ました!

昭和の団地の思い出も、部屋に残しました

長年空き部屋で荒れ果てた団地の一室を3週間で改装するプロジェクトに挑戦していた、デザイナーのチョウハシトオルさんから「家、出来ました!」の連絡を受けて、やってきました。神奈川県二宮町の二宮百合が丘団地。ドアを開ける前からドキドキですが、さて、どんな家になったのでしょうか。 

まずゲストを迎えてくれたのは“昭和の思い出”。そう、団地の床板をはがした時に出てきた昭和49年の古新聞が、木のタイルと一緒にモザイク状の壁になっていました。 


解体時に出てきた木と古新聞、新しい木が混じった象徴的な飾り壁。


記事の文字もしっかり読めます。チョウハシさんいわく、「壁紙っていうくらいだから紙って意外に丈夫なんですよ。だから板に貼っただけ、上にラッカーを塗るとテクスチャーが変わってしまうので」とのこと。


入ってすぐ正面がアイランドカウンターがあるキッチン。このカウンターの木材、実は団地に使われていた床材です。キッチンはプロ用のものを中古資材店で安く手に入れて設置したのですが、キッチンにもリユース・使いやすさ・オリジナリティを追求したさまざまな工夫がありました。 


団地の廃材で作ったカウンター。中が収納になっています。

お見事、冷蔵庫とロッカーが同じ高さに。よく見るとロッカーが載っている板も、元々団地の床材でした。

使いやすさと耐久性を考えて選ばれている調理器具、保存器具たち。プロ用の厨房器具店をこまめに覗くと良い出物があるのだとか。

手作りのタイルのカウンタートップと、使い古された床材を使った側面の組み合わせ、バランスが絶妙。

キッチンカウンタートップにはタイルが貼ってある。実はこのタイル、陶芸家の友人に焼いてもらったもの。


ユーズドだったり、リユースだったり、自分の生活に合うように手作りしたり。チョウハシさんは言います。「タイルも、既製品はそれこそ素晴らしい技術でゆがみなくピシッとしてて、逆に味わいや面白さが足りないと僕は感じます。タイルって簡単にできるので、身近に陶芸をやっている人がいたから、ちょっと頼んでみたんですが、予想以上の出来上がり。とても気に入っています」 

リビング・ダイニングスペースの風通しのよさ

和室2部屋を仕切っていた押し入れを取り除き、風通しよく、空間を広く使うことで、昭和の団地→イマドキのリビングダイニングに大変身しています。壁に貼ったのは、団地の床下から出てきた木材と地元産の木。ストライプのパターンが独特の風合いですね。


ベランダ近くのグリーン・コーナー。

チョウハシさんの部屋の中でどこか未来的な雰囲気を醸し出しているエアプランツは、近隣に住むこの本の著者から購入したもの。日本におけるエアプランツの第一人者だとか。

昔の団地には洗濯機置場がなかったので、玄関ドアの背後の空間を確保。

ベッドルームスペースからリビング方向を眺める。自作のクローゼットは新しい木材と、近所の現場などでもらってきた戸板を組み合わせたオリジナル。

どこか懐かしい菓子箱は収納箱として活用。

リビングルームの椅子はひとつひとつ違う。すべてリサイクルショップやネットオークションでユーズドを手に入れた。

テーブル板は神奈川県のこの近所でとれた木材だとか。それに、ミッドセンチュリーモダン風の脚をつけた。脚はネットショップで購入。

昔工作室にあったような作業椅子。これもリサイクルショップの掘り出し物。

水回り、通気性をキープするために 

リノベーションで一番劇的に変わるのは水回り。さて、チョウハシさんのバス&トイレはどうなったでしょうか。

「こういう団地では気密性が高いので、必ずしもお風呂とか密封されていなくていいと思うんですよ。そのほうが逆にお風呂もカビないし。扉は昭和な雰囲気の木製のままにしてあります」とチョウハシさん。家全体はオープンスペースにすることで風通しを確保、湿気がこもりやすい風呂とトイレは逆にちょっとゆるく作る、ということですね。


チョウハシさん家のバス・トイレエリア。床にタイルを貼り、シンクなどを全面リニューアル。扉だけは昭和なものに。

トイレのランプはじょうごを逆さにして傘にし、電灯を取り付けた。

洗面所の壁の向こう側は実は玄関。鏡の上の壁を抜いて、湿気がこもらない工夫を重ねてある。

どこか懐かしいのに新しい部屋が出来上がりました 

仕事の隙間時間にコツコツと作業をしてのべ3週間。これがデザイナー・チョウハシさんの住まいです。 

「団地リノベーションは、今いろいろなデザイン企業がやっていらっしゃいますが、個人のデザイナーとしてやるからには、僕ならではの味を残したいなと。それは地元産の木材だったり、素材のリユースだったり、今まで団地に住んできた人の足跡や思いを汲み取る作業だったりしたわけです。凝りだすとすごくそこに時間をとられて(笑)、『オモイデ仕上げ』と自分で呼んでいる思い出の素材をリユースしたモザイク壁なんかは、ものすごく時間がかかりましたが、とても気に入っています」



 4回にわたって部屋の大変身をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。そこにある何かをリユースする、思いを汲み取る、などチョウハシさんのリノベーションの姿勢には、今日からでも真似したいところがあったのではないでしょうか。

 

(構成・写真・文:山祥ショウコ/レフトハンズ)


取材協力

最終更新日:2017年05月08日

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