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自分だけで返済しなくても大丈夫! 親子リレーという選択肢

2018年03月13日

クエストルーム

自分だけで返済しなくても大丈夫! 親子リレーという選択肢

マイホーム購入のお金入門#12

自分だけで返済しなくても大丈夫! 親子リレーという選択肢

(写真:アフロ)

親子リレーって何? 親子ペアとどう違うの?

本連載の第10回では、住宅ローンの審査についてお伝えし、借入時の年齢の現実的な上限は45歳が目安というお話をしました。それでは、50代、60代の方は住宅ローンを諦めないといけないのでしょうか。答えはノーです。


「一つの選択肢として、『親子リレー』返済があります。いくつかの条件を満たさなければなりませんが、上手く利用すれば家族にとってハッピーな選択となるでしょう」(ファイナンシャルプランナーの中村さん)


親子リレーとは、住宅ローンの契約者である親の連帯債務者に子がなり、親が高齢になったときに、返済を引き継げるしくみです。フラット35をはじめ、民間の金融機関でも取り扱っているところがあります。親子リレーにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。


最大のメリットは、親が高齢でも住宅ローンを組めるという点です。通常の住宅ローンでは申込時の年齢が69歳以下となっていることがほとんどですが、親子リレーの場合は、親が70歳以上でも申し込むことができます。完済時の年齢が通常では80歳程度ですので、親が65歳で申し込むとすると、返済期間が15年のローンしか組むことができません。しかし親子リレーなら、子どもの年齢を基準に審査をすることで、35年ローンを組むことも可能です」と中村さん。

メリットは親にしかないのでしょうか。


「子にとってもメリットはあります。若くまだ年収が低い場合でも、親の年収と合わせてローンの審査を受けられるので、より大きい額の融資を受けることができます」


なるほど、親は年齢、子は年収というハンデがあったとしても、双方を補い合える住宅ローンの形が親子リレーなのですね。借入期間中の親子の返済額の配分や引き継ぎの時期が自由なのも親子リレーの魅力です。同居中または将来同居予定の親子を対象としているので、二世帯住宅をお考えの方は、検討してみると良いでしょう。ちなみに、「親子ペア」ローンという言葉も耳にしたことがありますが、違いは何でしょうか。


「親子ペアは完全にローンを2つに分けて考えるため、名義も2つになります。親子リレーと異なり、親子それぞれの返済期間と金額が厳密に決まってきます。団体信用生命保険にも、親子それぞれが入ります」


(写真:アフロ)

親子リレーを利用するときに気をつけたいポイント

親子リレーのしくみやメリットについては理解できたでしょうか。次に、親子リレーのデメリットや注意点についてお話ししましょう。


親子リレーの返済が終わってからでないと、子は新たにローンが組めません。実際に20代のお子さんが親子リレーでローンを組み、結婚して新しい家族のために家を買いたいのに、親子リレーの返済が終わっていないため新たにローンを組めないというご相談を受けることがあります」


これは、双方が仕組みをよく理解せず、親は気軽に頼み、子も気軽に引き受けてしまったため招いた悲劇といえます。ずっと同居する予定など、見通しが立っていない場合は安易に親子リレーに手を出さない方が良さそうですね。中村さんはさらに続けます。


「団体信用生命保険にも注意が必要です。通常親子リレーでは、どちらか一方が団体信用生命保険に加入します。金融機関によっては子が入ることが条件になっており、多くは年齢の若い子が加入します。しかし実際の返済は親が負担していることが多く、その親が早くに亡くなった場合が問題になります。子が団体信用生命保険に加入して親が亡くなっても保険がおりないので、子が頑張って一人で身の丈以上の高額なローンを返済しなくてはなりません。その物件に住み続けるなら売却もできませんし、2世帯住宅は需要が高くないので、売却の場合も苦労することも想定されます」


そのようなリスクの対処法はあるのでしょうか。


「団体信用生命保険で受け取れる相当額の掛け金を親の生命保険にもかけておくと良いでしょう。その際に、受取人を子にしておくことも重要です」


確かにハードルは色々あるようです。ただ、仕組みをよく理解した上で、親子双方の見通しが一致した場合は、とても良い選択となるのが親子リレー。


「二世帯で親子リレーとなると、住宅ローン自体だけでなく、ライフスタイルとしてのメリットもあります。例えば、子どもが生まれた場合に、二世帯なら親に面倒を見てもらいやすいですよね。奥さんが働きに出るときに、子どもを親が見てくれるという安心感は大きいでしょう」


ほかに、親が高齢になったときに様子を見やすいという安心感もあります。家族の幸せのために、親子リレーという選択肢、覚えておいて損はなさそうですね。


<今回のまとめ>

  • 親の年齢・子の年収を補い合える親子リレー
  • 団体信用生命保険は子の名義になることが多いので注意が必要
  • ライフスタイルも含めたメリット・デメリットで考えよう


(取材・文:クエストルーム)


【取材協力】

最終更新日:2018年03月13日

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