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気軽にできる「漆喰ハウツー」~憧れの漆喰壁を手に入れる

2018年04月18日

クエストルーム

気軽にできる「漆喰ハウツー」~憧れの漆喰壁を手に入れる

DIYリメイク術byハレルヤ工房

気軽にできる「漆喰ハウツー」~憧れの漆喰壁を手に入れる

サッと手にしたいものが置けるとても便利なフックも付けました


小物をまったく別のものに変身させてしまえるように、お部屋の印象もがらっと変えることができるのがDIYの面白いところ。今回は、壁一面を大胆にアレンジしてみます。少し汚れてしまった壁紙の上から漆喰を塗って、パッと明るく、ナチュラルな空間へと変身させますよ。

漆喰を塗るとなると、「塗るのが難しそう…」「初心者にはなかなか手が出せないかも…」と思われる方も多いかもしれませんが、少しのコツさえ掴めば実はとっても簡単なんです!


さらに今回は漆喰を塗った壁に、ベニヤ板で腰板を付けることで元の空間とはまったく違った雰囲気に仕上げてみました。


では、早速玉井さんに作業していただきましょう。お願いします!

簡単にできる漆塗りへの挑戦!

新年も早3月に入って、引っ越しやお部屋の模様替えなど、少し気分転換してみたくなる季節がやってきましたね。

今回の主役は、DIYといえばこれ! と思い浮かべる人も多い「漆喰」です。DIY未経験者でも、漆喰の壁の魅力はご存じですよね?


漆喰をおすすめするのには、壁に“表情”をもたらしてくれるだけではなくて、調湿や消臭効果(猫がいるおうち向き!)があったり、光を反射してお部屋を明るく見せてくれたりとさまざまなポイントがあるんです。

漆喰を準備すると考えると、「めんどくさいのでは…?」と思われる方もいると思いますが、今では、初めからちょうどいい具合につなぎが入っていて、さほど練る必要もない漆喰「うま~くヌレール」がホームセンターなどで販売されていて大ヒットしているんです。


今回の壁のリメイクでは、さらにベニヤ板と見切り材とも呼ばれる飾り板「モール材」も用意し、そこにフックも取り付けて壁掛けができるようにしてみました。使用する材料はすべてホームセンターで購入可能です。


さっそく作業を始めていきましょう。


まず、作業効率を考えて、壁に漆喰を塗る前にベニヤ板をワックスで塗装しておきます。今回、ベニヤ板(幅350mm×長さ900mm×厚さ550mm)は、壁に合わせて12分割になるようホームセンターのカットサービスを利用しました。


塗るのは表側にくる片面だけでOKです。ウエス(いらなくなったTシャツなどでもOK)に適量取って、板に伸ばすように塗っていきます。今回はあまり付け過ぎてしまうと色が濃くなって圧迫感が出てしまうので、重ね塗りはせずに一回塗りで終了。ワックスは手軽に塗れて、板の保護の役割もしてくれるのでオススメですが、もちろんペンキで白く塗ったりしてもOKです。


12枚すべてにワックスを塗ったら、重ねずに並べて乾燥させておきます。


さて、ベニヤ板を乾かしている間に、いよいよ壁に漆喰を塗っていきます。壁がけっこう汚れている場合、そのまま塗ってしまうと後から汚れが染み出してくる場合があるので、事前に軽く拭き掃除をしておきましょう。


今回塗る壁 (1670mm×1700mm)は、写真ではわかりづらいかも知れませんが少しテクスチャのついた壁紙です。これまではTVボードが接していたので、下の方がけっこう汚れています。この部分にベニヤ板で腰板を付けることで、目隠ししつつ印象をがらっと変えてしまおうという魂胆です!

ということで、壁の上3分の2の範囲に漆喰を塗っていきます。


まずは、漆喰を塗る前に壁の木枠が汚れないよう、グルっとマスキングテープでカバーしましょう。また、壁の下には新聞紙などを敷いておくと、漆喰をこぼしてしまった時にも安心です。


そして、軽く壁のホコリや小さなチリなどを払います。チリやホコリが付いていると、漆喰を塗ったあとにポロポロっと剥がれてくることがあるので注意!


また、壁紙がめくれている箇所があれば、やはり漆喰が剥がれる原因になるので、接着剤などで補修しておきましょう。


はい、こちらが今回使用する漆喰です。つなぎや水などすべてが入っていてすでに練られています。蓋を開けて中身を見たら、少し水が浮いていたので軽く混ぜましたが普通の漆喰のように練る必要はありません。準備ができたら、漆喰をトレーなどに適量取ります。


なお、漆喰に触れると荒れることがあるので、作業は使い捨てのビニール手袋などをして行いましょう。


では、いよいよ漆喰塗りスタートです! 漆喰を“コテ”という道具に乗せる時にポイントがあります。自分の方(内側)にすくい上げがちなのですが、壁の方(外側)にすくい上げると、そのままの勢いで壁に付けることができます。そうすると動作の無駄もなく、スッと塗りの作業に入れますよ。


漆喰をのせたコテを壁に付けたら、壁の隅から塗っていくのがムラにならないように塗るポイントです。初めて挑戦する方は分厚く塗りがちなのですが、だいたい1mmくらいの厚さでなるべく均一になるよう薄くならしていきます。


薄く均一に塗るためのポイントですが、漆喰をのせたコテの面を壁に平行にしないこと。平行にすると、壁と密着してしまってうまく動かすことができず、写真のようにグチャッとなってしまいます。


なので、コテは壁に対して斜めにし、壁との間に常に少し隙間を作りながら伸ばしてあげます。そうするとコテも滑らかに動きますよ。また、塗っている時に“ガリガリ”と音がするのは、ヘラで漆喰を削ってしまっている状態なので、これも×。なるべく音が出ないような力加減で伸ばすように、手の触覚、耳からの聴覚にも集中して!


…とはいっても、ご安心を(笑)。プロみたいに完璧に伸ばそうとはせず、波線や筋が入ってしまっても、むしろそれはそれで“味”になるのが漆喰のいいところ。コテを使わずスポンジや手で塗る方もいると聞いたことがあるので、思い切りの良さも大切なポイントです! ちなみに、今は漆喰にも豊富なカラーバリエーションがあるので、お部屋の雰囲気に合わせて大胆に色で遊んでみるのもありです。


ずいぶん塗れてきました! 今回は腰板となるベニヤ板が長さ900mmなので、上からだいたい800mmくらいまで漆喰を塗りました。


ある程度漆喰が乾いたら、さらに2~3度塗って漆喰は終了です! 本当に最近の商品は、思っているよりもとっても簡単にできるので、ぜひトライしてみてください!


漆喰が塗り終わったら、漆喰が完全に乾いてしまう前にマスキングテープを剥がします。乾ききった後に剥がすと、漆喰までポロポロとれてしまうことがあるのでご注意を。


次は乾かしていたベニヤ板を壁に貼り付けていく作業に入ります。今回は簡単に、両面テープで貼ってしまいます。ということで、ワックスを付けていない裏面の真ん中あたりに両面テープを付けます。


よりしっかり固定するため、同じように壁にも両面テープを貼って、ベニヤ板を貼り付けていきます。


今回、一枚の大きなベニヤ板ではなく短冊型に12分割したのは、少し見た目に変化を持たせるため。そこでさらに一工夫して、ベニヤ板とベニヤ板の間に、濃い色の細い角材(幅30mm×長さ900mm×厚さ30mm)を挟んでいます。ベニヤ板→角材と、交互に貼り付けていくと、和風建築の板塀のような雰囲気に仕上がりますよ。


ベニヤ板と角材が貼り終わったら、同じように両面テープを付けたモール材(幅40mm×長さ1670mm×厚さ180mm)も貼り付けます。


ただし、モール材は漆喰の上に貼っているので、完全には付きません。しっかり固定したいのですが、釘打ちやビス留めしてしまうのは見た目的に……そんな時に登場する特殊アイテムが「隠し釘」。今回は隠し釘(直径124mm×長さ360mm)を4箇所に打って固定します。


隠し釘はこんな風に、しっかり打ち込んだあとで飛び出している青いゴムの部分を、ヨコからをトンカチで折るように叩くと…


ほらこのとおり!釘の頭がゴムとともに折れて飛ぶので、ぱっと見ただけでは釘が打たれていることがわからなくなります。ある程度力を入れてトンカチを当てないと折れないので、ここも思い切っていきましょう。こんなふうに、目的にあった専用のツールやアイテムを使いこなすのもDIYの楽しいところです。


最後に、ちょっとした物が飾れるようにL型のフックをモール材に取り付けたいと思います。ネジでモール材が割れないように、軽くドリルで下穴を開けておいて、付属のビスで取り付ければ完成です。


完成したのがこちら。真っ白だけど表情のある漆喰壁に見事に変身しました。漆喰は質感のあるものだから、ツルッと仕上げるより多少デコボコしていた方が味となって面白いと思います。腰板を付ける一手間も、ガラッと印象を変えることにつながりましたが、漆喰を塗る作業量も減るというが実は最後のポイントです!


今回は大胆に壁の一面をアレンジしましたが、初めての方は小物などから始めてみてもいいと思います。初めから練られている漆喰なら、誰でも気軽にトライできるのでぜひ漆喰デビューしてみてください。


※記事の最後に今回制作したアレンジ棚の材料&工程まとめを用意しています。

今回の品川宿。「品川寺(ほんせんじ)」

「品川寺」にて。副住職の仲田順浩さん(右)と玉井香織さん。品川宿を静かに見守る佇まいが印象的。


今回は、東海道七福神の一つである「品川寺」をご紹介。


1708年建立。東京都指定重宝の江戸六地蔵第1番。


京都・伏見にある真言宗醍醐派の別格本山として、弘法大師空海によって大同年間(806~810年)に開山された品川寺。境内には、本堂をはじめ江戸六地蔵や大梵鐘など、東京都指定重宝を見ることができます。品川寺には東海七福神「毘沙門天」が祀られていますが、実は品川宿の有名な東海七福神巡りは、現在の副住職・仲田さんの祖父が発案したのが始まりなのだとか。毎年、元日から1月15日まで行われる七福神巡りでは御朱印をもらうことができますが、知名度の高まりとともに、この期間以外にも品川宿を訪れて七福神巡りをされる方も増えてきているとか。「年々七福神巡りをしてくださる方が増えています。七福神巡りはご家族で来られる方がおおいですね」と仲田さん。


また品川寺は、スイスのジュネーヴ市と深い縁があるお寺としても知られています。そこにはこんなご縁が。境内にある東京都指定重宝「大梵鐘」は、1800年代に日本の美術品としてパリ万博に出品されたあと行方不明となっていました。その間、大梵鐘はウィーンを経てジュネーヴへと渡っていたのです。この大梵鐘の行方を探していた品川寺の先代が、さまざまに努力をした結果ジュネーヴ市にあることを突き止め、ついに1919年、長い時を経て品川寺に返還されたのです。当時いくつもの梵鐘が同じように出陳されていたそうですが、戻ってきたのは品川寺のこの大梵鐘のみだと言われています。これがご縁で今でもジュネーヴ市と交流が続き、交換留学の受け入れも行なっているそう。

実は玉井さんのご実家も、東海七福神の一つ「一心寺」。玉井さんと仲田さんはもともと顔見知りだったそうですが、「品川宿でイベントを行う際、外国の方が手伝っているのを何度か見たことがあって、品川寺さんのそういった繋がりが垣間見えて素敵だなと思っていました。お寺ごとにそれぞれのカラーがあって面白いですよね」と玉井さん。

品川宿の誕生とともに町を見守ってきたお寺をスタートに、東海七福神巡りがてら、品川宿に点在する寺社巡りをしてみるのも楽しそうです。

額縁アレンジの材料&工程まとめ

今回の作例のために用意した材料。


<材料>

本体

  • ベニヤ板(幅350mm×長さ900mm×厚さ550mm)…12枚
  • 角材(幅30mm×長さ900mm×厚さ30mm)…12本
  • モール材(幅40mm×長さ1670mm×厚さ180mm)…1本
  • 漆喰(仕上げ用)…(5kg)1個
  • L型フック…2つ
  • 隠し釘…4本

<工具など>

  • 電動ドライバー(プラス、マイナス)
  • トンカチ
  • コテ
  • ワックス
  • マスキングテープ

<工程>

  1. ベニヤ板にワックスを塗る
  2. 壁枠にマスキングテープを貼り、漆喰を塗る(マスキングテープは完全に乾く前に剥がす)
  3. 乾かしたベニヤ板と壁に両面テープを付けて、ベニヤ板と角材を交互に貼り付ける
  4. モール材に両面テープを付けて壁に貼り付け、隠し釘を打つ
  5. モール材に付属のビスでL型フックを取り付ける


(文:クエストルーム/撮影:柴田ひろあき)


【取材協力】

桑沢デザイン研究所でプロダクトデザインを学んだのち渡米、アメリカでDIYに目覚める。2年後に帰国するとDIYアドバイザーや収納アドバイザーの資格を取得、NHKの番組などで活躍。2010年、生まれ育った品川宿に構えた「ハレルヤ工房」を拠点に、出版やワークショップなどでリメイク・リノベーションの魅力を発信。著書に『かんたんDIYで、おしゃれ収納』(実業之日本社)ほか。

最終更新日:2018年08月30日

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