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調色・製造のすべての工程が手作りのこだわりペイント ワークシ...

2019年01月21日

クエストルーム

調色・製造のすべての工程が手作りのこだわりペイント ワークショップをレポート

DIYリノベーションin品川宿

調色・製造のすべての工程が手作りのこだわりペイント ワークショップをレポート

PORTER’S PAINTSアトリエ前にて。

一般的なペイント(塗料)と異なり、風合いや色合いが美しく仕上がると評判のオーストラリア生まれのPORTER’S PAINTSさん。実はこの特別なペイントは、仕上がりへのこだわりもあって、購入・使用するにはまずワークショップで使い方などを学ぶ必要があるんです! 

というわけで、今回は神奈川県川崎市にあるPORTER’S PAINTSさんのショールームに出かけ、「質感」「カラーバリエーション」「手作り(ヒューマンメイド)」を学ぶセルフペイントのワークショップに参加することに。

伝統的な塗料と現在の技術が織り成す美しいペイント

缶のデザインがオシャレでかわいらしい。


「とっても素敵なペイントなんです。今回、絶対使おうと決めていました!」と玉井さん。リノベ中の物件1階のカフェの壁にと前回同様、カフェを経営するメンバーの1人・岡部さんを伴ってワークショップにやってきました。


質感を確かめる玉井さん(左)と岡部さん(右)。


まずは、PORTER’S PAINTSの3つの特徴について勉強します。

1つ目は「質感」。セルフペイントの質感は全部で3つあります。


3つの質感が分かるカード。


その3つは、品のある2~3分艶の「エッグシェル」(右)、大理石の粒が含まれていて少しザラつきのある「ストーンペイントファイン」(左)、石英の粒が含まれていてかなりザラつきのある「ストーンペイントコース」(真ん中)。それぞれ自然由来の成分が含まれていて、自然光や照明の組み合わせで陰影が出て、いろんな表情が出ます。また、含まれている粒によって、手触りや仕上がりの質感に風合いが出るのもポイント。


枝毛加工された専用ハケは端にも届きやすく、この1本で壁全体を塗れます。


そんなペイントの特性を活かすのに重要なのが専用ハケ(レンタル可能)。ペインターやシェービングブラシなどを製作している、イタリアのOMEGA社によるオリジナルです。こちらは柔軟でありながらハリやコシがあるのが特徴のイノブタの毛を使っていて、さらに毛先は枝毛加工がされているそう。講師の先生によると、「一般的に壁の塗装はローラーで塗ることが多いですが、このハケはローラーと同じようにたくさんの面積を塗ることができつつ、ハケ塗りならではの質感も表現することができるんです」とのこと。


チョイスできるカラーカードの紹介。


続いて、2つ目の特徴「豊富なカラーバリエーション」について。

色の元になる顔料は16種類あり、それらを調色することによってオリジナルカラーを含めると1000色以上のカラーを作り出します。

「赤色一つとっても鮮やかなものから落ち着いた深みのあるものなど、ニュアンスの違うものを作ることができます」と先生。そうやって生み出された一色一色には「豆腐」、「フラミンゴ」などイメージにあった名前が付いていました。


調色・製造を行っている1階のアトリエ。


最後に3つ目の特徴である、「手作り(ヒューマンメイド)」について。

こちらのショールーム1階はアトリエになっていて、色の注文を受けるとペインターという専門職のスタッフが一色一色、調色・製造のすべての工程を手作りするのだそう。先生によると、「塗料の製造で、機械が携わっていないのはとても珍しいことだと思います」

実践編 まずは養生の基本から

基本の養生に挑戦する岡部さん。


PORTER’S PAINTSの特徴について勉強したあとは、実践編です。まずは養生の仕方から学びます。「養生をしたことはありますか?」と先生、「一応、経験はあります…」と少しハニカミながら答える玉井さん。

「養生は基本中の基本。ペイントの良し悪しは養生がうまくできたかにかかっています!」ということで、さっそく玉井さんの元で修業中(?)の岡部さんが挑戦。「上手ですね!」と先生のお墨付きをいただきました!

隅や端の養生については模型を使って詳しく説明してくれました。


模型を使って丁寧に説明してくれます。


「入隅(いりすみ:写真のような壁と壁の合わせ目)の部分はくぼんでいるので、まっすぐマスキングテープを貼るのは少し難しいんです。なので、塗らない側の壁の方にわざと2~3mmズラして養生をします。そうすると塗料は少しはみ出ますが、線はまっすぐになって仕上がりが綺麗になるんです。幅木も同じように、髪の毛1本分くらい塗りしろを残すと良いです。コンセントの養生は、カバーが外せる場合は、穴の部分だけマスキングテープを貼ってしまえば良いのですが、外せない場合は、コンセントカバーの形に合わせて地道に貼っていく作業になります。でも最悪、コンセントカバーのようにツルツルした素材にペイントは密着しないので、飛んでしまったらすぐに雑巾などで拭き取ってもらえれば、塗料を取り除くことができます」

いよいよ塗装に挑戦!

ハケの持ち方にもコツがあります。


そして、次はいよいよ塗装の体験に入っていきます。最初にハケの扱い方から。持ち方も特徴的で、親指と人差し指で挟むようにして持ち、習字のようにすべての動きを払いで終わらせるのが基本となるそう。


綺麗なお手本を見せてくれる先生。


塗る際の重要なポイントは、ハケにペイントをどれだけ付けるかということ。


「まずはしっかり付けてバケツの中でハケを振ってください。そうするとペイントが落ちるので、落ちなくなったら適量です。そして、円を書くように放射線状に払いの動きで伸ばしていきます。だんだん伸びなくなるのが分かるので、そこでもう一度ペイントを付けるようにしましょう」


初めてながらどんどん挑戦する玉井さん。


玉井さんも挑戦してみます。「やっぱりお上手ですね」と声がかかります。「伸びがいいですね!」とほめられ、手際よく教えてもらったことを実践する玉井さん。この後、入隅(いりすみ)と出隅(ですみ)それぞれに適した塗り方も教えてもらいました。


そして、最後にハケと塗料の後片付けの仕方について。

「シーラー(下地)を塗ったあと、同じハケでペイントを塗りますが、その際、ハケはいったん水道水で水が透明になるまで水洗いしてください。そしてしっかり水切りをしてタオルで拭き、日陰で風通しの良い場所に置いてくださいね。ペイント後は、シャンプーとリンスで洗ってあげると長持ちします! できれば金たわしでこすったあとにドライヤーで乾かしてあげると、ふわふわで綺麗な状態になります。以前美容師さんにハケを貸し出した時は、すごくふわふわな状態で返却されてきました(笑)。

残った塗料は、ペットボトルのような蓋が付いているものに入れておけば1年程度保管しておくことができます。使う予定がない場合は、新聞紙などに含ませて、可燃ごみとして捨てることができますが、自治体によってはダメなところもあるので事前に調べてくださいね」


これにてワークショップは終了。座学に実践、そして後片付けまで含め、たっぷり1時間におよびました。

1階のアトリエを見学

アトリエにて、作業中の様子を拝見。


ワークショップの後、1階のアトリエも少し案内していただきました。「実際にペインターさんのお仕事を間近で見させていただけて感動しました! すごく楽しかったです。自分たちで塗装するのが待ち遠しいですね」と玉井さん。


次回は、PORTER’S PAINTSで学んだことを活かして玉井さんたちが実際にリノベ物件の壁塗装をしていきます。そして、いよいよリノベ作業も大詰めです。お楽しみに!


(文:クエストルーム/撮影:柴田ひろあき)


【取材協力】

桑沢デザイン研究所でプロダクトデザインを学んだのち渡米、アメリカでDIYに目覚める。2年後に帰国するとDIYアドバイザーや収納アドバイザーの資格を取得、NHKの番組などで活躍。2010年、生まれ育った品川宿に構えた「ハレルヤ工房」を拠点に、出版やワークショップなどでリメイク・リノベーションの魅力を発信。著書に『かんたんDIYで、おしゃれ収納』(実業之日本社)ほか。

最終更新日:2019年01月24日

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