ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
大手よりも工務店が理想!? タイプ別リノベーション会社選びの...

2019年02月07日

クエストルーム

大手よりも工務店が理想!? タイプ別リノベーション会社選びのポイント

教えて!中古マンションリノベ 5

大手よりも工務店が理想!? タイプ別リノベーション会社選びのポイント

リノベーション会社選びは規模よりも実績重視で!

“不動産の達人”さくら事務所に所属するホームインスペクター(住宅診断士)の山見陽一さんに、中古マンションのリノベーション(リノベ)のあれこれをずばり回答してもらう本連載。今回は、実際にリノベのプラン提案や施工をお願いする会社はどう選べばいいのかを伺いました。トラブルも少なくないと聞くだけに、こだわりの住まいを実現するためにも、しっかり耳を傾けましょう! 



──リノベーション会社は、やはり大手を選んだほうが安心なのでしょうか?


山見 リノベーション(リフォーム)業界の規模は6兆円ほどなのですが、実はそのなかで1千億円規模の売上を占めるのは2社程度なんです。100億円規模でも10社くらい。残りは中小となってきます。予算を重視するなら、小回りが利く2~3人で運営されている小さな会社もたくさんありますし、実際、そういうリノベーション会社を選んでいる方もたくさんいます。ちなみに、大手と小規模の会社では、予算は20~30%程度で変わってきます。

小規模な会社を選ぶ場合、年間の実績数は5~10件程度ですから、実績は件数ではなくマンションと戸建ての割合を確認して選ぶといいと思います。また、規模の大小に関わらず、担当者さんのマンションリノベに関する知見も重要ですね。


写真:アフロ


──担当者さんのマンションリノベへの習熟度合いを見分けるのに、何かいい質問はないでしょうか?


山見 一般の方が聞いて見分けるというのは本当に難しいのですが、例えば買おうとしている物件の間取りが変更できるかを尋ねてみて、そのときに「ラーメン構造」「壁式構造」(中古マンションはリフォームでどこまで間取りを変えられる?)といった構造の説明までしてくれるかどうか。キッチンを対面にしたいと聞いたときに、給排水管や二重床の説明をしてくれるかなどでしょうか。あとは、マンションの施工実績を聞いて判断するということになると思います。

一応の安心材料として、首都圏なら良質リフォームの会、全国組織としては日本住宅リフォーム産業協会といったリフォーム関連団体に加盟していることを確認してみるのもいいでしょう。


写真:アフロ


──リノベーション会社には、規模以外にもいくつかのタイプがあるんですよね?


山見 連載の第2回(「リノベ済み物件」vs.「中古物件を自分でリノベ」どっちがおすすめ?)でも少し触れましたが、大手のリノベーション会社のほか、工務店系、新規参入も多いハウスメーカー系、設計事務所系が一般的です。家電などのメーカーやホームセンターなどもありますが、水回りだけなどリフォームの傾向が強くなります。また、最近のトレンドとして、不動産会社系の会社もあります。


──小回りの利くという意味では工務店系でしょうか。


山見 そうですね。小回りが利くという面では一級建築士事務所もあります。そのケースでは「どうしてもここの事務所に」というこだわりがあることが多いのですが、そうでなければ工務店だけでなく3~4社から見積もりを取った方がいいと思います。

その際、予算重視であれば大手ハウスメーカーなどは避けるのが賢明ですが、提案力という意味では工務店だけでは不安な面もあります。自分が実現したいプランに合ったところを選ぶという意味では、見積もりの際、大手や中規模な会社も混ぜるのがいいでしょう。


写真:アフロ


──一級建築士の事務所の場合は?


山見 提案力は間違いありませんが、得意とするスタイルがあるので、それに合えばということになります。むしろ、雑誌などでその建築士さんのことを先に知っていて、どうしてもそこにというパターンが多いと思います。


──不動産会社系はどんなメリットがあるのでしょう?


山見 ワンストップと呼んでいますが、希望の予算やライフスタイルプランを伝えれば、物件選びからリノベのプラン提案まで、1つの会社ですべて対応してもらえます。ということは、第2回でご説明したリノベ費用を利率が低い住宅ローンに組み込むこともスムーズに行え、工程管理や予算面でのメリットも大きくなります。ただ、物件を選ぶのも実際の施工業者選定も、その不動産会社の提携先からということになり、ある程度限られます。


──アフターサービスなどの面はどうでしょうか?


山見 大手は定期メンテナンスなどアフターサービスに強いですが、その分、リノベ予算は20~30%程度上がってしまいます。アフターサービスについて特に法的な規約はありませんが、大手でなくても一般的にはだいたい、電気配線などの設備配線には5年くらい、床や建具の不具合などには1~2年の保証が付いている場合が多いですね。アフターサービスとして、1年点検、2年点検が用意されていることが多いですが、中小の場合、こちらから問い合わせなければ案内が来ないこともあります。こういった保証やアフターサービスのことは、引き渡しになって初めて話題になることも多いんです。できれば見積もりを取る段階で各社に確認して、そこも選定時の検討材料にしたいですね。


写真:アフロ


──安心という面では、インスペクター(住宅診断士)に見積もり段階から入っていただくことも可能なんですよね?


山見 はい。さくら事務所の例だと、見積もりの比較で3~4万円の費用がかかりますが、見積もりに保証やアフターサービスも含めて、どこまで設備などの交換が含まれているのかといったこともしっかりチェックします。例えば、お客さんにはフルリノベといいながら、下地は残してコストを抑えようと考えているような業者もありますので、そういったトラブルのリスクをなくすことができます。手抜き工事を前提にしているようないい加減な業者さんだと、インスペクションを入れると伝えた時点で降りてくれますよ(笑)。



リノベーション会社のバリエーションとその選定方法やこのところのトレンド、そしていかにリスクヘッジするか、かなり突っ込んだお話しが伺えたと思います! ぜひ参考にしてください。

次回は、リノベを前提とした中古物件の内覧について、山見さんに聞いてみたいと思います。


(文・撮影:クエストルーム/イラスト:大久保ナオ登)


【取材協力】 

業界初の個人向け不動産コンサルティングを手掛ける一級建築士事務所。ホームインスペクション(住宅診断)の利用実績43,000組以上、マンション管理組合向けコンサルティング多数という実績を誇る。知識と経験豊富な専門家により、住まいに関するあらゆる分野の強い味方として、悩める人をサポートする不動産の達人。

最終更新日:2019年02月07日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。