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東京の鉄道混雑率は依然として厳しい状況

2015年02月25日

平野雅之

東京の鉄道混雑率は依然として厳しい状況

部屋探しのときは鉄道の様子も確認

東京の鉄道混雑率は依然として厳しい状況

写真:アフロ

東京の鉄道混雑率は改善されているが……

就職、進学などによる春の引っ越しシーズンが始まる。これからアパートや賃貸マンションを探す人も多いだろう。大学進学で初めて東京暮らしをする人もいるが、地方出身者が面食らうことの一つが鉄道の混雑率ではないだろうか。

以前に比べればだいぶ改善されているが、それでも依然として200%前後の混雑率を示す路線も少なくない。近年はJR、私鉄各線の相互乗り入れによる直通運転が多くなり、遠くで起きた車両故障や人身事故などの影響が及ぶこともある。通勤・通学時間帯にダイヤが乱れれば、乗車が困難なほど混雑することもあるのだ。

国土交通省の資料によれば、混雑率150%は「新聞を広げて楽に読める」、180%は「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」、200%は「体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める」、250%は「電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない」とされている。

だが、人によって感じ方がだいぶ異なることも考えなければならない。以前、ある女性会社員から聞いた話では、神奈川県から東京都心部へ向かう某路線の車内で、複数の同僚が亀裂骨折(ひび)をした経験があるという。また、小柄な女性であれば回りを囲まれて呼吸が苦しくなることもあるだろう。見知らぬ他人と体が密着し続けることで、かなりのストレスを感じる人もいるはずだ。

国土交通省鉄道局公表資料をもとに作成

国土交通省鉄道局公表資料をもとに作成


部屋探しの前に鉄道の混雑の様子を確認しておきたい

国土交通省がまとめた主要区間の平均混雑率では、東京圏は1975年に221%だったが2011年に164%まで下がっている。同様に大阪圏は199%から123%、名古屋圏は205%から127%に改善された。しかし、路線別ではかなりのバラツキがある。

2013年度の調査による混雑率は、JR京浜東北線「上野から御徒町」間が200%、JR総武(緩行)線「錦糸町から両国」間が199%、東京メトロ東西線「木場から門前仲町」間が199%、JR中央(快速)線「中野から新宿」間が194%などといった具合だ。ただし、これは「最混雑時間帯1時間の平均」であり、ピーク時にはさらなる混雑も日常的に発生しているだろう。なお、JRでは3月14日に「上野東京ライン」が開業するため、これと並行する区間の山手線、京浜東北線は混雑の緩和が期待されている。

東京圏では8割近くの路線が150%を超えるのに対して、大阪圏では阪急・神戸本線の「神崎川から十三」間における142%、名古屋圏では市営地下鉄東山線の「名古屋から伏見」間における139%が最高である。大阪や名古屋程度の混雑をイメージして東京へ来ると、その違いに愕然とすることがあるかもしれない。

地方から上京した新社会人や大学新入生が鉄道の混雑に慣れることができず、精神的、肉体的に苦痛の毎日となる場合もあるだろう。これから住む部屋を探すのであれば、ぜひ通勤・通学時間帯における鉄道の様子を確認し、無理のない沿線を選びたいものだ。

最終更新日:2015年02月25日


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