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今年の夏はゲリラ雷雨、局地的豪雨が頻発する!?

2015年07月29日

平野雅之

今年の夏はゲリラ雷雨、局地的豪雨が頻発する!?

異常な雨が降れば早めに避難準備を

写真:アフロ

写真:アフロ

住宅被害を伴う記録的な大雨が増加している

ゲリラ雷雨、ゲリラ豪雨、局地的豪雨、短時間強雨などさまざまな表現が用いられる大雨が多く観測されるようになている。この大雨が長時間続けば「集中豪雨」だが、住宅被害を伴う例も少なくない。2014年8月に起きた広島市での土砂災害はまだ記憶に新しいだろうが、安佐北区では1時間に101ミリの雨が降ったようだ。

気象庁では1時間雨量が30ミリ以上50ミリ未満を「激しい雨」、50ミリ以上80ミリ未満を「非常に激しい雨」、80ミリ以上を「猛烈な雨」としているが、一般的に「山崩れや崖崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要」とされているのが30ミリ以上だ。100ミリを超える雨量なら、いかに危険性が高いか分かるだろう。

気象庁のアメダスによる観測では、2014年に「1時間降水量50ミリ以上」が237回、「1時間降水量80ミリ以上」が16回発生している。2013年に比べると「80ミリ以上」の発生回数は少なかったが、長期的にみればいずれも増加傾向にある。

なお、気象庁は数年に1回程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したときに「記録的短時間大雨情報」を発表する。「その地域にとって災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量」を知らせるためのものだが、地域ごとの特性も加味されるため一律に◯ミリ以上などと規定されているわけではない。

それでは、国内で観測された過去の降水量記録はどうなっているだろうか。気象庁が発表している歴代ランキングから、最大1時間降水量、日降水量を下表にまとめてみた。

気象庁の公表データをもとに作成

気象庁の公表データをもとに作成


1時間降水量は153ミリが最大

気象庁の記録をみると、1時間降水量が153ミリに達した香取(千葉県)と長浦岳(長崎県)が過去最大である。80ミリでも「息苦しくなるような圧迫感があり恐怖を感じる」とされるが、その2倍近い雨量がいったいどんなものなのか、なかなか想像することもできない。

1日の降水量としては、2011年7月に魚梁瀬(高知県)で観測された851.5ミリが最大だ。歴代20位でも600ミリを超えている。これほどの降雨があれば、全国どこでも住宅被害の危険性は高まるだろう。また、表には入れなかったが10分間の最大降水量では50.0ミリ(新潟県・室谷・2011年7月26日)という記録がある。


関東甲信・近畿のゲリラ雷雨は昨年の2倍になる!?

気象庁による雨量の観測は、全国に設置されたアメダス(約1,300か所)によるもので、すべての地域が網羅されているわけではない。とくに、近年増加している局地的な大雨では、観測網から漏れることもあるだろう。

一方で、株式会社ウェザーニューズは2015年7月9日に今年の「ゲリラ雷雨傾向」を発表した。これは利用者からの降雨報告に基づいて10kmメッシュごとにカウントするものだが、2015年夏(7/15~9/30)のゲリラ雷雨発生回数は前年比1.4倍の4,500回程度に増加するとの予想で注意喚起している。北海道、東北、四国は前年を下回るものの、関東甲信および近畿は前年の1.9倍とされた。とくに雷雨のピークとなる8月は、関東甲信で前年の約3倍に達する恐れがあるとのことだ。

都道府県別にみると大阪府の283回を筆頭に、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、滋賀県、京都府、兵庫県の2府6県が200回を超える予想となっている。いずれの地域にあっても、これから迎える8月がゲリラ雷雨発生のピークとなるため十分に注意したい。

東京をはじめとする都市の公共下水道では、1時間雨量50ミリに耐えることを想定して整備されたものが多い。近年の改良工事でも想定は80ミリだ。したがって、ゲリラ雷雨、局地的豪雨が少し長く続けば、あっという間に氾濫することもある。今年7月24日には東京メトロ・東急の渋谷駅で地下の改札付近が冠水するトラブルがあったばかりだ。

集中豪雨によって下水道がいっぱいになり、住宅の排水口から水が溢れ出したり、半地下車庫が水没したりする事態も起きる。さらに、全国どこであっても土砂災害の危険性があることに十分な注意が必要だ。異常な量の雨が降ったときには、自治体からの避難勧告や指示が出されるよりも早く、事前に避難の準備をすすめておくようにしたい。

最終更新日:2015年07月29日


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