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知っておきたい不動産広告の「NGワード」

2016年02月10日

平野雅之

知っておきたい不動産広告の「NGワード」

不動産広告のポイント解説 その1

知っておきたい不動産広告の「NGワード」

不動産の取引にあたって広告は大きな役割を果たす

不動産広告には一定のルールがある

住宅など不動産を買うとき、あるいは借りるとき、ほとんどの人は物件の情報を集めるだろう。不動産広告が情報源になる場合も多いはずだ。物件検索サイトに表示される「該当物件一覧」も不動産広告の一つである。

この不動産広告の表示には、新聞折込みや物件情報誌などの紙媒体であれインターネットのWEB媒体であれ、一定のルールが存在する。不動産公正取引協議会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約」および「不動産の表示に関する公正競争規約施行細則」だ。

これらは「法律」ではないものの、規約に違反すれば注意、警告のほか「500万円までの違約金」という規定も定められている。その意味では一般的な法律より厳しいものといえるだろう。

また、一部には不動産公正取引協議会に加盟していない不動産業者もあるが、その場合は公正取引委員会が景品表示法に基づいて指導をし、その運用にあたっては不動産公正取引協議会の規約を参考にする。したがって、「不動産の表示に関する公正競争規約」は原則としてすべての不動産業者に適用されると考えてよい。

それではこれから数回に分け、この不動産の表示に関する公正競争規約および施行細則の中から、主なポイントをみていくことにしたい。まずは不動産広告に使ってはならない「NGワード」だ。

注意すべき広告の種類も意識しておきたい

「不動産の表示に関する公正競争規約」などにおいて、特定用語の使用が制限されている。不動産広告の出稿にあたっては、印刷物であれば広告代理店や編集者、大手物件検索サイトであれば運営会社なども内容をチェックするため、規約に違反する表示が消費者の目に触れる機会は少ないだろう。

だが、気をつけておきたいのは不動産会社が独自に作成する簡易なチラシ、不動産会社独自のホームページ、不動産会社が勝手に書き込むスタイルの物件検索サイトなどだ。これらは第三者の目が行き届かないぶん、制限された用語が不適切に使われることもある。

【合理的な裏付け資料がない限り、使ってはならない用語】
□ 完全、完璧、絶対、万全、完全無欠、百点満点、パーフェクトなど
(全く欠けるところがないこと、全く手落ちがないことなどを意味する用語)
□ 日本一、日本初、業界一、超、当社だけ、他に類を見ない、抜群など
(競争する他社よりも優位に立つことを意味する用語)
□ 特選、厳選など
(一定の基準により選別されたことを意味する用語)
□ 完売など
(著しく人気が高く、売行きが良いという印象を与える用語)

【根拠となる事実を併せて表示する場合に限り、使用が認められる用語】
□ 最高、最高級、極、特級、最上、随一など
(物件の形質や内容、取引条件などについて最上級を意味する用語)
□ 買得、掘出、土地値、格安、投売り、破格、激安、バーゲンセール、安値など
(物件の価格または賃料について著しく安いという印象を与える用語)

このうち「完売」は比較的よく見かけるかもしれないが、それを明確に示す客観的な根拠があれば使うことは可能だ。「◯◯エリア初」という用語も同様である。

不動産広告の規約に違反してまで広告をするのは、正攻法では売れない何らかの問題を抱えた物件であることが多い。また、売主の事情で一般的な相場よりもかなり安く売られる物件もあるが、そのような物件にわざわざ手間や費用をかけて広告をすることはほとんどないという状況も理解しておきたい。

消費者が「誤認したか」ではなく「誤認するおそれがあるか」で判断される

特定のNGワードの使用だけにとどまらず、不動産広告においては「実際のものよりも優良あるいは有利であると誤認されるおそれのある表示」を禁止している。極端な売り文句を並べれば、それを見た消費者が「そんなはずない!」と直感して、誰も信じないケースもあるだろう。だが、それを見た消費者が実際に誤認をしたかどうかの事実に関わらず、そのおそれのある表示自体を禁止しているのだ。

「誤認されるおそれのある表示」が規制対象だが、「必ず誤認される表示」ができないことも当然である。

最終更新日:2018年09月28日

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