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100歳以上の高齢者が急増中!あなたも将来は仲間入り?

2016年10月06日

平野雅之

100歳以上の高齢者が急増中!あなたも将来は仲間入り?

2016年は6万5千人を超える

100歳以上の高齢者が急増中!あなたも将来は仲間入り?

写真:アフロ

100歳以上の高齢者数は46年連続で過去最多を更新

今年は9月19日が「敬老の日」だった。家族で祖父母のお祝いをしたという人も多いだろう。だが、敬老の日が9月の第3月曜日となったのは2003年のことであり、それ以前は9月15日に決められていたため、中年層より上の世代ではまだしっくりこないという人も多いようだ。

それはさておき、敬老の日を前にした9月13日、厚生労働省は「100歳以上の高齢者」に関するデータを公表した。2016年度中に100歳となる人は31,747人にのぼり、前年度を1,368人上回るという。100歳以上の高齢者数の合計は9月15日時点で65,692人になると推計され、1971年以降46年連続で過去最多を更新した。このうち男性が8,167人、女性が57,525人であり、女性が全体の87.6%を占める。

50年前の1966年には100歳以上の高齢者が252人(男性46人、女性206人)にすぎなかったため、それ以降の増加は約260倍に達する。もちろん戦争があったことも考慮しなければならないが、日本人の長寿化はかなりの勢いで進行しているといえるだろう。

厚生労働省がまとめたデータをもとに、1963年から2016年までの「100歳以上の高齢者人口」および「平均寿命」の推移を表したのが下のグラフだ。

厚生労働省による報道発表資料をもとに作成


これをみると、とくに女性の増加率が年々高まっている様子がわかる。平均寿命は1963年の時点で男性が67.21年、女性が72.34年だったが、2014年の時点では男性が80.79年、女性が87.05年となっており、いずれも14年前後延びた。

住宅が「長生きリスク」とならないように考えておきたい

100歳以上の高齢者数を「人口10万人あたりの人数」でみると、都道府県による違いが大きいようだ。最も多い島根県が96.25人なのに対して、最も少ない埼玉県は30.97人であり、3倍以上の開きがある。多いほうからみた都道府県別順位では東京都が41位、神奈川県が43位、大阪府が44位、千葉県が45位、愛知県が46位、埼玉県が47位と、3大都市圏が下位の大半を占めている。若年層が多く流入することで、相対的に高齢者の割合が少なくなっているのだろう。

国内人口全体からみれば、100歳以上の高齢者はまだわずかな割合にすぎない。だが、数十年後には毎年、数十万人が100歳の仲間入りをすることになるだろう。いま30歳前後の人が70年後を迎えるころには、100歳以上の人がごく普通の存在になっているかもしれない。そのときに備えて考えておかなければならないのは、やはり住宅のことだ。

よくありがちな比較テーマに「賃貸か購入か」というものがある。しかし、大半のものは70歳、あるいはよくても80歳くらいでシミュレーションが終わっているだろう。もちろん、その後は高齢者施設に入居する、子や孫と同居するなどといった選択肢も生まれるため、特定のパターンでの試算を提示してもあまり意味がないという事情もある。だが、80歳よりも長く生きる可能性は高いのであり、一人ひとりの立場で将来の住まいを考えてみることが欠かせないのである。

空き家の数が増え、将来は高齢者でも住宅を借りやすくなるという考え方がある。また、国としても「住宅セーフティネット」の整備により、高齢者でも住宅を借りやすい環境づくりを進めている。それでも高齢者数の増加が続く中で「100歳すぎまで賃貸」が可能なのは、ごく一部のケースに限られるとみるべきだろう。

「老後は3,000万円が必要」とか「5,000万円を用意しておきたい」など、老後資金についてさまざまな情報があるものの、一人ひとり生活スタイルが異なるため、どれが正解だとはいえない。だが、気をつけなければならないのは、これらのシミュレーションがたいてい「持ち家」を前提にしていることだ。

仮に100歳まで賃貸住宅で暮らすとすれば、80歳以降の20年間で、毎月5万円なら1,200万円、毎月10万円なら2,400万円の賃料が必要になる。賃貸を前提にするのなら、老後資金にこの賃料を上乗せして考えることも欠かせない。年金収入や同居する家族などの条件も一人ひとり異なるが、なるべく早いうちから堅実な貯蓄に励むなど、将来のことをしっかりと考えておきたいものである。


参考サイト

最終更新日:2018年08月30日

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