ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
本当に“家賃はドブに捨てるようなもの”なのか?

2014年12月09日

株式会社さくら事務所

本当に“家賃はドブに捨てるようなもの”なのか?

「買ったほうがトク」に騙されない

本当に“家賃はドブに捨てるようなもの”なのか?

こんにちは。さくら事務所 コンサルタントの三上隆太郎です。

マンションのモデルルームに行くと、よくこんなセリフが聞こえてきます。
「賃貸住宅に住み続けたら、家賃はドブに捨てるようなものですよ」と。
たしかに、今の家賃と同じくらいの負担でマンションが買えるなら・・・、ってついその気になりがちです。

ただし、家賃はその賃貸住宅を借りるための対価ですから、けっしてドブに捨てているわけではありません。また、マンションを購入するときに住宅ローンを利用すれば、余計な利息を払わなければなりません。
なので、そもそも家賃と住宅ローンの支払いを比較すること自体に無理があるのです。

ここでは、毎月10万円の家賃を払っているあなたが、マンションを購入して毎月10万円の住宅ローンを返済し続ける場合、いったい、いくらぐらいの住宅ローンを借り入れて、いくらぐらいの総支払い額になり、いくらぐらいのマンションが購入できるか試算してみます。

前提条件:毎月返済額10万円、ボーナス払いなし、元利均等返済、長期固定金利2.5%、充当する頭金500万円


マンションを購入した場合

返済期間10年:借入可能額約1060万円+自己資金500万円=物件価格約1560万円
住宅ローンの総支払額約1199万円(金利負担約139万円)

返済期間15年:借入可能額約1499万円+自己資金500万円=物件価格約1999万円
住宅ローンの総支払額約1799万円(金利負担約300万円)

返済期間20年:借入可能額約1887万円+自己資金500万円=物件価格約2387万円
住宅ローンの総支払額約2399万円(金利負担約512万円)

返済期間25年:借入可能額約2229万円+自己資金500万円=物件価格約2729万円
住宅ローンの総支払額約2999万円(金利負担約770万円)

返済期間30年:借入可能額約2530万円+自己資金500万円=物件価格約3030万円
住宅ローンの総支払額約3598万円(金利負担約1068万円)

返済期間35年:借入可能額約2797万円+自己資金500万円=物件価格約3237万円
住宅ローンの総支払額約4199万円(金利負担約1402万円)


家賃を払い続けた場合(家賃の増減はないものとして計算)

●10年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:1200万円
●15年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:1800万円
●20年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:2400万円
●25年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:3000万円
●30年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:3600万円
●35年間賃貸住宅に住み続けた場合の家賃総額:4200万円

いかがでしょうか。

この計算では、各返済期間毎の総支払額と家賃を払い続けた各期間毎の総額がほぼ等しくなり、住宅ローンを完済した時点でマンションが残りますから、やっぱり購入したほうがトクと一瞬勘違いされがちです。

しかし、マンションを購入したときには、各返済期間毎の金利負担が発生するだけでなく、マンションに住み続けたら必ず毎月負担しなければならない管理費や修繕積立金はまったく考慮されていません。また、毎年負担する固定資産税等、経年経過に伴う各住戸の修繕費やメンテナンス費もまったく考慮されていないのです。

また、そもそも購入した場合の計算には、あらかじめ500万円分の自己資金が充当されていますから、その差は明らかで、ここまでの計算はあまり意味がなかったこともお分かりいただけると思います。

マンションを購入するときには、家賃と住宅ローンの支払いを単純に比較するのではなく、マンションを所有することにより負担する諸費用もお忘れのないように。


株式会社さくら事務所
コンサルタント 三上隆太郎

最終更新日:2018年08月30日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。