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憧れだけではダメ!海辺暮らしで失敗しないための3つのコツ

2017年08月10日

中川 寛子

憧れだけではダメ!海辺暮らしで失敗しないための3つのコツ

海近立地のプラスとマイナス

憧れだけではダメ!海辺暮らしで失敗しないための3つのコツ

海には楽しいことも多いが、暮らしてみるとマイナス点もあることを理解しておこう

マリンスポーツに新鮮な魚介など、楽しみはいろいろ

海沿いに港を一望できるボードウォークが作られている横須賀市のヴェルニー公園


海の近くに住むことにはいくつものメリットがあります。海を望む立地であれば眺望が良く、開放感を味わえますし、海辺は散策にも、ペットの散歩にも最適な場所です。海沿いに遊歩道が作られているようなところもあります。夏であれば花火大会をやる海岸も多く、遠くまで出かけなくても楽しめます。

 

マリンスポーツも多種多様。種目によってベストな場所も異なる


特にマリンスポーツをする人には海辺に住むのは夢でしょう。私の知り合いにも、あまりに海が好きすぎて海辺に引っ越した人が何人もいます。朝早起きをして波に乗り、それから出社という、海から遠い場所に住む人には羨まし過ぎる暮らしをしている人もおり、それはそれは楽しそうです。


漁港のあるまちなら、地元で獲れたての魚を味わうという楽しみがある


スポーツだけではなく、釣り好きにも海の近くは楽しい場所です。自分が釣りをやらなくても、新鮮な魚介が安価に手に入るというメリットもあります。潮干狩りや磯遊びも楽しそうです。


しかし、海辺暮らしには気をつけるべきポイントも。住み始めたあとで「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために、以下では失敗しないためのコツを3つに分けて説明します。

【1】津波に備えて、周辺の標高や地盤を調べておく

鎌倉駅にある海抜表示。海の近くに住む場合には周辺の標高を知っておくことが大事


まず、震災時には津波の心配があります。神奈川県鎌倉市が2013年に改定した鎌倉市津波ハザードマップを見ると、鎌倉駅周辺にも2メートル以上の浸水が予想される地域があることが分かります。同市を始め、海に面した自治体では電柱などにその場所の標高を記した掲示を出し、注意を呼び掛けているほどです。


また、地盤そのものの強度も気になります。海の近くには埋立地もあれば、以前は川だったような場所も少なくないからで、そうした場所では揺れが増幅されるなど地震の影響が大きく出ます。液状化なども起こりやすく、家を建てる場合には地盤調査はもちろん、地盤改良が必要なこともあり、建設費が高くなる可能性があります。


このような危険を防ぐためには、海の近くでも高台、あるいは近くに避難できる高台や避難場所に指定されているビルなどがある場所を選ぶのが手。自治体が出しているハザードマップを見て住む場所を検討してみましょう。

【2】塩害対策として、こまめな手入れを欠かさない

津波や地震に対しては場所の選び方で被害を防ぐ手がありますが、どうしても防ぎきれないものがあります。それが、潮風による塩害、強風、湿気などです。これらを対策するには、こまめな手入れが欠かせません。


塩害は、潮風や海水に含まれる塩分によって建物等の傷みが早く表れることをいいます。建物のうちでも金属部に顕著に表れ、海から離れた場所に比べるとあっという間に錆が発生し、広まります。最近では建物表面に塗膜材を塗布して塩害を食い止める手段もありますが、塗布で完全に防ぐことはなかなか難しいといいます。車や自転車なども錆びやすいです。対策としては、定期的に塩分を洗い流すなどの手入れが必要だと知っておきましょう。


強風も、海の近くならでは。遮るものが少ないのですから仕方がありません。特に台風の時には恐怖を感じるほどの強さになりますから、強化ガラスを使っていたり、雨戸やシャッターのある家を選ぶのが賢明です。また、風とともに我が家にやってくるのは前述の塩分だけではありません。海近くでは砂ぼこりも多く、窓を開けていると部屋の中がじゃりじゃりになってしまうこともしばしばです。やはり定期的な掃除が必要です。


湿気にも悩まされます。地球の水の97%ほどを占める海の近くであれば湿っぽいのもやむをえません。海近くでは洗濯物がからっと乾かないという悩みをよく聞きますが、これは空気に含まれる湿気と塩分のせい。からっと乾かしたければ、外ではなく、室内あるいは乾燥機で乾かしたほうが良さそうです。ちなみに鉢植えが枯れやすいのも海辺ならではの悩みです。これは植物が塩分に弱いため。植物好きの人は室内で栽培するようにしたほうが枯らさずに済みます。洗濯物と植物のためにサンルームを作るというやり方もあります。

【3】地元の不動産会社に相談してみる

多くの恵みを与えてくれることに加え、眺めているだけでも心が癒されるのが海というもの。マイナス点があっても、古くから多くの人が海の近くに住んできたのはその魅力があったからだろう


こうして列挙してみると意外にマイナス点のある海近立地ですが、それでも住みたい魅力があるのは確かです。どうしても住みたいという場合には注意すべきポイントを知った上で、きちんと対策のある家を選ぶのが大事です。特に家を買う、建てるという場合には塩害・強風・湿気対策などがある家にすべきでしょう。地元の不動産会社に相談してみるのがおすすめです。海辺暮らしのプラスとマイナスの両面をよく知っていますから、きちんと対策した家を探すうえで役立つ情報が得られるでしょう。


以上、3つのポイントをご紹介しました。海の近くに住むには、潮風や砂埃対策などこまめな掃除が必要になってきます。海から離れた家に比べて家事に手間がかかることは覚悟のうえで、憧れの海辺暮らしを楽しみたいですね。


参考サイト

最終更新日:2017年08月10日


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