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ちょっと不便で、だからお手頃。西武新宿線の魅力大研究

2019年06月19日

中川 寛子

ちょっと不便で、だからお手頃。西武新宿線の魅力大研究

緑、歴史のあるまち揃い

ちょっと不便で、だからお手頃。西武新宿線の魅力大研究

利便性と自然が両立している沿線、西武新宿線。写真は田無駅前

都心にワンクッション、その分お手頃 

西武新宿線はJRその他の新宿駅から少し離れたところにある西武新宿駅から埼玉県川越市の本川越駅を結ぶ路線。新宿駅直結でない分、少し不便と感じる人もいるためか、新宿駅から郊外に向かう他路線に比べると家賃、住宅価格ともにややお手頃な沿線です。


とはいえ、西武新宿駅の一駅手前で山手線、東京メトロ東西線高田馬場駅と交差しており、多くの人がここで乗り換えます。この2路線が使えれば都心の主要オフィス街への足としてはそれほど不便ではありません。


また、高田馬場はご存じの通り、学生街。そのため、西武新宿線は昔から学生が多く住んできました。今も単身者向けのアパートが多く、学生向けに安価にボリュームある料理を出す定食屋さんやラーメン屋さんなどもあるので、若い人には住みやすい沿線と言えるでしょう。


西武新宿線と山手線、東京メトロ東西線が交差する高田馬場駅


実際に乗ってみれば分かりますが、23区内を抜けたあたりからは緑が多く、農地も点在しています。のんびりと自然を感じて暮らしたい人ならリラックスできる場所です。また、路傍に地元の農家さんが作った野菜を売る直売所などもあり、ヘルシーな毎日を志向する人にもおすすめです。


新所沢駅西口側の並木。沿線の豊かなまちが多く、四季を感じます


また、同沿線は蔵のまちとして有名な川越や夜祭で知られる秩父などの観光地にもつながっており、埼玉県には数々のハイキングコースも。ちょっと出かけるだけでアウトドアが楽しめるのです。


では、その西武新宿線のうちでおすすめの駅をいくつかご紹介しましょう。

【新所沢駅】大型商業施設に商店街、並木のきれいなまち 

西武新宿線と西武池袋線が交差する所沢駅から2駅、新所沢駅(埼玉県所沢市)、通称「しんとこ」はコンパクトにバランスのとれたまちです。駅西口側にはスーパーの入った駅ビル、駅前には2棟からなり、映画館も入った新所沢PARCOがあり、東口側にはメインロード、パイン通り、パティオ通りからなる新所沢東口駅前商店会があります。


西口側には映画館も入った新所沢PARCOがあり、買い物から食事、遊びまで楽しめます


同商店街はプロ野球・埼玉西武ライオンズのオフィシャル商店街に加盟しており、歩くとあちこちにポスターが。そもそも、西武新宿線の各駅にはその日の試合の結果が掲げられており、同チームのファンなら楽しいでしょう。大型商業施設、商店街のほかにスーパーが複数点在しており、買い物、飲食には事欠きません。 


新所沢東口駅前商店会のパイン通り。レトロなケーキ屋さんなど歴史を感じる店もあり、のんびり散策するのも楽しそうです


西口側には木陰が気持ちの良い並木があり、舞台を備えた公園も。歩いてみると、保育園・幼稚園などが目につき、子どもの多いまちであることが分かります。並木に沿ってはUR(都市再生機構)の団地があり、ファミリー向けを中心に賃貸住宅が供給されています。広めの物件を探すなら、調べてみても良いでしょう。 

 

子ども連れの姿を多く見かけた新所沢駅近くではもっとも歴史のある緑町中央公園

【田無駅】歴史ある寺社も。交通の要衝は今も便利

江戸時代から青梅街道、所沢街道が交差する宿場町として栄えてきた田無(西東京市)は準急、通勤急行なども停車し、通勤時間帯には始発も出ている駅。西武新宿線沿線で乗換えのない駅としてはトップクラスの乗降客数があります。鉄道だけでなく、西武池袋線、中央線方面へのバス便も複数出ています。


そうした歴史のせいか、街中には創業以来100年(もっと古いという噂も!)と看板のある鰻屋さんや都心では見なくなった節句の人形も扱う呉服店その他、見るからに昔ながらな店も多数。さらに古いのは鎌倉時代後期に創建されたという田無神社。坂を上ったところにある境内では時節ごとに人が集まります。


田無神社境内。改元を祝って人が集まっていました


駅前は1995年(平成7年)から始まった再開発で生まれたマンション、大型商業施設などが並ぶ北口側、昔ながらのコンパクトな南口側と風景は極端。北口側は駅を挟んで再開発ビル、その間にロータリーがあり、バス、タクシーに西東京市のコミュニティバス「はなバス」の乗り場もあります。


北口は駅の向かいに再開発ビル、マンションがあり、現代的な風景。スーパーのほか、専門店街が入っています


といっても、どちら側にも商店街はあり、日々の買い物などについては問題なし。それに南口側についても今後、駅前広場の整備、コミュニティバスの乗り入れ等の計画があるそうですから、いずれは便利になっていくはず。期待したいところです。 

【新井薬師前】中央線中野駅も徒歩圏な江戸時代からの門前町

駅名の由来は駅から歩いて数分、江戸時代に目の薬師、子育て薬師として信仰を集めた新井山梅照院薬王寺、通称新井薬師です。中野区有数の規模、歴史のある寺院で、かつては「西の浅草寺、東の新井薬師」と言われたほどとか。現在もお彼岸、桜の季節と四季折々に人を集める、隣接して広大な新井薬師公園もある街の中心地です。


今も8のつく日には縁日が開かれている新井薬師境内


そのため、駅から新井薬師に向かう通りに加え、かつての参詣ルートであった通りも現在は「薬師あいロード」という商店街になっており、買い物には便利。門前町らしく、和菓子や煎餅店などがあるほか、最近ではエスニックや欧風デリなど新しい感覚の店も。 


かつての門前町、薬師あいロード。味噌屋さんなど、最近ではあまり見なくなった店も並んでいます


また、薬師あいロードを抜けて早稲田通りを渡ると、そこは中央線中野駅から続く飲食店街。少し歩けば中野駅はもちろん、商店街も利用できるという立地なのです。


もうひとつ、ちょっと歩きますが、中野区立哲学堂公園もこの駅が最寄り。この公園は東洋大学の創始者で哲学者の井上円了氏が作ったもので、日本全国から集められた建物などが点在、独特で不思議な雰囲気があります。


ところで、その新井薬師前駅は現在工事中。中井駅~野方駅間で行われている連続立体交差事業によるもので新井薬師前駅は地下に新設される予定。現在は非常にコンパクトな駅前ですが、駅舎が無くなることによって新たな整備も行われます。あと数年ほど時間はかかるようですが、これにより、街の雰囲気も変わってくることでしょう。


駅に掲示されていた連続立体交差事業のお知らせ。終了すれば風景は大きく変わります

【中井】大江戸線も利用可、2つの表情のあるまち 

中井駅(新宿区)は東京メトロ大江戸線も利用できる足回りの利便性が高いまちです。2駅の前にある商店街を横切って流れる妙正寺川がこのまちのシンボル。江戸時代に神田、浅草にあった染物工場が明治以降、水量の豊富な神田川、妙正寺川沿いに移転してきたことから、戦後間もない頃までのこの辺りは染物の一大産地だったそうです。今も染物を生業とする店舗、個人が多く居住していることから、2009年以降、中井駅を中心として川沿いでは「染の小道」なるイベントが開かれているのです。


染の小道イベント時の一枚。妙正寺川に掲げられた布を見学に年々訪れる人が増えているそうです(2018年に撮影)


庶民的な細い路地中心の駅周辺と異なり、駅から北側に向かうと坂が多くなり、高台にはお屋敷も並ぶ住宅地が。代表的なのは坂の途中にある新宿区立林芙美子記念館。『放浪記』『浮雲』などで知られる作家・林芙美子の自宅で、その前の坂や周辺の雰囲気はまさにお屋敷街。2つの表情のあるまちというわけで、どちらを選ぶかは予算、お好み次第です。 


坂の上には大きな一戸建てが目につきました。けっこうな急坂もあるので、坂の上を選ぶ場合には実際に歩いて確認を


ところで、中井駅周辺は都心から近い割には急行が止まらないこともあり、これまであまり開発されてきませんでした。ところが、ここ1~2年、賃貸住宅を中心にマンションの建設が目につくように。都心、駅いずれにも近い場所で新築物件を借りたい人なら狙い目かもしれません。 


大江戸線中井駅。駅周辺では何軒か、集合住宅の建設現場をみかけました


●「西武新宿線」沿線の街で物件を探す


最終更新日:2019年07月05日

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