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子どもの食育に最適。都内でも区民農園で野菜作りができるまちが...

2019年06月26日

中川 寛子

子どもの食育に最適。都内でも区民農園で野菜作りができるまちがある

情操教育、食育にも役立つ

子どもの食育に最適。都内でも区民農園で野菜作りができるまちがある

我が家に庭がなくても区民農園などを利用すれば野菜作りが楽しめます。情操教育、食育につながるのはもちろん、なにより、自分で作った野菜は美味しい!

都内でも区民農園なら野菜作りが楽しめる

都心で土や緑に親しむ暮らしを考えた時に利用したいのが区民農園などの、自治体が整備、貸し出してくれる農園です。調べてみると東京23区でも14区が農園を用意しており、一定の要件を満たせば比較的安価に利用できます。


ここでは23区の中で最大の農地面積を有し、区民農園も数多い練馬区を例にとってどのような農園があるのかを見ていきましょう。


練馬区では農業を区の重要な産業と位置付け、様々な施策を打ち出しています。写真左の「農産物ふれあいガイド」には直売所、区民農園、体験農園などが記された地図になっており、近所にどのような施設があるかが一目で分かります


まず、よく知られているのが区民農園。これは農地を整備して区民に有料で貸し出しているもので、練馬区の場合、1区画はおおむね15㎡。ちょっとコンパクトなワンルームマンション一部屋分くらいとけっこうな広さがあります。利用料金は1か月あたり400円で、利用期間は原則として1年11か月間。そのため、募集は2年おきで、次回の募集は2019年11月頃の予定で、この時期に申し込むと2020年3月から利用できるようになります。募集は区ホームページや区報で告知されますから、気になる人はチェックするようにしておきたいところ。区内に2019年2月26日現在で21農園、1495区画がありますが、人気の高い農園は定員の2倍以上の申し込みがあるそうです。

 

区民農園、市民農園にはこうした掲示があり、歩いていても分かりやすいようになっています


練馬区には生産緑地を整備して有料で貸し出しをする市民農園という制度もあり、こちらの1区画はおおむね30㎡と広め。利用期間は区民農園同様1年11か月で、更衣室や簡単な調理のできる設備をもったクラブハウス、個人用の農具庫も使用できます。広く、設備がある分、こちらの利用料金は少し高めで、1か月当たり1600円。5農園あり、総区画数は246区画。区民農園同様、次回の募集は2019年11月頃。区民農園よりは倍率が低めです。


実際の区民農園の様子。静かな住宅地の中にあり、直売所が近くにあることもしばしばです

区民でなくても利用できる農園も 

練馬区では早い時期から農地を農家以外の人が利用できる仕組みを模索しており、区民農園・市民農園以外にも様々なタイプの農園があります。たとえば、農業体験農園。これは練馬区が管理する区民農園・市民農園とは異なり、農家が開設したもの。利用者は入園料・野菜収穫物代金を支払って、園主である農家の指導のもとに種まきや苗の植付け、収穫などを体験することになります。


自由に好きなものを作れるわけではありませんが、それでも年間に作る野菜は20種類以上と多種。また、苗や肥料、農具も農家が用意してくれますし、指導も受けられるので失敗なく、手軽に始められます。


区内には17園が開設されており、毎年1月にその年の利用者の募集が行われます。2019年度分の募集は終了していますが、一部の農園では二次募集を行っていることもあります。利用料金は区民が3万8000円、それ以外の人は5万円。少し高くなりますが、区民でなくても利用できるのは区民農園・市民農園と違うところです。園主との相談次第ですが、更新して使い続けることもできます。


また、それ以外にも高齢者向けの老人クラブ農園、農業教室が行われる土支田農業公園があります。本格的に農業をやってみたい人向けには「練馬区農の学校」がありますし、逆にもっと気軽にというのなら「練馬果樹あるファーム」がお勧め。区内で生産されているブルーベリー、ブドウ、カキ、キウイフルーツ、イチゴなどの摘み取り体験ができます。


区民農園で見かけたイチゴ。一般の人でも栽培できるものなんですね、びっくりしました

様々な農体験ができる江戸川区、葛飾区、杉並区など 

では、練馬区以外ではどうでしょう。各区の農業体験を大別すると、区民農園、各種の収穫体験、農家の指導下での農業体験、イベント・講座などが開かれる農業公園、農業ボランティアなどが主なところ。


多彩な農業体験ができる区としては江戸川区、葛飾区、杉並区、足立区など。たとえば江戸川区では区民農園に加え、ジャガイモ、枝豆、サツマイモ、落花生、亀戸大根、ネギ、小松菜、ハッサクの収穫ができる「ふれあい農園」があり、芋堀りができる「えどちゃんファーム」も。農家の指導の下に農業体験をする農園「ファーム・スイート・ファーム」「ファーマーズクラブ東葛西」、農業ボランティアもあります。


葛飾区では区民農園はもちろん、農家の指導の元で体験をする「農業体験農園」、トマト、ジャガイモ、枝豆などの夏野菜とサツマイモ、ブロッコリー、ネギの収穫を行う「ふれあいレクリエーション農園」、「農業応援サポーター養成講座」などが行われており、変わったところでは区内の畑を回り、新鮮な野菜を収穫しながら、葛飾区の農業について学ぶイベント「野菜収穫オリエンテーリング」なども行われています。


あまり農業のイメージがない杉並区でも区民農園、農家の指導下で体験をする「農業体験農園」があり、小学校・保育園等の子ども達が農業体験や収穫体験をする「団体利用農園」も。「成田西ふれあい農業公園」では気軽に参加できる農業関連の教室、講座が開かれています。


足立区にも区民農園に加え、農家の指導下で農業体験をする「足立農すくーる」があり、農業ボランティアという制度もあります。

都心近くでは区画が少なく、借りにくい状況に 

区民農園と収穫体験が楽しめるのは板橋区、世田谷区。たとえば板橋区では「農業体験農園」でジャガイモやニンジン、大根の収穫体験ができますし、「ふれあい農園」と名付けられた世田谷区の収穫体験は筍(たけのこ)堀り、栗拾いや枝豆の収穫、リンゴやナシのもぎ取り、みかん狩りなどと実に多彩です。


中野区、品川区、渋谷区、大田区、目黒区、墨田区、江東区は区民農園のみです。しかも、中野区では18歳未満の子どものいる家庭のみ利用できる親子農園、品川区は1カ所のみ、目黒区、墨田区に至っては区内にないという状況。都心近くほど区画も少なく、借りにくくなるのです。その中にあってユニークなのは小中学生のいる家庭のみの利用になりますが、区民農園以外に田んぼでお米を作る体験ができる江東区です。

農地のあるまちに住むメリット 

ここまで区民農園など農業に親しめるまちを見てきましたが、住まいの近くに農地があることには他にもメリットがあります。たとえば、直売所が近くにあれば鮮度の良い野菜を安価に買えます。学校給食に地元野菜が使われている自治体もあります。


朝獲れた野菜が並ぶ直売所。安価で新鮮。また、都市近郊の農家は多種の野菜を作っていることが多いそうで、種類も豊富です


また、農地は建物の建っていない土地という意味もあり、緊急時の一時避難所として役立ちますし、延焼を防ぐ機能も期待できます。緑のある景観は心を癒やしてもくれます。特に子どものいる家庭であれば、土や植物と触れ合うことは子どもの心、身体の成長に寄与してくれるはずです。 

 

何の花だか分かりますか?これはジャガイモの花。ちょうど5月初旬にこんな可憐な花をつけます


最終更新日:2019年06月26日

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