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涼しい、遊べるだけじゃない、水辺に住むメリット、デメリット

2019年08月06日

中川 寛子

涼しい、遊べるだけじゃない、水辺に住むメリット、デメリット

水辺の活用も始まっている

涼しい、遊べるだけじゃない、水辺に住むメリット、デメリット

多摩川沿いにある兵庫島公園(世田谷区)で水遊びする人たち

水辺には楽しみがいろいろ 

川や池、運河など水辺には様々な楽しみがあります。川幅や立地などにもよりますが、たいていの場合、視界を遮ることのない開放的な場所であり、散歩、ジョギングやサイクリングなどのアクティブな楽しみ方ができるのはもちろん、ただ、水辺のベンチに座っているだけでも気持ちがやすらぐものです。

周囲が公園、遊歩道などの遊びの場になっていることもよくあります。浅いせせらぎが作られているところなどでは子どもと一緒に水遊びができますし、場所によってはボートに乗れることも。


大田区の洗足池。周辺は公園になっており、桜の名所としても知られています


設備があればバーベキューも水辺の楽しみのひとつ。ただ、最近は野外で火を焚くことへの規制が厳しくなっており、定められた場所以外での無許可のバーベキューが禁止されていることもあります。そのため、どこででも楽しめるというわけではありませんので、要注意。 


多摩川の川崎市側にある川崎市多摩川緑地バーベキュー広場。機材のレンタルもあるので、材料さえ用意すれば気軽にバーベキューが楽しめます


また、スポーツでも水そのものを楽しむ動きが出てきています。たとえば、横浜市を流れる大岡川では最近話題のSUP(Stand Up Paddleboard、ボートの上に立ち、パドルを漕いで水面を進む。安定感のある専用ボードを使うため、初心者でも楽しめる。SUP上でヨガや茶道を楽しむイベントもあるほど)が楽しめるようになっており、最近はそれ以外の川にも広がっています。


横浜市を流れる大岡川でSUPを楽しむ人たち。大岡川沿いは桜並木が見事な場所でもあり、水上からの花見も楽しいとか


スポーツではカヌーも。桜の時期に埼玉県越谷市の元荒川でカヌーに乗ったことがあるのですが、両岸の桜を眺めながらゆっくり水の流れを感じるのは実に楽しい経験でした。元荒川では岸辺でバーベキューもできるので、花見が非常に盛り上がるのだそうです。釣りをしている人もみかけましたが、川によってはそんな楽しみもあります。


元荒川の水面から見た桜。埼玉県では元荒川以外でも綾瀬川、中川などでカヌーを楽しむ人達がいます


季節限定の楽しみとしては花見や花火があります。有名なところでは隅田川でしょうか。一説によると堤防に桜が植えられるのは花見に訪れる人が堤防を踏み固めてくれるからとのこと。確かに多くの川辺は花見の名所となっています。


隅田川沿いには親水施設「隅田川テラス」が整備されており、散歩やジョギングをする人達の姿をよく見かけます


花火大会も多くが川べりで開かれますが、これは打ち上げる場所の問題から。広い、人が来ない場所が必要なためで、それには川や海、球場などが適しているというのです。多摩川や荒川のように両岸で同日に花火大会が開かれるケースもあり、そうした場所に住んでいたらうらやましがられることでしょう。 

住むという観点ではデメリットも

川沿いなら遮るもののない眺望を楽しめます


では、水辺に住むとしたらどうでしょう。川を渡って来る風が涼しい、水辺の風景が心を癒やしてくれる、目の前の視界が広く開放的などメリットはいくつもありますが、一方でデメリットもあります。水害の危険です。


隅田川には夜間ライトアップされる橋もあり、そうした眺望も水辺に住む楽しさのひとつです


日本人は長らく水害と向き合ってきており、水害の多い地域では土地をかさ上げした棟を作ったり、避難用の舟を用意したりしてきました。近代以降は堤防や護岸を整備することで水害を減らしてきており、それほど意識しなくて済むようになってはきました。それでも、近年の気候変動でゲリラ豪雨と言われるような、想定外の降水があるなど水害の危険は軽視できません。 


首都圏の荒川、江戸川沿いや大阪の淀川沿いなどでは洪水に備え、一段高い場所に避難するための建物を用意する歴史がありました。写真は荒川近くに残された水塚(みづか。他の読み方をする地域、異なる名称もある)と呼ばれる建物


幸い、近年はどこの自治体でも水害の発生を予測、どこがどの程度浸水するかなどを図化したハザードマップを発表しています。それを参考に、実際の場所を確認、周囲から水が集まるような低地になっていないかを確認するなどの手があります。水辺の近くで住まいを選ぶ時には、忘れずチェックしましょう。 

水辺の活用でまちを変えようという動きも

ひとつ、水辺で面白い動きがあります。ミズベリングという水辺を活用し、それによってまちに賑わいを生み、コミュニケーションを促進するなどの効果を期待するという活動で、全国各地の水辺で進められています。

たとえば東京では2019年3月に江東区の大横川沿いに「深川川床」という水辺を楽しめる空間が生まれましたし、新潟県新潟市の信濃川沿いでは2007年から「萬代橋サンセットカフェ」、2016年から「ミズベリング信濃川やすらぎ堤」という飲食、イベントが楽しめる場が続けられています。大阪府大阪市では船会社が連携、桜の時期には予約無しで気軽に船からの花見が楽しめるようになっているのだとか。


春に大阪を訪れたならおすすめしたいのが桜を眺めるクルーズ。所要時間の異なる複数のクルーズがあり、気軽に楽しめます


こうした取組みは自分たちのまちを変えようと考える人達がいること、まちがこれから面白くなっていくであろうことなどを予感させるもの。水辺の使い方からまちの将来、可能性を考えるという見方もあるのではないでしょうか。


●文中で紹介されたエリアの駅で物件を探す


参考サイト 

最終更新日:2019年08月06日

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