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乗り入れ路線が増えて利便性アップで人気上昇 「浦和」ってどん...

2019年09月05日

中川 寛子

乗り入れ路線が増えて利便性アップで人気上昇 「浦和」ってどんなまち?

サッカーに大型店に名門校も

乗り入れ路線が増えて利便性アップで人気上昇 「浦和」ってどんなまち?

サッカーのまち、浦和の駅前にはこんな像が

古代から人が居住していた歴史あるまち

江戸時代の五街道のひとつ、中山道の宿場町だった浦和。歴史はそれよりも古く、旧中山道沿いにある調神社(つきじんじゃ)は「調宮縁起」によると、今からおよそ2,000年前の第10代崇神天皇の勅命により創建されたのだとか。社名となっている調は、律令制時代に税金とされた「租庸調」のうちの調と言われています。戦国時代には盛大な市が開かれていたとも伝えられており、古くから人が集まる場所であったことが分かります。


調神社は鳥居がないこと、狛犬の代わりに狛兎がいることなど一般的な神社とは異なる部分が多く、その点でも有名です


そのため、市内には歴史を感じさせる社寺やかつての面影を伝える商家も数は少なくなりましたが、残されています。その中でも目立つのが鰻店。かつてこの辺りには沼が多く、そこで獲れた鰻が名物になっているのです。


浦和駅周辺だけでも名店、老舗と呼ばれる鰻店が多数点在しています。奥に見えているのが県庁

明治期より公共施設が集まる県政の中心に

駅から少し歩いた高台に県庁を始めとする公共施設が集中して立地しています


その浦和が県政の中心になったのは明治2(1869)年のこと。浦和県庁(当時の県名は浦和県)が置かれ、同4年には県名、県域が変更になったため、埼玉県庁となりました。以降、今まで県都として県庁はもちろん、さいたま地方裁判所や埼玉県警察本部、商工会議所、県民健康センターなどや県政に関する公共団体、業界団体などが集中するまちとなっています。過去には3回にわたり、県庁移転問題がありましたが、県都としての地位は揺るぐことなく、現在に至っています。 


公共施設では図書館や美術館などの文化施設が集まっているのもこのまちの魅力。たとえば図書館では西口側に県立図書館浦和分室、東口側にさいたま市立中央図書館があり、読書好きにはうれしい環境。また、浦和には関東大震災後に多くの画家、陶芸家が移り住んできたそうで、古くは「鎌倉文士に浦和画家」と称されたとか。それを象徴するように旧中山道沿いの旧浦和市庁舎跡地には浦和ゆかりの画家の作品を集めたうらわ美術館もあります。県立図書館浦和分室が入っている埼玉県立文書館では地元の歴史や文化を知るための講座、講習会なども開かれており、子どものみならず、大人にも学びの機会があります。


再開発ビル内にあるうらわ美術館

文教エリアとしても人気 

埼玉県内はもちろん、全国的にも有名なのが文教エリアとしての人気。埼玉県は首都圏内では進学実績の高い公立高校が多いのですが、それが集中しているのが合併前の旧浦和市内なのです。代表格は県立の浦和高校、浦和第一女子高校、市立の浦和高校など。浦和高校、市立浦和高校の最寄り駅は北浦和ですが、エリア全体が教育熱心であることはお分かりいただけるでしょう。小中学校では埼玉大学付属の人気も高く、駅周辺には学習塾、予備校なども多数あります。


前述の調神社裏手にある県立浦和第一女子高校。周辺は静かな住宅街です

駅前には商店街、大規模商業施設が併存

西口のロータリーを囲む三方に駅ビルを始めとした大型商業施設が集まっています


駅の西口側には行政関係の施設だけでなく、商業施設も多く集まっています。駅前のロータリーを挟んでは百貨店、専門店ビルなど大規模商業施設があり、その横手、裏手にはなかまち商店街(仲一街商店会)、さくら草通りなどの商店街、飲食店街が続き、駅周辺だけであらゆる用事が済みます。


さくら草通り。木陰もある気持ちの良い通りです


反対側、東口側は2007年から再開発ビル、駅前広場やロータリーの整備が行われ、2015年に全く新しく生まれ変わりました。それまではずっと西口側と分断されており、昔ながらの細い路地に店舗、住宅などが密集する状況でしたが、一転、とても便利に。再開発ビル内には多目的ホールや研修室、音楽室などを備えた浦和コミュニティセンター、市民活動の活動を応援するさいたま市市民活動サポートセンター、国際交流センター、そして前述したさいたま市立中央図書館が入っています。


右手が駅、広場を挟んで再開発で生まれたビルが建っています


ところで、東西どちらの駅周辺にも共通するのは文教エリアというイメージのため、繁華街といってもいかがわしい雰囲気の店がないこと。派手にぎらぎらというよりも、どことなく上品というのがこのまちらしいのでしょう。

熱いサッカーファンの多い土地柄

その一方で地元の人たちの多くが熱くなるのがサッカー。浦和はJリーグ発足当初からのチームのひとつ、浦和レッズのあるまちなのです。そのため、駅周辺のガードレール上にはチームのマスコットやサッカーボールがあしらわれていますし、伊勢丹浦和店の前には選手の足型などが飾られていたりも。元々、前述の浦和高校、市立浦和高校など、全国高等学校選手権大会での優勝経験のあるチームが多かったため、古くからサッカーファンが多い土地柄なのです。そのため、時にはニュースになるほど熱い盛り上がりがあるのだそうで、スポーツ好きならその熱狂に交じってみるのも楽しそうです。


ロータリーに面した歩道上に設置された選手の足型や優勝の記録を記したプレートが飾られています

近年の人気上昇の背後には利便性アップ

ところで、ここ数年でまちの人気が上昇してきた背景には交通利便性のアップがあります。浦和駅は台地の縁にあり、駅構内を歩いてみると分かりますが、西口側から東口側へは下る形になります。そうした要因などから駅の形状に制限があったのですが、2004年から行われた駅改装で徐々に便利になってきたのです。2013年にはそれまで通過していた湘南新宿ライン、東武鉄道直通特急「日光」などが停車するようになり、さらに2015年には上野東京ラインが開通。浦和駅から東京・品川方面にダイレクトにアクセスできるようにもなりました。もちろん、駅の東西に通路ができて分断されていたまちがつながったことでの利便性アップもあり、そうしたもろもろが人気を押し上げたのでしょう。


駅周辺では道路の整備が行われているところもあり、また、タワーマンションの建設なども。まだまだ、これからもまちの様子は変わりそうです


利便性に加えて歴史、独特の文化など魅力も多いまち、浦和。歩いてみると様々な魅力に触れることができます。



参考サイト

最終更新日:2019年09月05日

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