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歴史と独特の雰囲気が魅力。鎌倉に住むってどうですか?

2019年12月03日

中川 寛子

歴史と独特の雰囲気が魅力。鎌倉に住むってどうですか?

物件は時間をかけて探す必要も

歴史と独特の雰囲気が魅力。鎌倉に住むってどうですか?

鎌倉のメインストリートとも言える、鶴岡八幡宮の参道。人、車でいつも賑わっています

三方を山で囲まれた歴史の地

鎌倉市は神奈川県の三浦半島西側の付け根に位置し、相模湾に南面するまちです。かつて鎌倉幕府が置かれた地でもあり、日本史の時代区分である鎌倉時代はこの地に由来しています。当時の政権は外敵から守りやすい場所を拠点に選んでいたため、政府が置かれていた、現在の鎌倉市の中心部は三方を山に囲まれた海に臨む土地でした。その後、周辺のまちも市内に含まれるようになったため、現在の鎌倉市は必ずしも当時と同じような地形の土地ばかりではありませんが、多くの人がイメージするのは当時の中心部だろうと思います。 


その後、室町時代以降は衰退しますが、江戸時代後期には大仏や長谷寺などが参詣客を集めるようになり、明治時代になってからは別荘地として繁栄、現在では住宅地であると同時に観光地としても知られるようになっています。


駅のすぐ脇から伸びる小町通り。観光客が多く集まる通りで、飲食店、土産物店が中心です

  歴史を感じる街並みに食の豊かさ、海の近さが魅力 

そうした背景から、まちの魅力はなんといっても街並み。歴史を感じる寺社が多く点在し、しかもその中には四季の花を楽しめるところも多く、散策にはうってつけ。背後の山々を巡るハイキングも楽しみのひとつです。また、市内にも古い日本家屋、洋館などが残されており、建築を巡るだけでも終日過ごせるほどです。こうした建物のうちにはカフェやレストランなどに改修されているものも多くあります。 

 

由比ガ浜大通りに面した国の登録有形文化財になっている鎌倉彫の店・寸松堂。まちなかにはこうした文化財になっている建物が多数あります


食の豊かさもうれしいポイント。鎌倉駅近くにある鎌倉市農協連即売所(通称れんばい)では地元産の採れたて野菜が安価に手に入りますし、鎌倉から2つ隣の大船駅近くには目の前の海で獲れた魚が並ぶ店も。鎌倉野菜はブランドとしても有名で、それを使ったレストランもあります。


駅にもほど近いれんばい。その日獲れたばかりの野菜が並ぶほか、乾物や焼き菓子などの店もあります。ただし、市内全体としてはスーパーなど生鮮食料品店はそれほど多いわけではありません

 

別荘地として舌の肥えた人達を相手にした歴史もあるのでしょう、天ぷらや寿司、鰻からイタリアン、フレンチと美味しいレストランが揃うのも鎌倉ならでは。観光で訪れていると鎌倉の飲食店は夜が早いように見えますが、住んでいる人に伺うとちゃんと夜遅い店もあるのだとか。住んでしまえば帰りを気にせず、そんな店の常連にもなれます。


海の近さももちろん忘れてはならないところ。海水浴やマリンスポーツはもちろん、海辺は散策にも、ぼーっとするにも楽しい場所。1949年から続く花火大会も夏の楽しみです。

湘南新宿ライン利用なら都心直通

交通ですが、鎌倉駅にはJR東日本、江ノ島電鉄線が乗り入れています。都心に向かう際には東京駅方面なら横須賀線、新宿方面なら湘南新宿ラインを利用します。地元の方に聞くと2001年の湘南新宿ライン登場以来、都心が近く、楽に行けるようになったとのこと。乗り換えなく恵比寿、渋谷、新宿などに行けるようになった上、グリーン席を利用すれば座って行ける可能性が高いため、車中で仕事ができるとも。鎌倉~新宿間は約1時間ですが、座って読書や仕事ができるなら、混雑する電車に短時間乗るより楽と考える人も少なくないようです。


最近では観光バスを見かけることも多い鎌倉駅前。スーパーや商店街も集まっています


江ノ島電鉄は藤沢駅と鎌倉駅の10キロを結ぶ短い路線ですが、沿線には観光地も多く、近年は乗り切れないほどの観光客が押し寄せることも。江ノ電沿線のみならず、鎌倉駅周辺、市内中心部の道路なども行楽シーズンには非常に混みあいますから、通勤、通学には余裕を持って臨む必要があります。 

 

住宅街の中をすり抜けるように走る江ノ電。各種グッズも出ており、電車好きの人にも人気

住宅建設には規制が多く、時間をかけて選ぶ必要も 

さて、気になる住宅ですが、鎌倉市にはこのまち特有の様々な規制があります。たとえば風致地区制度。これは「都市における良好な自然景観を保全し、自然と調和した緑豊かなまちづくりを目的としたもの」というもので、街並みを守るためには大事な制度ですが、その分、住宅建設に当たっては周辺の地域に調和した住宅にすることなど気を付けなくてはいけない点が多々あります。しかも、鎌倉市の市全域の約55.5%もが風致地区です。


鎌倉市役所に掲げられていた各種規制のある地域を現した地図。ちなみに鎌倉市役所は移転が計画されており、2028年度に新たに開庁の予定


また、古都だけに埋蔵文化財の発掘調査も義務づけられます。鎌倉市では市内の60%以上が埋蔵文化財包蔵地として指定されており、このエリアで土木・建築工事などを行う場合には、文化財保護法の規定によって発掘調査が必要とされることが多いのです。個人が自宅として建てる場合、市の教育委員会が発掘調査をしてくれるものの、当然ながら調査が行われている期間は工事はできません。その分、余分に費用がかかりますし、その間、住む場所を確保しておく必要も。事業者が建てる場合にもそうした余分にかかる期間分、価格が高くなることは当然想定できます。

 

観光客でにぎわう小町通りで見かけた発掘調査実施中の現場。普通にまちを歩いているだけでもあちこちで同様の掲示を見かけます


それ以外にも地域によっては土地面積に対して植栽の比率が決められていたり、急傾斜地の規制があるなど、鎌倉での住宅建設は他の地に比べてハードルが高くなっています。そのため、それほど潤沢に供給があるわけではありません。住まいを探す時にはある程度時間がかかることを想定しておいたほうが良さそうです。また、鎌倉に住むなら古民家と考える人はさらに、さらに時間と費用がかかることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。


傾斜地があったり、敷地内での緑の比率に決まりがある地域があったりと規制の厳しい鎌倉市。でも、だからこそ、良い住環境が保たれているのです

 

ハードルはあるものの、住みたい人が多く、魅力のあるまち、鎌倉。実際に訪ねて見てまちの様子をチェックするところから始めてみてはどうでしょう。


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最終更新日:2019年12月03日

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