ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
賃貸住宅で「原状回復」しなくていい傷とは? 国土交通省のガイ...

2014年11月12日

やじろべえ株式会社

賃貸住宅で「原状回復」しなくていい傷とは? 国土交通省のガイドラインを確認!

5分で分かる! 住宅用語シリーズ

賃貸住宅で「原状回復」しなくていい傷とは? 国土交通省のガイドラインを確認!

「原状回復」のモヤモヤを解消

原状回復は誰がどこまで負担する?

賃貸物件を退居する際に課せられる「原状回復」というしきたり。読んで字のごとく、“部屋の傷んだ部分を回復して返す”というもので、そのための修繕費は敷金から割り当てられます。

立つ鳥跡を濁さず、キレイにしてから次の人に明け渡すというのは借り主の責務ではあるものの、素人目にはこの「原状回復の範囲」がやや不明瞭で、時に納得しかねるリフォーム費用を請求されることもあるようです。しかしながらそうした場合でも、相手の言い値が妥当かどうかを検証せず、なすがままに受け入れるケースが多いのではないでしょうか? めんどうですし、何よりよくわからないですしね。

そんな時、「原状回復」における予備知識があれば、多少なりとも費用について交渉することも可能かもしれません。

国土交通省のガイドラインをチェック

そもそも、「原状回復」とはどこまでの範囲を指すのか?
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(※)」をもとに、ポイントをまとめてみましょう。

<原状回復とは?>
「賃貸人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他『通常の使用』を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」(ガイドラインより抜粋)

ガイドラインでは原状回復について上記のように定めています。要は、故意や過失、不注意によって生じた損耗などは原状回復の範囲内であるということ。通常の使用によって生じた損耗や経年劣化については対象外とされています。

原状回復というと「部屋を借りた当時の状態に戻すこと」であると思われがちですが、当ガイドラインにおいては通常使用により発生した損耗の修繕費はそもそも毎月の家賃に含まれているため、それを借り主が負担する必要はないとされているわけですね。これ、意外と知らない人多いんじゃないでしょうか?

通常の使用とは?

【床(畳、フローリング、カーペットなど)】
・家具の設置による床、カーペットのへこみ、設置跡
・畳の変色、フローリングの色落ち(日照、建物構造欠陥による雨漏りなどで発生したもの)

【壁、天井(クロスなど)】
・テレビ、冷蔵庫などの後部壁面の黒ずみ(いわゆる電気ヤケ)
・壁に貼ったポスターや絵画の跡
・エアコン(賃借人所有)設置による壁のビス穴、跡
・日照など自然現象によるクロスの変色
・壁などの画鋲、ピンなどの穴(下地ボードの張り替えが不要な程度のもの)

【建具(襖、柱など)】
・地震で破損したガラス
・網入りガラスの亀裂(構造により自然に発生したもの)

【設備、その他(鍵など)】
・鍵の取換え(破損、鍵紛失のない場合)
・設備機器の故障、使用不能(機器の寿命によるもの)


と、これらは通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられ、原則として原状回復費用を負担する義務はないとされているようです。
ちなみに、通常使用であっても借り主が手入れや管理などを怠ったことによって傷みが拡大してしまった場合は、原状回復の範囲に含まれるのでご注意を。

下地を傷つけるのはNG


なお、こちらのガイドラインはあくまでトラブル防止のための参考として定められているもので、法的な拘束力を伴うものではありません。基本的には最初に取り交わす契約書に基づいて原状回復の範囲が決まるわけですが、現行の契約書の条文があいまいな場合や、契約締結時に何らかの問題がある場合は「このガイドラインを参考に話し合いをしてください」(国土交通省)とのことです。
できれば契約時に原状回復の範囲についてもしっかり確認をし、納得がいかないところがあればガイドラインとつけあわせながら詰めておくことが望ましいといえるでしょう。

※原状回復をめぐるトラブルとガイドライン…国土交通省が策定するガイドライン。賃貸住宅標準契約書の考え方、契約トラブルの裁判例、取引状況などを考慮のうえ、原状回復費用負担のあり方について妥当と考えられる一般的な基準をまとめている。

最終更新日:2018年09月27日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。