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200年長持ち? 「長期優良住宅」ってどんな家?

2014年11月21日

やじろべえ株式会社

200年長持ち? 「長期優良住宅」ってどんな家?

5分で分かる! 住宅用語シリーズ

200年長持ち? 「長期優良住宅」ってどんな家?

孫の代まで住み続けられる家とは?

日本の家の寿命は、わずか30年足らず…

“丈夫で長持ち”が売りの「メイド・イン・ジャパン」ですが、こと住宅の分野においてはその限りではないようです。よくいわれることですが日本の住宅は海外に比べて寿命が短く、平均26年で建て替えられるそう。対して欧米はというと、アメリカが築44年、イギリスは築75年…(国土交通省調べ)。確かに、こうした国々と比べれば“短命”といえるかもしれません。

そんな背景もあり、平成21年に施行されたのが「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」。一定以上の耐震性やバリアフリー対策、維持管理のしやすさなどなど、長く住み続けるために必要な対策が講じられた住宅を「長期優良住宅」に認定し、減税などの優遇措置を与えるものです。



どんな基準があるの?

「200年住宅」などとも呼ばれるこの長期優良住宅とは、いったいどんな家なのでしょうか?
国交省による認定項目の概要を一部抜粋してみましょう。

【構造躯体などの劣化対策】
□数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること

【耐震性】
□極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること

【可変性】
□居住者のライフスタイルの変化などに応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること

【高齢者対策】
□将来のバリアフリー改修に対応できるよう、共用廊下などに必要なスペースが確保されていること

【省エネルギー対策】
□必要な断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていること

【住戸面積】
□良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること


なお、それぞれの項目については明確な基準があり、たとえば「良好な居住水準」は一戸建ての場合で75㎡以上とされ、「耐震性」においては「建築基準法レベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないこと」が求められます。

また、これら以外にも、周囲の景観への調和、将来にわたる維持管理プランの策定などが必須となっています。こうしてみると、その項目は多岐にわたり、なかなかハードルが高い印象。
単に長持ちするというだけでなく、「快適に安全に暮らす」という観点に重きをおいた認定制度となっているようです。


居住スペースや天井高などについても基準が設けられている


長期優良住宅になると何がお得?

と、一般住宅に比べなかなかハードルが高いように思える長期優良住宅。すべてをクリアするためにはコストも嵩んでしまいます。そうまでして認定のお墨付きを得るメリットはあるのでしょうか?

まず、ひとつは税制面での特例措置が挙げられます。長期優良住宅に認定されると、10年間で最大500万円の住宅ローン減税が受けられるほか、固定資産税が新築後5年間半額に(マンションの場合は7年間)。さらに、住宅購入時の登録免許税や不動産取得税などについても優遇措置があります。

加えて、住宅ローン金利の引き下げもメリットのひとつ。長期固定金利住宅ローン「フラット35」では一定の基準を満たした住宅に対し、最長10年間の金利を年0.3%引き下げる「フラット35S】を用意しています。仮に3000万円の借入れをした場合、総返済額が89万円ほど安くなる計算です。(※借入額3,000万円、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし、借入金利年1.79%※の場合)



今後はさらなる優遇措置も

長期優良住宅は初期コストもさることながら、完成後のメンテナンスにかかるランニングコストが一般住宅に比べて嵩みがちといわれます。それもあってか、現在のところその普及状況は今ひとつ。国交省の最新統計では、新築一戸建て住宅に対する長期優良住宅の割合は20%程度にとどまり、マンションではほとんど導入されていないのが実情のようです。

そのため、政府では「フラット35S」の金利優遇幅を0.3%から0.6%にする方針を固めるなど、普及を促すべくさまざまな施策を検討している模様。
また、国交省では現在、省エネ基準を満たす住宅を新築した人に対し、商品と交換できるポイントを付与する「住宅エコポイント」制度の復活を検討していて、実現すれば長期優良住宅による恩恵もさらに広がりそうです。

長く安心して住める家をご所望の際には、こうした優遇措置とかかるコストを天秤にかけつつ検討してみてはいかがでしょうか。



最終更新日:2018年08月30日

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