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「島全体が家でした」Ustream Angels蛯原天

2015年04月07日

夫婦漫才

「島全体が家でした」Ustream Angels蛯原天

わたしの育った家 file03

「島全体が家でした」Ustream Angels蛯原天

伊豆大島でゲストハウス管理人もしている天さん。

元祖島っ娘のUstream Angels天さん。島全体が家というイメージです。

Ustream Angelsメンバーとして東京で活躍しながら、実家のある伊豆大島でゲストハウスの管理人もしている蛯原天さん。元祖、島っ娘アイドルの彼女が育った家を振り返るインタビューをお届けする。

伊豆大島で家を建てるときの風習。

実家は2回、建て変わりました。1回目の家は小さかったのですが、高校1年生のときに2件目の家に引っ越しました。新しい家は、山を切り開いて建てたので大きかったです。田舎育ちの人はピンとくると思うのですが、実家では、600坪の「山」を持っています(笑)。伊豆大島では昔から自分の土地にひのきや杉を植えておいて、家を建てる時に、家の木材として使う風習があります。祖父も自身の畑にヒノキを育てており、私の父母が家を建てるときには使っていいと生前から言っていたようです。祖父は亡くなりましたが、家を建てる際に玄関の上がり端に、祖父のヒノキがありました。

お祖父ちゃんが育てたヒノキの木が玄関の上がりかまちに使われている(下)。上の写真はお祖父ちゃんと天さん。


島の家は冷蔵庫を山のように持つ?

家は間取りがシンプルで、両親の部屋と子どもの部屋、私の部屋、リビングとキッチンで構成されていました。島の家の特徴に、「冷蔵庫を山のように持つ」というのがあります。船や飛行機が渡って来れなくなったら、食料が手に入らなくなるので、保存食を蓄えておくのが常です。うちにも冷蔵庫は4つもありました。島では、お裾分けが多くて、いただいた畑で収穫された野菜や、釣った魚を保存するために使っていました。夏場は、キュウリとスイカで冷蔵庫がいっぱいになることもありました。

共働きの両親は母親が圧倒的に強かったという。家も母のスペースがほとんど。


海を眺める生活

海に面した大きな窓からは、真っ青の海と大きな空が見えるようになっています。三浦半島が対岸に見える位置に家がありました。

海ってたまに見ると、心が躍りますが、毎日見ていても見飽きることはないんです。海の表情は毎日くるくると変わります。島暮らしだと、天気が悪いと今日は船が出ないなとか、観光客が来られないなとか、いろんな島事情が頭を巡ります。

窓からの本土の夜景がきれいで、いつもぼーっと見ていたように思います。窓の外には、大きなテラスがあって、バーベキューを楽しんだりしていました。いま思うと、モダンな感じの生活ですね。

大きなテーブルを置いたテラス。猫のタネちゃんもお気に入りの場所だという。


海側に面した大きな庭には、オオシマザクラのサクラの木、ブランコがあり、子供には楽しすぎる庭でした。妹がいるので、よく2人で遊んでいました。山を切り開いて家を建てたので、隣の家まで徒歩で30分かかることもあって、妹とは密に遊んでいました(笑)。すぐ近くにお祖母ちゃんも住んでいました。

島で育つことのよさ

自分が島育ちで恵まれていたなと感じるのは、コミュニティが狭くて密というところです。親が共働きのため、学校のあとは村の人とばかり過ごしていました。「地域に育てられた」という印象を持っています。

そして、「きれいな空気」も忘れてはいけません。喘息やアレルギー持ちの子が療養で島に引っ越してきたりします。私も東京にきて鼻毛がすさまじく伸びました。

島の遊び

こどものときは、海に行って泳いだり、釣り人が捨てたテグスと針を拾って、自作の竿を作って釣りをしていました。山の中に子どもの秘密基地にしてはわりとできのいいツリーハウスを作ってました。サバイバル能力はこどものときに培ったので、いまでも高めだと思います(笑)。高校生になると、サーフィンしてから学校に来る友達もいました。インドア派の私は流木やビーチグラスを集めて、写真立てやアクセサリー、ランプシェードを作るのが好きでした。東京に来て、島ではゴミだと思っていた流木が、東急ハンズさんなどで高く売られてると聞いたときは驚きました。

こどものとき大好きだった食べ物メニュー

こどものとき大好きだった食べ物は、天ぷらです。自生する明日葉や、島のご近所さんからもらった魚、畑で採れた野菜を天ぷらにしていました。天ぷらというと豪勢なように思われるのですが、母曰く、一番お金に困った時のメニューだそうです。島では小麦粉と油があれば、何とか生きていけるというお祖母ちゃんの知恵がありました。

島を出る決意をした理由

これは島の8~9割の子どもたちが考えていることですが、高校を出たら島を出るというのが一般的なため、大きく決意をしたという意識はありません。しかしいまの仕事に就くにあたっては、さまざまな職業に触れる機会が少ない島の子どもたちが、いろいろな職業を知り、多種多様な夢を持つことができたらと、メディアに関わる仕事を選びました。原点は島にあり、島に錦を飾りたいという気持ちが根底にあります。

いまはどれくらいの頻度で帰ってる?

島に観光客が多く訪れるオンシーズン(7~8月、2~3月)は月に1度は帰ります。ゲストハウスの管理人をしています。築100年の古民家を、柱や扉を残して、ふすまや壁を貼り替えて、増築とリノベーションを施したゲストハウスです。船底天井という弓なりの梁が使われた天井や囲炉裏が、楽しい建物になっています。

ビーチまですぐのゲストハウス。古民家っぽい雰囲気。


なんと、天さんはいま、東京でヘビを飼っている。

伊豆大島にはマムシ・アオダイショウ・カラスヘビなどがいて、ヘビを珍しい動物とは思わなかったので、からあげ(飼いヘビの名前)を飼うことに抵抗はありませんでした。カラスヘビは、全国的によくいるシマヘビがメラニスティック(黒色化)した珍しい個体。伊豆大島に生息するシマヘビはなぜか全部メラニスティックになってしまうそうです。鳴かないし、週に一度のえさやりをするだけでいいので、出張の多い私には飼いやすい動物です。

首に巻きつく愛ヘビのからあげ。ローソンのからあげクンが好きすぎての命名だそうだ。


●ありがとうございました! これからもご活躍楽しみにしています。

最終更新日:2018年08月30日

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