ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
>
ワンフロアーを占有する豪邸物件を主人目線で読み込んでみる

2015年07月23日

夫婦漫才

ワンフロアーを占有する豪邸物件を主人目線で読み込んでみる

妄想間取り部

ワンフロアーを占有する豪邸物件を主人目線で読み込んでみる

この豪邸は、主人目線で読み込むと面白い。

こんにちは。間取り図大好きマドリストの森岡友樹です。

この連載「妄想間取り部」では、筆者である私が人生の閑散期(この10年)にヒマに任せて集め続けた、魅力的な間取り図コレクションから最新間取りまで、お気に入りなものを個人的な妄想とともに紹介しています。

今回は、前回に引き続きどうしてこうなった?な豪邸物件です。

前回は一戸建ての洋館であろう物件がどうしてこうなったか? その変遷を妄想してみましたが、今回はマンション物件です。しかもワンフロアー占有の物件です。

恐らくリフォームはしていたとしても、大掛かりなリノベーションはしていないだろうと思われますので、この間取り図を見ながら、生まれた理由や使い方を妄想してみることにしてみましょう。

まずは見てみましょう。


和室2室、洋室3室、主審室1室に応接間1間、追加でリビングダイニングキッチンがあるので7LDKになります。ウオークインクローゼット5室に、納戸が1室になんとシューズ収納室も1室ついているので、ウオークインクローゼットを納戸と同等に見なすと7LDK+7S(ストックルーム)ですかね?

でも通常、ウオークインクローゼットと呼ばれるスペースは広くても数にカウントしないで、間取り図にWICと表記されるだけとなるので、7LDK+2Sですかね?

しかしまぁ、ざっと見積もって収納だけで50畳以上。25坪以上、83㎡以上だろうということです。

一体ぜんたい何をこれだけ収納する必要があるのでしょうか。庶民の私にとってはこれだけでも、十二分にどうしてこうなった? と妄想できますが。

お金持ちのお宅を拝見していると、こういう収納が多いお宅を多く見かけ、やはりものをできるだけ捨てないことがお金持ちになる秘けつなのではないかとそう思うことがあります。

そのためには、使い捨てにするようなものではなく、すぐにダメになって捨ててしまうようなことがない質の高いものを買わねばならぬわけで、そのためにはお金持ちになる必要が……、あれ?

……さて、気を取り直して、間取り図を読み込んでみましょう。

うーむ、この物件、恐らく2世帯住宅で、このマンションのオーナー用の居宅として設計されたのでしょう。そしてその家族構成は、老夫婦+主人(夫婦)+子ども1人用ではなかろうかと。

さらに、ここからはうがった見方なのですが、子どもは女の子、それもすでに青年期を迎えているのではないかな?と想像しています。

老夫婦には応接間の横の和室12畳と洋室6.5畳が割り振られ、主人夫妻は主寝室と書斎。子ども(青年期の女性?)用の部屋に洋室9.8畳。

なぜ男の子じゃなく女の子かと思うかっていうのはまぁさっきも書いたように、多少なりともうがった見方だろうとは思うのですが。ざっくりいうと、部屋の位置関係でそう思ったということです。

壁越しとはいえ、書斎の横の部屋に、うるさい男の子の部屋をわざわざ置かないですよね?

2室がバルコニーを共有しているのも、暮らしの気配を感じたい、もし何かあっても駆けつけたい、避難路にもなる、そういう心理の表れではないかなぁと。それなのにもかかわらず、部屋へ向かう廊下は別にしているところは、男親と娘の関係を物語っているような気がします。

それと後は洋室9.8畳のウオークインクローゼットが大きいということ。それらを鑑みてここは青年期以上の娘さんのお部屋ではないか?と妄想しました。

では、洋室11.7畳は?となるでしょうが、ここはお客さんが泊まるように用意された部屋じゃないのかと。

なぜなら、この洋室2つに挟まれたウオークインクローゼットは“わざわざここに配置されている”と考えたからです。

このウオークインクローゼットをこの図の上側に配置して、居室11.7畳と入れ替えれば、同じくらいの広さで、いま以上に解放口が広く明るい部屋にでき、なおかつバルコニーも共有することができたはずです。

それなのに、この間取り図になっているのは、先ほどとはまったく逆に、気配を伝え合わないように考えた結果ではないかと推察(すいさつ)しますし、いざという時のことを考える必要性が低いからこそバルコニーを共有していないのだろうと。

なので、普段あまり使われないお客さん用の寝室用であると考えました。ウオークインクローゼットも小さいですし。

他にも、この物件を作った人は「ホール(大理石)」とか、20畳近い応接間を設けたり、家族の人数のわりにはトイレを多めに準備したりして、人を迎え入れる準備を各所に施していることからも、お客さん用の寝室を1つくらい用意していておかしくはないはずです。

もし逆に、ここがお客さん用の寝室でないとすると、ここはあえてのリクエストでこういう風に作られたロック少年か、ともかくにぎやかな生活音のする男の子の部屋でしょうね。そう考えると、他に比べると狭いウオークインクローゼットも理解できます。

以上がざっと読み込んで考えた妄想です。

あと、外階段が主審室に付いていることからも少し妄想を広げましたが、ここには書けないようなことになりそうだったので今回はこのへんで。



妄想間取り部では、不思議な物件、特徴的な物件、一見しただけでは不便かもしれない物件をどう楽しむか、どういう生活でなら最適か? どういう暮らしをして来ただろう部屋か?などを妄想して楽しんでいます。今後も、豪邸、プレハブ物件、墓ビュー、オーシャンビュー物件などの物件の間取りを愛情をもって妄想していきます。

そしていつでもみなさんの妄想間取り部への入部は随時受け付けております。間取り図への妄想力を鍛えてみませんか? ハッシュタグは「#妄想間取り部」。

(文:森岡友樹、イラスト:上野麗子)


最終更新日:2017年07月18日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。