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シャンデリアもある、ブルックリンの「ベッドだけの部屋」

2016年05月24日

夫婦漫才

シャンデリアもある、ブルックリンの「ベッドだけの部屋」

極小&快適空間のアイデア#02

シャンデリアもある、ブルックリンの「ベッドだけの部屋」

「四畳半相当の広さ」でありながらシャンデリアまでついた、とても居心地の良さそうな部屋を紹介します。

選りすぐりのモノに囲まれる4畳半のゴージャスな部屋

近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』の英訳版(“The Life-Changing Magic of Tidying Up”)がThe New York Timesのベストセラーリスト(ノンフィクション、アドバイス&ハウツー部門)にランクインしてからもうだいぶ経ちます。いま、NYTimes.com(※1)で確認したところ、もう77週もベスト10入りを続けているそうで、「本当に気に入ったものしか手元に置かない」という彼女の主張がじわじわと、かなり多くの人たちの間に浸透していることが感じ取れます。

私が米国での「こんまり流片付け術」人気を知ったのは、たしか1年あまり前、シリコンバレーの最新動向を20年近く追い続けてきたジャーナリスト出身のベンチャーキャピタリストが書いたコラム(※2)を通じてでした。次から次へと新しいモノ(サービスや製品)が出続ける渦中に身を置き、昼も夜もなく働き続けて、ちょっとお疲れかな……などと勝手に勘ぐったものでしたが、いずれにせよ女性だけでなく、件のジャーナリストのように50歳に手の届く男性にまで彼女の主張が共感を呼んでいるという点が深く印象に残ったものでした。

さて。今回紹介するのは、そんな「本当に好きなモノだけに囲まれて暮らす」生活を実践していそうなある女性の部屋のお話です。

スッキリとして明るい部屋の内観。大きなベッドが居心地よさそう

ブルックリン流「四畳半」快適空間

この部屋の住人のジェン・チューさんは、テレビや映画のセットなどを主に手掛けるインテリア・デザイナー兼アート・ディレクター。彼女のウェブサイトにあるポートフォリオ(仕事の実績)をみると、カーダシアン・ファミリーが登場する人気テレビ番組『Keeping Up with the Kardashians』で使われた邸宅の写真なども出ています。実は相当な売れっ子なのかも知れません。

この部屋の住人、ジェン・チューはプロのインテリア・デザイナー


ジェンさんはブルックリン(ニューヨーク)にあるアパートをルームメイトとシェアしているそうですが、彼女に割り当てられた空間は6フィート(約180センチメートル)x14フィート(約427センチメートル)のベッドルームと、それに7フィートx4フィートの予備室(?)の二間。メートルに換算すると両方あわせても10平方メートル強しかありません(畳にすれば5.5畳くらいの計算)。また写真の通り、寝室の大半をわりと大きめのベッドが占拠していますが、それでも狭苦しさ、あるいはシャビーさを感じさせないように思えるのは、きっとシャンデリアをはじめとする「選りすぐりの品々」のおかげでしょうか。

使ったのは「お金よりも知恵」

この部屋のことがあるウェブ動画サイトで紹介されたのはもう3年年以上前のことだそうですが、その後にジェンさんが記したブログのなかには、「子供の頃はボートかキャンピングカーで暮らしたいと思っていた」「ブルックリンで最初に住んだ部屋はニューヨークの規準からいったら結構な広さ(12フィートx20フィート)だったけれど、充分なストレージがなくていつもごちゃごちゃだった」「タイラ・バンクス(黒人女性モデル)の事務所の改装プロジェクトで知り合った知人から、手頃な『小さな部屋』があると聞いて、さっそく家主さんに問い合わせた」といったことが書かれてあります。

時にはソファやイスにもなる手製の大型ベッド


この部屋の印象を大きく左右しているシャンデリアについて、ジェンさんは「Brooklyn Fleaというフリーマーケットで手に入れたアンティークもの」で、それを「250ドルで電源工事をしてくれる人をCraigslistで探して、取り付けてもらった(Craigslistは有名なオンラインの掲示板)」といったことが書かれてあります。さらに、ジェンさんが「多目的家具」と呼ぶベッドも、ご本人が大学時代に勉強した木工の知識などを使いながら自分で制作した「ルイ王朝風ベッドのレプリカ」とのこと。なお、部屋の改装自体もジェンさんが多くの部分を自ら行ったようです。

フリーマーケットで手に入れたアンティークのシャンデリア

壁一面をつかった棚には数々のフレームや置物などが並ぶ

ジェンさんは、この部屋に置かれたアイテムについて、たとえば「高級なデザイン雑誌で『これは!』という写真などを見かけると、それを切り抜き、額に入れて飾っている」「窓に吊したシェードも、自分で切り抜いた文字を布地に張ったもの」などと動画のなかで説明しています。

これもお手製のシェード(ロールアップ・スクリーン)


引き戸の取っ手をフックにして、ピアスもオブジェに

ジェンさんのそうした工夫の跡がもっともうまく現れていると思えるのが、狭い壁の隙間を利用したピアスのディスプレイ。それぞれが凝ったデザインのピアスであるためか、こうした形で陳列されると、それぞれがアートのオブジェのようにも感じられます。

壁のスペースに小さな引き戸の取っ手を規則正しくレイアウトして、ピアスをかけるフックに応用


また、回転式アームのお陰で寝室と予備室の両方を照らすことが可能なランプなども思わず欲しくなってしまいそうなもの。

奥が寝室、手前が予備室のクローゼット。ランプの向きを変えることで、どちらの部屋も照らすことが可能


この部屋を訪ねてきた友人・知人が最初に口にするのは「なんて狭い部屋なの」という言葉。けれど次に口にするのは「写真を観て想像していたのよりはぜんぜん広いわ」……そうコメントするジェンさんの言葉に納得がいく部屋のつくりで、アイデアのヒントを探してつい何度も動画を観てしまいました。

間取り図。シンプルなスペースの活かし方が考え尽くされている

この部屋の様子などがよくわかる動画がYouTubeに公開されています。ぜひご覧になってみてください。
(坂和 敏)

画像提供:SPACEStv(CC)

(※1)NYTimes.com、(※2)コラム

最終更新日:2018年08月30日

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