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狭い家でも快適 うなぎの寝床で明かりを取り入れる方法

2016年09月07日

夫婦漫才

狭い家でも快適 うなぎの寝床で明かりを取り入れる方法

極小&快適空間のアイデア#04

狭い家でも快適 うなぎの寝床で明かりを取り入れる方法

アパートメントのある界隈の風景。並木の緑がなんとも涼しげ

スペイン流「陰影礼賛」?日本の町家を連想させるバルセロナのアパートメント

今回は日本の町家をどことなく連想させるバルセロナ(スペイン)の、とあるアパートメントの話を紹介します。

内部の様子を説明する部屋の主、ルイ・ミゲルさん。ミゲルさんの後ろがシャワールームと明かり取りのスペース、手前がベッドルーム、向かって右側奥のリビング・ダイニングと小さな坪庭には光が差し込んでいる

部屋の構造がわかる立体見取り図(上階)

部屋の構造がわかる立体見取り図(下階)


この部屋の広さは約40平方メートル。私たち日本人の感覚からいってもあまり広い部屋とはいえないかと思います。また部屋のつくりがいわゆる「ウナギの寝床」と呼ばれるような細長い形をしていて、たぶんそのままワンルームとして使っていたら、かなり日当たりのよくない部屋になっていただろうなあ、といった感じも伝わってきます。この部屋の住人であるカップルは、ふたりとも日中仕事で屋内に閉じ込められているような生活をしていたことから、自宅は日当たりが良く、たっぷりとしたアウトドアのスペースとしての「坪庭」がある部屋にしたかったそうです。そうした希望を叶えるのは、この部屋の改装を手掛けたデザイナーにはかなりハードルの高い注文だったかもしれません。

屋上につながる階段部分

屋上の明かり取りの部分は植え込みに


デザイナーにとってひとつラッキーだったのは、この部屋の上部がそのまま屋上になっていたことでしょう。その真ん中あたりに穴を開けて、下の階まで延びる明かり取りのためのスペースを取り、またそこに接するかたちでシャワールームを設置。さらに、この明かり取りのスペースを仕切りに使いながら、リビング・ダイニングとベッドルームをそれぞれ独立した形で設ける。小さな坪庭のようなこの明かり取りのスペースがいろいろな形で役立っている様子が見てとれます。

シャワールームの前で熱弁を振るうデザイナーのミゲル・アンゲルさん

シャワールーム内部

下から見上げた明かり取りの様子


シャワールームと明かり取りのスペースを区切るガラスは開閉式の扉になっていて、暖かい季節には外気に触れながらシャワーを浴びることが可能。また冬でも壁を伝うアイビーと日光のお陰でトロピカルな雰囲気が味わえるのだとか。それから、シャワールームとベッドルームを区切る磨りガラスについては「こうしたことで生活にちょっとした刺激(スパイス)が生まれる」などとも話しています。

ベッドルームとシャワールームを区切る磨りガラス。双方を引き戸で仕切ることも可能


小さめの庭とリビング・ダイニングがかなり明るい空間であり、それに対して直接光の当たらないベッドルームが比較的落ち着いた空間になっていることもわかります。両方のスペースを区切る白い引き戸(デザイナー曰く「日本の障子に刺激を受けた」とか)を開けておくと、視線の先のほうに明るい日差しに照らされた庭が見えるはず。「陰影礼賛」(光と影の美しさをたたえる、といった意味)などというちょっと大仰な言葉を見出しに使ってしまったのは、そんな明暗のコントラストを想像してしまったせいかもしれません。

キッチン横に立って見た時のベッドルームの落ち着いた感じが良い

庭からみたリビング・ダイニングはこんな感じ

この陰影のコントラストにたまらない魅力を感じるのは私だけ?

襖(ふすま)によく似た仕切りの白い引き戸

冷蔵庫とクローゼットに挟まれたトイレの扉

テレビの置き方にも一工夫

ワイン片手に開放的な生活を楽しむ部屋の住人たち

そのほか、ベッド下を全面的に活用した収納スペース、キッチンと連続する壁に埋め込まれた冷蔵庫やトイレ、あるいはダイニングテーブルやソファからも見られるように向きをぐるりと変えられるテレビなど、この部屋には狭いスペースをうまく活用するための工夫がたくさん盛り込まれているそうです。

坪庭のある町家暮らしを一度はしてみたいと思っていた私には、かなり グッとくるバルセロナの物件でした。

(坂和 敏)

最終更新日:2017年01月26日

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