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「羽毛布団」と「羽根布団」って同じじゃないの?

2017年02月16日

夫婦漫才

「羽毛布団」と「羽根布団」って同じじゃないの?

プロに教わる布団のイロハ(前編)

「羽毛布団」と「羽根布団」って同じじゃないの?(写真:アフロ)

「羽毛布団」と「羽根布団」って同じじゃないの?(写真:アフロ)

こんなにいろいろ! 布団の基礎知識

新年度も近づくこの時季、新生活に備えて布団の購入を予定している人や、買い替えを検討中の人も多いのでは。さまざまな種類がある布団ですが、知らないことも意外とたくさんあるのではないでしょうか。人気のネットショップ「ふとんの玉手箱」の荒巻さんに、失敗しない選び方から快適に長持ちさせる手入れ方法、丸洗いやリフォームまで、しっかり教えていただきました。

まず、荒巻さんのご協力を得て一覧表を作ってみました。

絹布団は「別格すぎるので参考までに」とのこと。

絹布団は「別格すぎるので参考までに」とのこと。


中身となる材料もいろいろ、値段の幅もかなり広いですが「羽毛」と「羽根」で価格に4倍もの差が! どちらも「羽」ですが、何が違うのでしょうか?

「羽毛は『ダウン』、羽根は『フェザー』のこと。ダウンは水鳥の胸やお腹あたりにある綿毛のような芯のないふわふわした毛で、軽くて保温効果が高いものです。一方、フェザーはいわゆる羽根。真ん中に硬い軸があるため弾力性も保温性もありませんが、通気性ではダウンに勝ります。羽毛布団と羽根布団の区別はダウンの比率で決まりますが、ダウンが多いほど軽くて暖かい布団になり、フェザーが多いほどガサガサした感触になります」(荒巻さん)

たったの1文字違いですが、ずいぶん異なるのですね。それぞれの特徴と選ぶポイントをもう少し詳しくご紹介します。

適当に買うのはもう卒業! 自分に合った布団をとことん選ぶ

詰め物の種類や比率、中身を包んでいる生地「側生地」の素材、手入れ方法などいろいろなことがわかる。

詰め物の種類や比率、中身を包んでいる生地「側生地」の素材、手入れ方法などいろいろなことがわかる。


【羽毛布団】
軽さと暖かさ、手入れしやすさではトップ。耐久性もあります。ダウン50%以上であれば「羽毛布団」と呼べますが、5つの主な条件によって暖かさが変わり、値段も品質も幅があります。

●ダウンの比率
比率が高いほど暖かい。85%以上がおすすめ

●ダウンの品質(ダウンパワー)
この値が大きいほど暖かい。1gあたりの体積で4段階に分ける「ゴールドラベル」(日本羽毛製品協同組合認定)という品質表示が参考になる。

●水鳥の種類
ダック(アヒル)<マザーダック(アヒルの母鳥)<グース(ガチョウ)<マザーグース(ガチョウの母鳥)の順で暖かい

●羽毛の産地
ポーランド・ハンガリー・ロシアなど寒い地方でとれた羽毛が暖かい

●キルティングの方式
平キルト(2枚を縫い合わせたもの)より立体キルト(マチを入れてふんわりと高さを出して縫い合わせたもの)、立体キルトよりも二層キルト(立体キルトの間に布を入れたもの)が暖かい

暖かさとは関係ありませんが、外側に使う生地しだいでフィット感がかなり変わるそう。側生地の素材もチェックして選ぶのがおすすめです。

【羽根布団】
手頃な値段が魅力の羽根布団。ダウンより重く通気性がよいため、夏に使いたい人や重めの布団が好みの人には向いているそうです。布団の中ではもっとも安価なので、急場しのぎや短期間の使い捨て感覚での使い方も。

【羊毛布団】
吸湿性が高く、発散性ではトップ。眠っている間にかく汗をどんどん吸収・発散するので、いつもさらさらで快適な寝心地です。乾燥した場所に保管すれば快適な状態を保てますが、動物性たんぱく質を含むため、不衛生にしていると虫がわくこともあるそう。また、人によってはニオイが気になる場合もあるので、購入前にチェックしましょう。
敷き布団の場合は、羊毛100%だとクッション性が低いので、敷パッドのように使うのがおすすめ。化繊と組み合わせた「羊毛混」なら、吸湿性は下がるものの、1枚で使えます。「GF(グッドふとん)マーク」(日本寝具寝装品協会認証)などの品質表示がついたものが安心です。

【綿布団】
いわゆる「コットン」を詰め物にした布団で、吸湿性ではトップ。かつては主流だったもので、最近ほどよい弾力性が見直されつつあります。保温性も優れていますが、吸い込んだ湿気を発散するのが苦手。マメに干す必要があります。また、ほかの布団に比べて重いので、布団の上げ下ろしが大変かもしれません。中綿の質が重要なので「GFマーク」つきを選びましょう。

【化繊布団】
毛布や敷きパッド、掛け布団、布団カバーなどさまざまな寝具に使われる化繊。値段が手頃で軽くて暖かく、家で洗濯できて清潔に保てます。いいことづくめに思えますが、実は化学繊維ゆえに静電気が発生したり、吸湿性の低さから寝ているうちに蒸れたりといった弱点も。化繊同士だと静電気が発生しやすくなるので、掛け布団・敷き布団のどちらかやパジャマを天然繊維のものにするなどの工夫を。静電気防止加工された製品を使うと多少は軽減できます。

住環境や自分に合った布団選びを。(写真:アフロ)

住環境や自分に合った布団選びを。(写真:アフロ)


ここまで簡単にご紹介しましたが、理想の布団はイメージできましたか?

品質と値段は比例するものの、高ければいいとは限らないのが難しいところ。「たとえば、羽毛布団の最高ランク『プレミアムゴールドラベル』はとても寝心地がいいですが、マンションなどの気密性が高い建物や寒冷地でしっかり暖房をした建物にお住まいの方、暑がりの人は暑く感じてしまう場合もあります」(荒巻さん)

買う前に住環境を確認し(引っ越し予定の人は特に注意!)、重さ・厚さ・感触の好みや求める暖かさ、だいたいの予算まで決めておきましょう。その上で徹底的に比較検討するか、信頼できるお店を見つけて相談するのがおすすめです。

後編では快適さを長持ちさせるコツをご紹介します。(つづく)

(取材・文/高柳涼子)

取材協力:ふとんの玉手箱(Yahoo!ショッピング)
明治33年創業の老舗「大杉屋ふとん店」が運営するネットショップ。販売から丸洗い、リフォームまで手がけ、豊富な品揃えと丁寧なアドバイス、独自の保証などで「安心できるお店で納得して買いたい」というユーザーからの高い評価を得ている。

最終更新日:2017年02月17日


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