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非常時でもあわてない。お鍋1つで複数の料理を作る方法

2017年03月10日

夫婦漫才

非常時でもあわてない。お鍋1つで複数の料理を作る方法

災害のときに使える知識

非常時でもあわてない。お鍋1つで複数の料理を作る方法

災害時の自宅避難に備えるセットとは?

非常時こそほっとするご飯を

ものを多く持たない、すっきりとした暮らしがブームの昨今ですが、減らしすぎると非常時が心配……。最近は大都市を中心に災害時の在宅避難を勧める自治体も多くなったので、必要最低限のものは自宅に備えておくと安心ですね。

中でも食事は重要な要素の一つ。今回は「防災食を作って食べよう!」という講座を開催する「なごみスタイル」の澤田真美子さんに、自宅に常備しておきたい食材や調理グッズについて教えていただきました。

まず挙げたいのが、使える熱源が限られる中でも大活躍するカセットコンロとポリ袋。袋に食材を入れてお湯で煮る「パッククッキング」という料理法なら、何種類もの料理が一度に簡単に作れるそうです。

「非常時こそ、いつもの味でホッとできる瞬間が必要だと思います。カセットコンロとポリ袋、お鍋、水があれば、ごはんも炊けるし、お味噌汁もカレーもナポリタンも作れるんです!」と澤田さん。冷蔵庫に入っている食材やお米、缶詰などを上手に活用すれば、買い物なしで数日間しのぐことはじゅうぶん可能だそうです。

必ず備えておきたい食品・調理グッズ

非常時にカセットコンロで料理をするために揃えておきたい食品や調理グッズをご紹介します。

【食品】
  • 野菜・お米(食べ慣れているものでOK。いつも少し多めに買う習慣をつける)
  • 缶詰・レトルト食品(自分や家族の好みのもの)
  • 乾麺

【調理器具】
  • カセットコンロ・カセットボンベ(強火の場合、1本で1時間前後が使用時間の目安。家族の人数に合わせて用意しておく)
  • 鍋(直径30cmくらいあると、一度に数品または数人分の調理ができて便利)
  • ポリ袋(料理に使えるのはスーパーなどで会計後にお豆腐やお肉を入れるような、シャカシャカした半透明のもの。透明なビニール袋は熱に弱いので避ける。100円ショップなどでも購入可能)
  • 菜箸
  • トング
  • ラップ
  • キッチンバサミ
  • 包丁またはナイフ
  • まな板
  • ピーラー
ポリ袋パッケージに「高密度ポリエチレン」「0.01mm以上の厚さ」という記載があり、マチがないものを選ぶ

ポリ袋パッケージに「高密度ポリエチレン」「0.01mm以上の厚さ」という記載があり、マチがないものを選ぶ


「計量カップや計量スプーンもあれば便利ですが、手持ちのおたまやマグカップ、スプーンなどに入る量を知っておけば、なくても大丈夫。ペットボトルのキャップ2杯=大さじ1、内側の線まで=小さじ1、500mlのペットボトルにお米3合が入るなど、手に入りやすいもので覚えておくのも便利です」(澤田さん)

ふだんも使えるものばかりですが、非常時に一つずつ探し集めるのは大変なもの。ボックスなどにひとまとめにしておくと安心です。常温保存できる食材も一緒に入れておき、使ったものから補充していく「ローリングストック法」なら、いつでもベストな状態で保管できます。
「日ごろから在庫確認も兼ねて缶詰などを食べ、好みの味やおいしく食べる工夫を確認しておくと、むだなくすっきり使い切れます。慣れておくと非常時にも落ち着いて行動できるので、今回ご紹介するものも、ぜひ一度、作ってみてくださいね」(澤田さん)

1時間後には「炊きたてごはん」が食べられる!

今回は基本として、ごはんの炊き方を実際にご紹介します。

用意するものは、お米・水・ポリ袋・鍋・カセットコンロ、加熱に使う水です。作り方は、ポリ袋にお米と水を入れて煮るだけ。袋ごと器に入れて食べれば清潔に使えて洗い物も出ないので、食中毒防止や水の節約になります。

お米は上記で1人分。水はお米の1.5倍が目安だ。プリンの空き容器で計ることもできる。真ん中の線あたりがお米60g、真ん中の線の少し上が水90cc。精米技術が進化しているのでとがなくても大丈夫。無洗米の場合は普通のお米の時と同等かやや多めに

お米は上記で1人分。水はお米の1.5倍が目安だ。プリンの空き容器で計ることもできる。真ん中の線あたりがお米60g、真ん中の線の少し上が水90cc。精米技術が進化しているのでとがなくても大丈夫。無洗米の場合は普通のお米の時と同等かやや多めに

そのまま30分おく。ポリ袋は1枚で大丈夫だが、破れるのがどうしても心配な場合は2枚重ねで使ってもOK

そのまま30分おく。ポリ袋は1枚で大丈夫だが、破れるのがどうしても心配な場合は2枚重ねで使ってもOK

ポリ袋が膨張して破裂したり、浮いてしまったりして加熱ムラができるのを防ぐため、口に向かってしっかり空気を抜きながらねじる

ポリ袋が膨張して破裂したり、浮いてしまったりして加熱ムラができるのを防ぐため、口に向かってしっかり空気を抜きながらねじる

なるべく口の近くでしばる。洗濯バサミや輪ゴムで止めてもOK

なるべく口の近くでしばる。洗濯バサミや輪ゴムで止めてもOK

弱火で30分煮る。使う水の量は鍋の6~7分目くらいまで。食べ物に直接ふれないので、飲料用水でなくてOK。鍋に入れっぱなしで何度も使え、洗濯や掃除などにも再利用できる

弱火で30分煮る。使う水の量は鍋の6~7分目くらいまで。食べ物に直接ふれないので、飲料用水でなくてOK。鍋に入れっぱなしで何度も使え、洗濯や掃除などにも再利用できる

できあがったら火を止めて袋ごと取り出す

できあがったら火を止めて袋ごと取り出す

食べるときは袋の口を切って器にかぶせる。味をつけて袋の上からにぎればおにぎりにも!

食べるときは袋の口を切って器にかぶせる。味をつけて袋の上からにぎればおにぎりにも!

おかずからおやつまで!数種類まとめて作れるのも便利

ごはん以外にもいろいろなものが作れます。簡単にご紹介しますが、ポリ袋にすべての材料を入れて20~30分煮るという手順は共通です。

親子丼の具。次々と袋に入れ、袋の上からもんでまぜる

親子丼の具。次々と袋に入れ、袋の上からもんでまぜる


卵も別の器で溶かず、そのまま入れてもめばOK

卵も別の器で溶かず、そのまま入れてもめばOK


分量はすべて1人分の目安です。数人分作る場合も1人分ずつ分けて袋に入れるのがポイント。しっかり火が通り、ムラなく調理できます。

【カレー・シチュー】
  • 切った野菜(ありあわせを全体でひとつかみ分くらい)
  • 肉(あれば)またはツナ缶
  • カレーまたはシチューのルー(ひとかけら)
  • 水(80cc)
→弱火~弱めの中火で20分

【親子丼の具】
  • 玉ねぎスライス(1/4個)
  • 卵(1個)
  • 焼き鳥の缶詰(タレ味)
→弱火~弱めの中火で30分

【焼きそば】
  • 軽くほぐした蒸し麺(1袋)
  • 添付のソース(液体ならそのまま、粉末なら大さじ2の水を足す)
  • 切った野菜(ありあわせを全体でひとつかみ分くらい)
  • 肉(あれば)またはウインナー(80gくらい)
→弱火~弱めの中火で20分

【肉じゃが】
  • 豚肉など(80gくらい)
  • じゃがいも・にんじん・たまねぎ(各1/4個)
  • さとう・しょうゆ(各小さじ2)
→弱火~弱めの中火で20分

【蒸しケーキ】
  • ホットケーキミックス(パッケージに「4枚分くらい」として記載がある分量)
  • 水(パッケージに「4枚分くらい」として記載がある分量)
  • 卵(1個)
→弱めの強火で30分
  • フルーツ缶(好みで適量)
  • ココア(好みで適量)
※おやつとして食べるならこの分量で4人分くらい。フルーツ缶やココアをまぜこんだり、できあがりにトッピングしても美味。フルーツ缶を使う場合は缶のシロップ+水で規定の分量にします。

食材の準備完了。ここまでは子どもでも簡単にできそう

食材の準備完了。ここまでは子どもでも簡単にできそう

実際に作ってみました。おいしい!

今回はごはん、親子丼の具、焼きそば、蒸しケーキを作り、紙食器に袋ごと盛りつけた

今回はごはん、親子丼の具、焼きそば、蒸しケーキを作り、紙食器に袋ごと盛りつけた


編集とライターで実際に作って食べてみた第一声は「なにこれおいしい……!」。ごはんは臭みなく炊けているし、しっとり食感の焼きそばや親子丼も普通に作ったものとは別のおいしさ。蒸しケーキの甘さにはほっとしました。

一度にいろいろなメニューが作れるので、ふだんの食事やキャンプなどにも応用できそうですし、災害時にも心と体のケアに役立ってくれることまちがいなし。まずは、食材の在庫確認・処分を兼ねてお休みの日にでも練習で作ってみてはいかがでしょうか。

(取材・文:高柳涼子/イラスト:ウエノレイコ)

小学校教員の経験を持ち、家事全般や整理収納に詳しい澤田真美子さんが主宰。子どもから大人までを対象に自宅に出張して教える「家事塾」や、首都圏の個人宅での整理収納指導などで各地に出かけるほか、整理収納アドバイザー講座の講師なども務める。今回紹介した内容は、「防災食を作って食べよう!」講座で詳しく学ぶことができる。

最終更新日:2017年03月10日


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